Mars&Jupiter

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アーノルド・バックスの弦楽四重奏曲第2番イ短調を聴く

2013-05-07 06:13:34 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1924年から1925年にかけて作曲された弦楽四重奏曲第2番イ短調である。
1927年3月15日ロンドンのグロトリアン・ホールで、
ニュー・フィルハーモニック・四重奏団の演奏で初演されている。
この作品はシベリウスに献呈されている。
聴いたCDはマッジーニ四重奏団の演奏による。
第一楽章アレグロは、チェロのみによる力強い主題に始まる。
そのあとヴィオラがその主題を引き継ぎ、
ヴァイオリンも加わり、その主題を引き継いでいく。
主題は展開部で変形されていき、その展開の手法はなかなかである。
最後はチェロがその主題を繰り返し、おだやかに終わる。

第二楽章レント、モルト・エスプレッシーヴォは、
叙情的な旋律が奏でられて始まるおだやかな楽章である。
ヴィオラにより歌うように奏でられる旋律は他の楽器に受け継がれ、
途中ドラマティックな盛り上がりをみせながらも曲は進行し、
終わりでは民謡風の旋律が現れて、最後静かに終わる。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
明るく軽快でリズミカルな主題で始まり、
その主題をフーガ風に展開していく。
そのあと堂々とした感じの旋律が全体で奏でられ、
再び冒頭の軽快でリズミカルな主題が奏でられ、
徐々に盛り上がりをみせて、最後は力強く終わる。
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