年末はベートーヴェンの交響曲を聴く。
今日は交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55から、
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68まで聴きました。
今回聴いたCDはサー・コリン・デイヴィス指揮、
BBC交響楽団の演奏で1970年代の録音である。
それぞれについて簡単に感想を書いていく。
交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55は、
第一楽章から颯爽とした感じで力みのない演奏である。
自然に流れていき、各楽器の音もバランスよく鮮明に聴こえる。
第二楽章も感情に流されることはないが、
演奏はダイナミックでドラマティックである。
第三楽章、第四楽章を聴いても見通しの良い演奏で、
各楽器の音の動きがよくわかるし、音量のバランスがいい。
終わり方もとてもスマートな感じがする。
交響曲第4番変ロ長調作品60は高校時代に友人の家で、
発売されたばかりのこの録音のレコードを聴いた思い出がある。
第一楽章のゆったりと始まる序奏に続き、
あふれんばかりにみなぎる力で弦楽器が主題を奏で、
始まる感じが印象に残っていて、友人が勧めていた。
その時のことを思い起こすかのように生き生きとした演奏である。
流れるように音楽は進み、力強さとやさしさのメリハリを感じる。
第二楽章はゆったりと始まり、木管楽器の響きが美しい。
第三楽章と第四楽章は弦楽器の活躍が際立っている。
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」は、
第一楽章のはじまりは特に変わったところはないが、
徐々に力がこもっていくなと感じたりする。
金管楽器と弦楽器が特に緊迫した感じを出している。
第二楽章は弦楽器でゆったりと静かに始まるが、
金管楽器が鳴り響くところは力強く対照的である。
第三楽章は金管楽器が鳴り響いて始まるところが力強い。
第四楽章も堂々として力強くなかなか素晴らしく、
金管楽器と打楽器の鳴り響く最後がいい。
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68は、
第一楽章の軽快で躍動的な始まりがいい。
展開部からの部分が特によく、流れるような進行がいい。
第二楽章は木管楽器の中での旋律の受け渡しが心地いい。
第三楽章以降も自然な流れで各楽器の音のバランスがいい。
第四楽章の荒々しさの中では弦楽器が動きのよさをみせる。
第五楽章でも弦楽器が流れるように美しい旋律を奏でていき、
金管楽器とともに盛り上げて、最後はさわやかに終わる。
一気に第3番から第6番まで聴いてみたが、
この時期のコリン・デイヴィスのベートーヴェンは、
なかなかオーケストラも含めいい演奏をみせていると思う。
今日は交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55から、
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68まで聴きました。
今回聴いたCDはサー・コリン・デイヴィス指揮、
BBC交響楽団の演奏で1970年代の録音である。
それぞれについて簡単に感想を書いていく。
交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55は、
第一楽章から颯爽とした感じで力みのない演奏である。
自然に流れていき、各楽器の音もバランスよく鮮明に聴こえる。
第二楽章も感情に流されることはないが、
演奏はダイナミックでドラマティックである。
第三楽章、第四楽章を聴いても見通しの良い演奏で、
各楽器の音の動きがよくわかるし、音量のバランスがいい。
終わり方もとてもスマートな感じがする。
交響曲第4番変ロ長調作品60は高校時代に友人の家で、
発売されたばかりのこの録音のレコードを聴いた思い出がある。
第一楽章のゆったりと始まる序奏に続き、
あふれんばかりにみなぎる力で弦楽器が主題を奏で、
始まる感じが印象に残っていて、友人が勧めていた。
その時のことを思い起こすかのように生き生きとした演奏である。
流れるように音楽は進み、力強さとやさしさのメリハリを感じる。
第二楽章はゆったりと始まり、木管楽器の響きが美しい。
第三楽章と第四楽章は弦楽器の活躍が際立っている。
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」は、
第一楽章のはじまりは特に変わったところはないが、
徐々に力がこもっていくなと感じたりする。
金管楽器と弦楽器が特に緊迫した感じを出している。
第二楽章は弦楽器でゆったりと静かに始まるが、
金管楽器が鳴り響くところは力強く対照的である。
第三楽章は金管楽器が鳴り響いて始まるところが力強い。
第四楽章も堂々として力強くなかなか素晴らしく、
金管楽器と打楽器の鳴り響く最後がいい。
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68は、
第一楽章の軽快で躍動的な始まりがいい。
展開部からの部分が特によく、流れるような進行がいい。
第二楽章は木管楽器の中での旋律の受け渡しが心地いい。
第三楽章以降も自然な流れで各楽器の音のバランスがいい。
第四楽章の荒々しさの中では弦楽器が動きのよさをみせる。
第五楽章でも弦楽器が流れるように美しい旋律を奏でていき、
金管楽器とともに盛り上げて、最後はさわやかに終わる。
一気に第3番から第6番まで聴いてみたが、
この時期のコリン・デイヴィスのベートーヴェンは、
なかなかオーケストラも含めいい演奏をみせていると思う。