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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

女性だからということに騙されてはならない

2016-08-16 | 教育勅語
女性の社会進出が遅れているとされる日本であるが、逆に女性であるからこそ覆われてしまうことがある。女性の特権は映画館やホテルなどで特別待遇されたりするが、男性にはそれがほとんどない。男性優遇社会が背景にあるとは思うが、腑に落ちないことも少なくはない。
その典型が今回の都知事選である。このところ後出しじゃんけんが勝つ選挙と言われていた東京都知事選挙で、この逆をやって注目を集めたのであるが、予想以上の大差で勝利した。
自民党支持者の半数が小池百合子に投票したというのであるが、これには驚かなかった。見栄えしない東京電力の役員で東京集中に警告を発していたりしたので男には、自民党支持者でも二の足を踏んだのであろう。
驚かされたのは、民進党支持者と共産党支持者の30%が小池に投票したというのである。なるほど291万票という票数を見てみると、これはうなづける。これは小池の思想信条を支持して票を入れたとは思えないのである。就任早々小池は、明治憲法の復刻を都議会で演説していた人物を側近に置いた。小池は再軍備どころか核武装主義者でもある。名だたる右翼の政治家を尻目に在特会との親交を重ね、中東の英字新聞にかなり右寄りの論評を時折書いている。現憲法の破棄を主張しているし、早くから集団的自衛権の必要性を主張し、安倍晋三に極めて思想信条が近い。安倍は自分を手放さないと踏んだ彼女の見込みは、早々の会談で証明された。撃ち方やめーいで収束である。
これまでの男性知事に嫌気を感じた人たちの票を、女性特有の柔らかさを演出したのが成功したのであろう。

女性だから戦争には反対するだろうと思ったら大間違いの典型が、防衛大臣にしてもらった稲田朋美である。これまでの極右支持者から、終戦の日にこれかまで欠かさなかった靖国参拝を閣僚になったからやめるのかと突き上げられた。が、何の用事もない南方の自衛隊を視察に出かけるスケジュールを用意してもらって、派手な服装で顰蹙をかいながらも出かけて行った。公用ができたというのである。安倍のメンコは必要以上に可愛がられている。
女性は誰もが戦争反対すると思っているのがそもそも間違いなのであろう。稲田のように戦争で人間的に浄化されると思っている人物もいる。戦争体験もないのに、戦争を賛美する考えが良く判らないが、これもカルト思想なのだろう。
稲田朋美は、夫婦別姓は家庭を破壊するマルキストの考えだと堂々と主張している。世界的には夫婦同姓の方が少なかろう。マルキストと何の関係があるのかわからないが、多分左翼と言いたかったのであろう。生長の家のカルト思想の浅知恵なのであろう。
東京裁判は閣僚になったら肯定するのだろうか?南京大虐殺などなかったと今でも言い続けるのだろうか。世界中のメディアが稲田朋美の極右翼降りと、それを行った安倍晋三に奇異な目を向けている。
稲田ウルトラ右翼は、安倍晋三の贔屓倒しで出世街道まっしぐらである。この珍奇なウルトラ右翼は、女性の仮面の下に希薄な人権主義や民主主義の概念を隠し、ひたすら日本という国家が世界に誇る人道主義者の国であり、神の国と信じているのである。
政策通や人脈それに人物評価が人事・登用の基本である。安倍晋三が思想が近いことから一本釣りして政界に引きずり込んだこの女は、やがてあちこちでボロを出し安倍政権の時限爆弾になることであろう。

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Unknown (正論)
2016-08-17 14:43:23
マルキストは唯物主義だから、家族と言う概念を持たなくとも、社会と言うものは指導者と労働者によって成り立つと考えるのだろう。 しかし、マルクスは経済をモデル化しただけで、人間の心が社会にどう作用するかなど考えてさえいないから、それが政治思想になったことも、未だに共産党と言う政党があることも実は笑いものなのだ。 
選択的ならよかろう、、私は選ばないという容認派が、多いようだけど、選択的男女別姓が実現したら、新たなイジメ問題の種になるのは間違いない。「おまえんちは、母ちゃんの苗字が違うんだって!!きもーい。」 
目に見えてる。 
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Unknown (タンケ)
2016-08-17 18:33:14
アベシンゾーというはっきり言って「救いようのないバカ」が閣僚人事するのだから、狡猾な人事するのは当然だ(背後のブレインの策謀に従ってだろうが、どうせ)。今さら何を言っても無意味だが、カルトのイナダが防衛庁長官に据えられること自体がとんでもない大間違いなのである。

戦争の悲惨さなど知りもしない、それより以前に小学5年生漢字さえ書けないアベシンゾーなので、人の命の尊さを思うことなどあるはずない。こんな屑、一刻も早く首相の座から引きづり下ろすべきである。
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