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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

欧米に比べアジアは三桁少ない感染者数、二桁少ない死亡者数、何が違うのか

2020-06-22 | 新型コロナウイルス

上の表は欧米とアジアの発病者数(率)と死亡者数(率)を比較したものである。クリックして大きくして見ていただきたい。SARS-CoV-2とはCOVIDー19つまり新型コロナウイルスの事である。半年近く経過して多くのデーターがいろんなことを語ってくれる。

10万人当たりの死亡者数が、アメリカが26.61人、イギリスが50.46人、イタリアが52.20人、フランスが42.27人、ベルギーが78.75人とダントツのトップである。最も優れた対応と評価されたドイツでも9.47人であった。
これに比べてアジア諸国は、インドが0.20人、中国が0.32人、パキスタンが0.40人。積極的な検査をしたシンガポールは発病者数が圧倒的に多いが0.38人である。ほぼ無策のフィリピンはアジアで最も多いが0.77人、最も進んだ医療施設と皆保険制度を誇る日本はアジアワースト2位の0.56人である。タイと台湾はさらに一桁少なくそれぞれ、0.08と0.03と極端に低い。
安倍晋三は欧米と比べ、日本の対策は成功したとか日本型を海外に発信するなどと言っているが、アジアでは日本はワースト2位なのである。
データの基本となるものが異なるため、丸呑みできあいデーターであるが、欧米とアジアは2桁も死亡者数が異なる。感染者数はシンガポールを除けばほぼ三桁も低い。
100年前のスペイン風邪では、アジアの死亡者が1900~3300万人に対し、ヨーロッパは230万人と圧倒的にアジアが一桁多く不衛生や医療体制が低いためとされたが、今回は真逆で説明がつかない。
しかし、今回は二桁の違い100倍も違うのであるが、後年解明されようが、幾つかの可能性がある。1、人種の違い、ウイルスの酵素かなにかに抵抗性か抗体を持っている可能性。2、BCGの接種の可能性がある。アジアには強制させている国が多い。3、ヨーロッパ・アメリカと菌種が異なっている可能性があるが、すでにアジアにヨーロッパ型も入ってきている。それに感染拡大初期にあるアフリカもアジアの傾向にあるようである。欧米人が人類が獲得したものを失った可能性もある。
少なくとも医療先進国で皆保険国家の日本がアジアワースト2位では、失政を重ねている裏付けと言え、世界に誇れるようなものでもない。

そしてもう一つ大きな傾向が日本で見えてきた。この3週間の発病者数はほぼ8割が東京である。北海道でも札幌圏が8割を超える発病者が出ていたが、現在はさらにその傾向が強くなっている。都会以外ではほとんど発病者がいない。いたとしても都会から運んで来たものばかりといえる。
もう一つ、圧倒的に抗体価が日本は低い。二波、三波はあるだろうが専門家の意見に反するが、日本は大きな波にはならにないだろう。安倍のようなボケた対応でも死亡者が少なかったくらいであるからである。

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