Mars&Jupiter

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鶴ヶ峰から二俣川を歩く、そしてエドゥアール・ラロのヴァイオリン・ソナタ

2008-04-27 06:41:07 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川を歩きました。
昨日聴いたのは、ラロのヴァイオリン・ソナタ作品12である。
出世作として世に知られるヴァイオリン協奏曲や、
スペイン交響曲よりも前の1853年に作曲されたこの曲は、
あまり知られていないところもあるが、いい曲である。

第一楽章アレグロ・モデラートはソナタ形式で書かれ、
第一主題は明るく、軽快で、すがすがしい。
ヴァイオリンの魅力を十分に発揮した曲で、
流れるような音楽で、甘美なところもある。
ピアノのパートの方も軽快な旋律を刻み、
単なる伴奏に終わっていないところがいい。
第二楽章の変奏曲、アンダンテ・コン・モトは、
ゆったりとした主題を第一の変奏でピアノ・ソロで演奏し、
その後はヴァイオリンを中心に変奏を展開する。
夢のあとのような名残惜しさを感じさせながら、最後静かに終わる。

第三楽章ロンド、ヴィヴァーチェは軽快に始まる。
短い曲であるが、疾走していくように、一気に終わる。
演奏するジャン=ジャック・カントロフのヴァイオリンと、
ジャック・ルヴィエのピアノの演奏で聴いたが、
息の合った演奏はなかなかである。
さすが、ヴァイオリン奏者などで活躍したラロらしい、
ヴァイオリンの魅力を感じさせる音楽である。

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