Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスのクラリネット・ソナタ ニ長調を聴く

2013-05-22 05:23:59 | アーノルド・バックスの作品
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1934年に作曲されたクラリネット・ソナタ ニ長調である。
初演は1935年6月17日フレデリック・サーストンのクラリネット、
ハリエット・コーエンのピアノ伴奏で行われた。
聴いたCDはロバート・プレインのクラリネット、
ベンジャミン・フリスのピアノ伴奏による。
第一楽章モルト・モデラートは、ピアノ伴奏の上で、
クラリネットがおだやかな牧歌風の旋律を奏でて始まる。
この第一主題はピアノにも引き継がれ、しばらく続き、
ピアノだけになったあともう一つの第二主題も現れる。
提示部が終わり、展開部に入ると第一主題から変形されていく。
そして主題が再現され、最後第一主題が奏でられて静かに終わる。
第二楽章ヴィヴァーチェは、軽快な旋律が奏でられ、
ピアノもリズミカルに音型を奏でていく。
おだやかな部分と動きのある部分が交互に現れ、
最後はおだやかな感じで静かに終わる。