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Mars&Jupiter

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ジョルジュ・ビゼーの「カルメン」第1組曲を聴く

2017-06-02 07:15:47 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は横浜みなとみらいホールに行き、
小ホールで行われたファルベンシュピールの演奏会を聴きました。
B.ブライダーンのトラヴェル・ダイアリー:5つのやさしい小品、
三浦真理のフルート4重奏のためのティータイムの画集など、
フルート・アンサンブルによくあった作品が演奏されました。
演奏会最後の曲はビゼーの歌劇「カルメン」より、
高下二郎編曲によるものでアンサンブル用にまとめられ、
間奏曲での甘美な旋律やジプシーの歌の、
華やかな部分がよかったと思います。

そこで今回取り上げるのは、1838年生まれのビゼーが、
1874年に作曲した「カルメン」第1組曲である。
もちろんこれは本人による編曲ではない。
今回聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、
メキシコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第1曲前奏曲:アラゴネーズは重々しい前奏曲に続き、
軽やかなタンバリンのリズムに乗って、
流れるように旋律が奏でられていく。
第2曲間奏曲は有名なフルートの旋律が甘美で、牧歌的である。
第3曲セギディーリャも軽快で流れるような旋律がいい。
第4曲アルカラの竜騎兵はファゴットのおどけた感じがいい。
第5曲終曲(闘牛士)も有名な力強い旋律で始まる。
中間部では闘牛士の歌の堂々とした行進曲風の旋律が奏でられ、
再び最初の力強い旋律が奏でられて、華やかに終わる。