Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーのピアノと木管楽器のための六重奏曲H.174を聴く

2014-12-03 06:42:32 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
一昨日、昨日もウォーキングを休みました。
仕事の忙しさはやっとピークを過ぎたという感じです。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1929年に作曲されたピアノと木管楽器のための六重奏曲H.174である。
聴いたCDはフェンウィック・スミスのフルート、
サリー・ピンカスのピアノ、ジョン・フェッリロのオーボエ、
トーマス・マーティンのクラリネット、
リチャード・ランティのファゴット、
スザンヌ・ネルソンのファゴットによる演奏。
第一楽章ポコ・アンダンテ(前奏曲)は、
クラリネットの柔らかな音と他の木管楽器の響きで始まり、
ピアノが加わっていき、それぞれの木管楽器が絡んでいく。
ピアノが刻むリズムに乗って、木管楽器が奏でていくところは、
いかにもマルティヌーらしく、ジャズの要素も入っている感じだ。
最後は木管楽器の優しい響きの中で終わる。
第二楽章アダージョは、ピアノとクラリネットで始まる。
ファゴットやフルート、オーボエも加わり、
やや悲しげな感じの旋律が奏でられていく。
一方でそれを慰めるかの優しい木管の響きが奏でられ、
しかし、それはピアノの響きに打ち消され、
最後は穏やかな響きの中で終わる。

第三楽章スケルツォ(アレグロ・ヴィーヴォ)は、
ディヴェルティメントⅠとも書かれている。
フルートとピアノの明るく軽快なリズムと旋律で始まり、
ジャズの影響もあってか、とてもリズミックである。
この楽章だけは最後までフルートとピアノにより奏され、
フルートの技巧的な奏法も見ることができる。
第四楽章ブルース(ディヴェルティメントⅡ)は、
冒頭はフルートとピアノで始まり、
そこにファゴットなど木管楽器が絡んでいく。
軽快なリズムを奏でるピアノの動きが楽しい。
第五楽章フィナーレは、木管楽器全体で旋律を奏でて始まり、
ピアノが加わっていくが、木管楽器によるフーガ風の展開もあり、
木管楽器による動きとピアノが絡み合い、楽しい楽章となっている。
最後はピアノが昇り詰めるような音型を奏で、
木管楽器も加わり、盛り上がったところで終わる。

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