日本の国会はテロ反対とかで、たった一人山本太郎が退席しただけで、あらゆる政党が与党の提案に賛成した。共産党まで賛成した。共産党は国際問題には極めて疎いのが最大の問題である。
シリアの混迷こそ、シリアの人々の救済こそが最大の問題なのである。
とても人間とも思えないような残虐性ばかりが先立ち、イスラム国(ISIS)のことばかりが取り上げられる。そしてその本質は、テロとして論議される。矛先はイスラム国ばかりである。
ほんの2年ほど前まで、アサド政権を崩壊に導くため、欧米のメディアはアサドの悪行を並び立て、反政府勢力を国連で容認するまで動いていた。アラブの春がシリアにも来て、今にもアサド政権が崩壊するようにすら見えていた。あるいは、そのような意図的な報道があふれていたのである。
反政府勢力にアメリカなどは武器の供与を行っていたが、業を煮やして空爆に踏み切る寸前で、プーチンに止められた。アサド政権は中国とロシアが支援する形で生き延びただけではない。主にイラクでアメリカに拘束されたり拷問を受けたり、マリキ政権に追われた旧バース党などが中心とした旧アルカイダの集団が、イスラム国を作ってシリアにまで勢力を伸ばしてきたことで、アサド政権は救われた形になっている。
イスラム国の出現で、反政府勢力はほとんど存在感が失くしてしまったが、アサド政権は結果的に救われることになって今日に至っている。3勢力は暴力のスパイラルに陥っている。敵の敵は味方という図式すら存在しない。トルコはアサドを利するため、イスラム国を攻撃しない。
今日に至る混迷で、シリアでは20万人の人が亡くなり100万人が負傷し、670万人の人が住むところを追われ、380万人の人が国外に脱出し、1300万人が人道的支援が必要な状態である。これこそ最も大きな問題なのである。(Gulfnews)
暴力を暴力で理解し解決することは、最も忌み嫌われているイスラム国と同じである。このままではシリアの人々は救われることがない。世界各国は、自らの立ち位置ばかりで中東に向き合おうとする。それこそ問題なのである。
暴力では解決できない。最も困難な道ほど正しい典型的な例である。
シリアの混迷こそ、シリアの人々の救済こそが最大の問題なのである。
とても人間とも思えないような残虐性ばかりが先立ち、イスラム国(ISIS)のことばかりが取り上げられる。そしてその本質は、テロとして論議される。矛先はイスラム国ばかりである。
ほんの2年ほど前まで、アサド政権を崩壊に導くため、欧米のメディアはアサドの悪行を並び立て、反政府勢力を国連で容認するまで動いていた。アラブの春がシリアにも来て、今にもアサド政権が崩壊するようにすら見えていた。あるいは、そのような意図的な報道があふれていたのである。
反政府勢力にアメリカなどは武器の供与を行っていたが、業を煮やして空爆に踏み切る寸前で、プーチンに止められた。アサド政権は中国とロシアが支援する形で生き延びただけではない。主にイラクでアメリカに拘束されたり拷問を受けたり、マリキ政権に追われた旧バース党などが中心とした旧アルカイダの集団が、イスラム国を作ってシリアにまで勢力を伸ばしてきたことで、アサド政権は救われた形になっている。
イスラム国の出現で、反政府勢力はほとんど存在感が失くしてしまったが、アサド政権は結果的に救われることになって今日に至っている。3勢力は暴力のスパイラルに陥っている。敵の敵は味方という図式すら存在しない。トルコはアサドを利するため、イスラム国を攻撃しない。
今日に至る混迷で、シリアでは20万人の人が亡くなり100万人が負傷し、670万人の人が住むところを追われ、380万人の人が国外に脱出し、1300万人が人道的支援が必要な状態である。これこそ最も大きな問題なのである。(Gulfnews)
暴力を暴力で理解し解決することは、最も忌み嫌われているイスラム国と同じである。このままではシリアの人々は救われることがない。世界各国は、自らの立ち位置ばかりで中東に向き合おうとする。それこそ問題なのである。
暴力では解決できない。最も困難な道ほど正しい典型的な例である。