いまやどこを見ても、テレビの中には”オカマ”ばかりである。昔は、美輪明宏がシスターボーなどと言われ、蔑まれていた。この男は結構存在感を誇示しながら生き延びて、いまや大御所面下げてそっくりかえっている。
双子のおすぎとピーコも、どちらが何をしているのかよく解らんが、それなりの評価を与えてもいい仕事をしている。映画評論も、誉めるしか知らない淀川長治以来の伝統らしきものにとらわれずに、気にくわないことははっきりとけなす。
ピーターなども、それなりの経歴を積み重ねている。これらのオカマは去勢していない。(らしい) だから性同一障害ではないようである。この人たちが先鞭をつけたのか、魚ちゃんとやらや、かばちゃんとか帽子をかぶった漫画家、男と気がついたのは「どんだけー」と書意味不明の野郎である。どうして、オカマばかりになったのだろうか。
性転換をやって、持続的に女性ホルモンをうち続けている、性同一障害者は気の毒であるが、こいつらはこれを売りにしているのではないか。
オカマは失言をしないようである。話し方が、下手に出て古き良き時代の女性言葉と態度で、やさしく話す。いやなことだと「イヤー」と反応してくれる。放送する側には、無難なキャラクタ ーである。アイドルのような、バカもいない。
しかしながら、この逆はいない。男性言葉を話す男っぽい本当は女性である、タレントはいない。男っぽいでかい女歌手がいるが、こいつはホモではないようである。
とはいえ、これらは病的であるかは別にして、反生物学的存在であることには変わりない。交尾もせず繁殖もしないので、種の繁栄にはつながらず、少子高齢の現代社会には問題である。
動物にオカマもホモもゲイいない。乳牛は全て当然メスばかりである。発情が来ると受精するのであるが、発情ホルモンのほかに男性ホルモンが同時に分泌される。乳牛は、発情が来ると雄を受け入れる準備をするだけでなく、乗駕行動もやる。傍目には、発情が来ると他のメスに乗るのである。しかしこれは、オカマなのではない。
テレビ画面に、オカマが出演していても誰も何とも思わない。女性の声が、30年で半オクターブほど低くなったらしい。男性の方は逆に高くなっている。環境ホルモンのせいではないようであるが、日本全体が中性化しているのではないだろうか?
私は、彼らとは逆で、女性の体を持ち、アイデンティティは男性、あるいは男女どちらでもないかなぁ。というものですが、生物学的に異常かどうかを、「肯定も否定もしようがなう、こういう人生を生きてしまっている私たち」への想像力なしに安易に判断されたくないです。
古代ローマにも江戸にも、インドの奥深い村にも、同性愛や典型的男女でないひとたちは「実際に生きてきた/いる」のだし、動物においてもペンギンやイルカ、猿や魚類では「実際に、同性愛的な行動がとられている」報告があります。
せっかく、アイヌのこと等いろいろと考えておられる管理人様なので、「歴史的にも生物行動的にも現実としてこういうこともあるのだ」という認識をもち、もう一度考え直してみてはくれないか??と余計なお世話ながら、どうしても何かいいたくてコメントしてみました。
私は自分の心身の性が一致しないことで悩むことはなくても、上に述べた想像力なしに、決め付けで話されたり、障害者や異常者にされることが苦痛です。
Mametaさんもおっしゃるように、動物でも同性間同志の性行動はたくさん見られるようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B
貴著『そりゃないよ獣医さん』を読んで、また、このブログを最近から読み始めて、尊敬しておりましたが、このような意見を書かれていたこともあるのですね…。
残念な文章ではあるものの、身近にそういう知り合いがいなかったり、知らなければ、個人の感覚からこういう発言をしてしまうこともあるのだな、と思いました。
私も、若かりし頃、韓国の人が、日本人と似ているのに、ちょっぴり違う風習だったりすることに違和感を覚え、どこか見下してしまった時期がありました。大学時代、私に声を掛けてきた韓国からの留学生…異国での不安、身寄りなさから、声を掛けやすそうだった私と友達になろうとしていたようなのですが、見事、私は彼女を裏切ってしまいました…。そんな若かりし自分が恥ずかしく、つらいです。彼女に申し訳ないです。
でも、尊敬するそりゃないよ獣医さんが、このようなことを書かれていて、だれでも間違えることはあるんだ…。と、安心・・・ですませてはいけないのでしょうが(私が、韓国の彼女に親切にしなかったことは取り返しがつかない)、少しおおらかになれました。