そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

テロは報復である、何時まで続ける

2017-05-31 | テロ
アフガニスタンの首都カブールで今日(31日)朝の通勤時間に大爆発があり、大勢が死傷した。大統領府や各国大使館が並ぶ地区である。アフガニスタン保健省によると、少なくとも80人が死亡し、350人が負傷した。ドイツ大使館の警備員とBBCアフガンの運転手も死亡した。日本大使館の職員2人も軽傷を負った。タリバンによる卑劣で非人道的なテロである。
アフガニスタンで最も厳重警戒区域きの入り口での自動車爆発テロである。イスラムの断食ラマダンが始まったばかりである。かつてはラマダンは神聖な宗教行事機関とされ、戦時下であっても停戦をしていたものである。ところがそうした背景はかえって不用心とされ、宗教戦争にさえ利用されるようにもなった。イスラムの基本的な教えさえテロに利用されるようになった。
タリバン側(あるいはイスラム国:IS)からの犯行声明はないが、いずれ何らかの形で成されるであろう。
気になるのは、ほんの少し前の4月13日に、核兵器に次ぐ破壊力を持つ「GBUー43/B 大規模爆風爆弾兵器」(MOAB)が、タリバンの拠点と言われる地域に投下された。実戦で使われたのはこれが初めてである。被害の事態は明かになっていないが、相当の被害者が出ているはずである。軍事拠点をはるかに凌駕する爆発があったと思われる。
トランプは就任早々の短期間に、悪魔のこの爆弾を投下した。今回の自動車自爆テロは、この報復とみられている。欧米の主力部隊は、2012年に撤退をしていることになっているが、アメリカは一旦減らしたもののこのところ増強傾向にある。
反政府勢力などが、アメリカの今回の空からの巨大爆弾の投下に対する彼らなりの報復なのであろう。タリバンの自爆はテロと世界から攻撃されるが、トランプの巨大爆弾の投下は非人道的ではないのか。
アメリカ副大統領のペンスは、「武力から経wが生まれる」と公言するが、武力は新たな暴力を生むだけの愚かな行為であって、何の解決策にもならない。抑止力は相手を上回らなければ意味がなく、効果があったと勘違いするのは、雌伏するほんのひと時だけである。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮の金体制をなぞらえる... | トップ | トック、トックと出鱈目を並... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タンケ)
2017-06-01 08:04:19
本来の日本人民衆なら、「目には目を」式欧米の暴力的対処法とは異なる平和的解決方法を提案し、リーダシップを摂り、世界平和に貢献することができたのではなかろか。その法的な大きな後ろ盾にもなる憲法9条も日本にはあるのに・・・。ところが、浅薄無思考でただただカネ儲け中心の日本権力者らはそんな多くの日本人民衆らとは異なり米国追従の正に「忠犬」であり、米国を支援することによりそんな貢献どころか、わざわざ世界で敵を作り続けているのが事実だ。もし暴力アメリカの頚木に繋がれていなければ、日本人がテロの対象にされる根拠も原因もこれまではなかったはずだ。北朝鮮についてさえも、日米軍事産業の黒くシタタカな意図もあって緊張関係が演出されているようにも見える。

欧米白人式の「暴力による対処法」をいい加減には止めねば、必ず第三次世界大戦が始まり、結果地球は亡びることだろう。また、敢えて穿って見れば、寧ろそれを狙う白人支配層も存在しているように思える。彼らは、邪魔で目障りな有色人種や貧乏人を消し去りたいというのが本音なのではなかろうか。
返信する
Unknown (きなこ)
2017-06-01 14:58:28
トランプ🃏やはり、軍事企業と組んで、サウジアラビアに兵器を売っているそうですね。
やっぱり、ねー(ーー;
✋✋✋✋✋✋🍏
返信する
Unknown (タンケ)
2017-06-01 16:45:44
殆どの無能低レベルで偏向した権力御用きき日本メデイアは、テロ、テロと簡単にレッテルを貼り呼んでいるが、そもそもテロとは一体何なのかを定義する必要あるのではないのか。国家そのもの(大権力)が組織的大規模に集団的殺戮行うのが「戦争」で、それに抵抗する個人的弱小集団の反抗が「テロ」であるなら(事実、現実はそういう構造になっている)、そんな不正不平等そして「弱い者いじめ」はない。

どれほど無知で能天気の日本人でも、例えば、北米先住民が白人によってどのように殺され滅ぼされその土地を略奪されたかという事実を知れば、マスメデイアが言う「テロ」などという甘っちょろい表現など寸時に吹っ飛ぶことが判るはずだ。南米でも全く同じである。彼ら白人欧州人のとてつもない残虐さ、残酷な手法を事実としてまずしっかりと知ることが必要なはずだ。

テロテロというなら、その大きな原因を思え、知れ、考えよ!それからだ、事の善悪を多少とも云々するのは出来るのは。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

テロ」カテゴリの最新記事