Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンのイギリス組曲作品12を聴く

2016-09-07 05:56:04 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1905年から06年に作曲したイギリス組曲作品12である。
演奏はアレクサンダー・ウォーカー指揮、
新ロシア国立交響楽団によるものである。
第1曲性格的な行進曲は、行進曲のリズムで、
力強くトランペットが旋律を奏でて始まる。
そのあと木管楽器が旋律を奏で、
弦楽器がそれを引き継いだあと、
それまでの部分を繰り返して行きながら、
金管楽器が加わり、力強く華やかになり、
最後はトランペットが鳴り響き、盛り上がって終わる。
第2曲ワルツは、弦楽器と木管楽器で始まる。
弦楽器が旋律を奏で、それを木管楽器が引き継ぎ、
ゆったりとした旋律にホルンも絡んでいく。
流れるように弦楽器と木管楽器で旋律が奏でられ、
優雅な感じであり、徐々にテンポを上げたあと、
再び冒頭の旋律が繰り返され、最後は静かに終わる。

第3曲浜辺の木の下では、木管楽器が旋律を奏でて始まる。
弦楽器が奏でる旋律はロマンティックである。
最後のハープと弦楽器による部分が幻想的で美しい。
第4曲間奏曲も夢見るような感じの曲である。
フルートが旋律を奏でて、風が揺れるような感じで、
あっという間に終わる感じである。
第5曲讃歌は、金管楽器がコラール風に旋律を奏でて始まる。
中間部では弦楽器が歌うように旋律を奏でていき、
ホルンなど金管楽器が再び冒頭の旋律を奏でて終わる。
第6曲謝肉祭は、打楽器と弦楽器と木管楽器で、
生き生きとした旋律が奏でられて始まる。
そのあと打楽器の叩くリズムに乗りピッコロが旋律を奏でて、
それに金管楽器が絡んでいき、やがて弦楽器が旋律を奏で、
ロマンティックな感じになり、冒頭の旋律が再び現れ、
金管楽器がコラール風の旋律を奏でていく。
軽快な感じで舞踏風の旋律が奏でられていき、
金管楽器を中心に盛り上がりをみせて最後終わる。
初期の作品であるからか、とてもわかりやすい曲である。
コメント
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