そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

聖域となったのか軍事情報、イージスアショア代替も西南諸島のミサイル基地建設も薄い報道

2021-07-13 | 菅義偉


コロナ禍の中、オリンピック開催でさわがれる中、あれほど大騒ぎしたイージスアショア、地上配備型迎撃ミサイルシステムであった。
現代のミサイルは音速20倍以上で飛び、迎撃など不可能である。しかも日本の場合は、極めて近距離の北朝鮮やロシアを仮想している。更には高性能化した中国まで仮想するようだ。迎撃などできるわけもない無用の長物である。アラブの石油施設がいとも簡単に攻撃されたり、アメリカがイランの要人を空殺したりしているのを見ても、迎撃が不可能な現代であることがわかる。
ミサイルの一段目ブースターが民間に落ちるかもしれないと、バカみたいな理由でイージスアショアの地上配備型を断念した。嘘である。
地元には何の相談もなく、天の声で場所が決められたことへの反発が強く、さすがに諦めざるを得なかったのだろう。
3年前に本ブログで書いているが、ポーランドの配置されたイージスアショアが800億円であるが、日本は一基3000億円で二基で6000億円にもなるが、完成するころには1兆円にもなろうというものである。それを断念したので、めでたしめでたしと思っていたのであるが、どうもそうではない。
政権は迎撃ではなく、敵地攻撃能力を持ったものが必要だと言い始めた。専守防衛が空洞化する攻撃的軍事対策として、高性能のイージス艦を検討している。イージス艦は4000億円とさらに高額で設置型より1000億円も高くなる。しかし、迎撃能力は格段に落ちることになる。民間の反発がないので作るのだろう。
これに西南諸島の新たな数機のミサイル基地建設など、今や防衛予算も基地建設も聖域になった感があり、報道もされることがなくそのことにも危機感を抱くものである。

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