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Mars&Jupiter

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ベンジャミン・ブリテンの鎮魂交響曲作品20を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2010-10-16 11:53:49 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1913生まれのブリテンの作品。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
鎮魂交響曲作品20は、1940年に作曲された。
聴いたCDはルドルフ・ケンペ指揮、
シュターツカペレ・ドレスデンの演奏によるもの。
第一楽章「ラクリモーザ」アンダンテ・ベン・ミズラートは、
ティンパニが連打するのが終わると、チェロが旋律を奏で、
ファゴットがそれを受け継ぎ、そして弦楽器が奏で、
オーボエやアルト・サクソフォンが絡んでいき、
ゆったりとした中、悲痛な感じが伝わってくる。
そのあとやるせない感じで弦楽器と管楽器が旋律を繰り返していく。
やがて、金管楽器群が呼応しながら、やや激しさも加え、
ティンパニが冒頭のリズムを叩きながら、
劇的な盛り上がりをみせ、そのまま次の楽章に続く。

第二楽章「ディエス・イレー」アレグロ・コン・フォーコは、
ショスタコーヴィッチのようにウィリアム・テル序曲の主題
と思われるような断片が現れ、軽快に弦楽器と金管楽器で奏される。
繰り返すリズムに乗って、金管楽器が絡み合っていき、
中間部ではアルト・サクソフォンが現れ、
金管楽器中心にさらに狂乱した音楽になっていく。
短いが内容が凝縮されたような音楽である。
第三楽章「レクイエム・エテルナム」アンダンテ・モルト・トランクィロは、
ハープの音にフルートなどの楽器が絡み、平穏な感じの旋律が奏でられる。
中間部の弦楽器を中心にゆったりとした甘美な旋律が奏でられ、
やがて打楽器や金管楽器も加わり、劇的な盛り上がりを見せていく。
最後は弦楽器とファゴット中心に静かに消え入るようにして終わる。