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Mars&Jupiter

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ボフスラフ・マルティヌーのヴァイオリンとピアノのためのコンチェルトH.13を聴く

2015-02-07 20:54:25 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの室内楽曲で、
1910年に作曲されたヴァイオリンとピアノのためのコンチェルトH.13である。
今回聴いたCDは、ボフスラフ・マトウシェクのヴァイオリン、
ペトル・アダメツのピアノの演奏による。
第一楽章モデラートは、ソナタ形式でピアノの明るい旋律に始まり、
ヴァイオリンが加わって生き生きとした主題を奏でられていく。
もう一つのやや影のあるのびやかな主題が奏でられる。
提示部は繰り返されたあと、展開部に入り、二つの主題は変形される。
再現部を経て、最後は盛り上がって、力強く終わる。
第二楽章ラルゴは、ピアノの音に導かれ、
ヴァイオリンが叙情的な旋律を奏でていく。
中間部で対照的な明るい旋律が出るが、それは短く、
そのあとは再び冒頭の旋律が繰り返され、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグレットは、軽快で生き生きとした旋律が、
ヴァイオリンによって奏でられていき、ピアノがそれを支えていく。
もう一つの旋律は対照的で感傷的である。
しかし、再び冒頭の旋律が現れ、陰と陽を繰り返し、最後は力強く終わる。