Mars&Jupiter

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リヒャルト・ワグナーの楽劇「ジークフリート」全曲を聴く

2018-01-03 20:47:41 | 古典~現代音楽ドイツ編
しばらく、妻方の親類の集まりなどで忙しかった日でした。
残った2日でワグナーのニューベルングの指輪の続きを取り上げます。
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1871年に作曲した楽劇「ジークフリート」である。
今回も簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDはジークフリート役(テノール)の
ヴォルフガング・ノイマン、ミーメ役(テノール)の
ハンス=イェルク・ヴァインシェンク、
ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のカルラ・ポール、
さすらい人役(バス)のジョン・ウェーグナー、
アルベリヒ役(バリトン)のオレク・ブリヤーク、
エルダ役(アルト)のオルトルン・ヴェンケル、
ファーフナー役(バス)のサイモン・ヤング、
森の小鳥役(ソプラノ)のタイニー・ペータース、
ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団の演奏による。
第1幕は前奏曲のあとジークフリートとミーメの対話が続く。
そして、外にジークフリートが出た後そこにさすらい人が現れる。
さすらい人はヴォータンであり、ミーメとの間に対話が続き、
3つの問いをさすらい人がミーメにする場面となる。
そのあと再びジークフリートとミーメの対話になるが、
ノートゥングを鍛え上げるのはジークフリートしかいないことを
ミーメが伝え、ジークフリートがそれを鍛え上げるとことが、
一つの見せ場であるが、うまくドラマティックに盛り上げている。
第2幕は重々しい前奏曲に始まり、「欲望の洞窟」で、
アルベリヒとさすらい人が対話をする第1場に続いていく。
第2場はジークフリートが大蛇となったファーフナーを倒す場面である。
最後の森の小鳥とジークフリートの対話の部分の音楽が美しい。
第3場はアルベリヒとミーメの対話から始まる。
そしてジークフリートはミーメを剣で倒すが、
その音楽はミーメに対する今までの嫌悪を表している感じを受ける。
そして、第3幕は壮大な前奏曲に始まり、
第1場さすらい人とエルダの長い対話の部分に入る。
そして、第2場でジークフリートとさすらい人の対話の部分になる。
そしてジークフリートがさすらい人(ヴォータン)の槍を剣で打ち砕き、
第3場でワルキューレの岩山に進み、ブリュンヒルデの姿を見つける。
そこからの音楽は熱愛を訴えるロマンティックな音楽が展開される。
ジークフリート牧歌の主題が流れ、最後は二重唱となり、
金管楽器中心に盛り上がりをみせた高揚感の中で、終わる。
コメント
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