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Mars&Jupiter

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サミュエル・バーバーの交響曲第1番作品9を聴きながら二俣川から西谷まで歩く

2008-10-20 07:57:17 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は二俣川から西谷駅まで歩きました。
鶴ヶ峰の旭図書館で本を借り、そこから西谷駅まで歩きました。
読書の秋でもあるし、久しぶりに本を借りて読んでみようと思った。
途中聴いたのは1910年生まれのバーバーの交響曲第1番。
彼の経歴については以前簡単に触れたのでここでは省略する。
交響曲第1番作品9は、単一楽章形式による作品である。
1935年から36年にかけて作曲され、1942年改訂されている。
国内での初演は1937年ロジンスキーによって初演された。
曲は大きく4つの部分に分かれているといえよう。

ソナタ形式によるアレグロ・マ・ノン・トロッポの部分は、
力強く堂々と奏される第一主題から始まる。
そして抒情的でロマンティックな第二主題、
ヴァイオリンを中心に示される第三主題、
これらをもとに展開部に入るが、そのあと再現部に入らず、
スケルツォにあたるアレグロ・モルトの部分になる。
リズミカルに軽快に冒頭の第一主題をもとに
劇的に展開される音楽は金管楽器による荒々しさも持ち、
最後はクラリネット・ファゴットのスケルツォ部分の最初を
思わせる演奏と、ティンパニの弱奏により終わる。
緩徐楽章にあたるアンダンテ・トランクイロの部分は、
オーボエによる第二主題に基づく独奏が、
甘く、叙情的であり、弦楽器が奏しさらに感傷的で、
情熱的な音楽となり、盛り上がりをみせる。
曲はされにパッサカリアのコン・モートの部分に入る。
冒頭の主題を基にしたこの部分は様々な楽器群により、
今までの三つの主題に基づく13の展開がされていく。
最後のコーダは緊張感を加えながら、
壮大でありながら悲劇的な色彩を残して終わる