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グスタフ(グスターヴ)・ホルストの讃歌「我は汝に誓う、我が祖国よ」H.146を聴く

2023-11-19 10:24:59 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
自分のホームページが閲覧できない状況になっていたので、
しばらく、ブログをやめていました。
大丈夫になったようなので再開します。
これからはグスタフ(グスターヴ)・ホルストの作品で、
今までとりあげていなかった作品をとりあげていきます。
今回は、1921年に作曲された讃歌「我は汝に誓う、我が祖国よ」H.146、
原題はI vow to thee, my countryをとりあげる。
聴いたCDはジョシュア・ライアンのオルガン、ウィリアム・ヴァン指揮、
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団の演奏によるものである。
詩は1859年生まれの外交官セシル・スプリング・ライスによるもので、
「木星」の中間部に出てくるせんりつにのって歌われる。
オルガンの伴奏に乗って1番では祖国への忠誠心の内容、
2番では平和で穏やかな理想の国家の内容の歌詞が合唱で歌われる。
第一次世界大戦休戦協定記念式典の中で歌われたこともあって、
内容は愛国的であるが、軍隊も王もいない理想の国家については、
そんな理想の国家があったらいいのになとも思うのである。
権力者がいるから権力者の名のもので戦争が行われ、
軍隊があるから終わりなき戦闘が続いてしまう。
第一次世界大戦のあとに歌われた理想の国家は、
今になっても実現しているとはいえないのだろうな。

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