Mars&Jupiter

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ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第5番イ短調を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-07-26 05:41:21 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは、1782年生まれのパガニーニの作品。
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調は、独奏部分だけが作曲されたが、
オーケストラの部分を完成させる前に彼が亡くなった。
1958年パガニーニの研究家フェデリコ・モンペリオが、
オーケストラの伴奏部分を完成させ、演奏可能にしたようだ。
今回聴いたCDは、フランコ・グッリのヴァイオリン、
ルチアーノ・ロサーダ指揮、ミラノ・アンジェリクム室内合奏団の演奏。

第一楽章アレグロ・マエストーソは、ティンパニの叩く音に続き、
オペラの序曲を思わせるような華やかな旋律が奏されていく。
オーボエが奏でる旋律は弦楽器に引き継がれ、
ようやく独奏ヴァイオリンが入り、旋律を奏で協奏曲らしくなる。
管弦楽の部分は今ひとつの部分も感じるが、
彼の手による独奏ヴァイオリンの部分はさすがであり、
演奏者の高度な演奏技術を発揮できるようになっている。
独奏ヴァイオリン中心に甘美な旋律が奏でられていく。
終わる手前のカデンツァの技巧的な部分はなかなかの聴かせどころである。
管弦楽が加わり、最後は悲劇的な感じで終わる。

第二楽章アンダンテ・ウン・ポコ-ソステヌートは、管弦楽の短い序奏に続き、
独奏ヴァイオリンが叙情的でせつない感じの旋律を奏でていく。
音楽は独奏ヴァイオリン中心に進行し、最後は長い音を伸ばしたまま静かに終わる。
第三楽章ロンド(アンダンティーノ・クアシ・アレグレット)は、
独奏ヴァイオリンが軽快で叙情的な旋律を奏で、
それを管弦楽の部分が受け継ぎ、再び独奏ヴァイオリンが受け継ぎ、
そのあとは独奏ヴァイオリン中心に旋律を奏でていく。
後半独奏ヴァイオリンの技巧的な部分を見せながら、
テンポをあげながら管弦楽が盛り上げ、最後堂々とした感じで終わる。
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