そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

人々はなぜアベノミクスの破たんに気が付かないのだろう

2017-10-20 | アベノミクス
今回の総選挙は、安倍晋三森加計隠しは明かであるが、もう一つはアベノミクスの破たん隠しであることがさらに明らかになってきている。18日に本ブログにコメントいただいた方は、自民党の経済政策がうまく行っているとの、でっち上げの数字の羅列を引き合いにして反論されていた。
何よりも実質賃金の減少は目を覆うばかりである。この実質賃金の低下こそが、アベノミクスの意図するところでもある。アベノミクスは第一の矢は成功している。異次元の金融緩和策の連発で円安を生んだだけと言える。その結果がしたの表である。資産上位40名の資産は2倍以上に膨れ上がり、大企業への投資は1.82倍になり、1億円以上の役員は1.55倍になり、大企業の配当金は1.46倍もなっている。たった4年間の出来事である。
その反面、貯蓄ゼロの世帯が1.27倍にもなって、労働分配率と一人当たりの名目GDPは10%以上の減少である。アベノミクスが、金のばらまき政策であって、大企業と資産家の懐をさらに膨らませる結果になっている。これは2の矢の国家による投資が、政権支持者を主体に行われ、その意味ではアベノミクスは成功しているともいえるのである。
これでは庶民はたまったものではない。企業が潤えばいいと思っている人たちがあまりにも多いのである。政権維持のために、高齢者の雇用が支えていることを隠し、雇用が増えて増えたとがなり立てる。外国人観光客が増えて増えたと、作為的円安結果のたまものを隠すのである。
第2の矢は財政再建どころか更なる債務を未来に残す結果になっているのである。賃金の減少と相まって、社会不安の根になっている。国内消費の落ち込みと、社会資本力の低下や税収の減少が一層若い層に不安を残すばかりとなっている。
安倍晋三の経済政策は、見せかけの数字とできもしない経済成長やGDPの目標など目くらましの言葉ばかりで、何時までも道半ばと言い続けることしかできない。何よりも消費増税を見送ってきた経過がそれを物語っている。


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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2017-10-21 11:14:15
愚鈍でないまともに思考判断批判できる人々の多くは、特にジミンなる徒党がどれほどの悪党であるかは以前から知り判っているはずだ。だが、日本の政治制度や権力構造もあって、いつまでたっても何も良くならないことを実感し、諦めてきたのではなかろうか。

今回もジミンコーメの犬マスメデイアゆえに、いかにもジミン圧勝如く喧伝されている。しかも、コイケによる事前の分断攪乱が功を奏し、当初から反ジミンコーメ力が減衰されてしまっている。

小学生漢字さえまともに書けぬ読めぬアベシンゾに、どうして経済が判るだろうか。アベノミクスなるおかしな造語も背後のデッチが捏造しただけの陳腐無意味な言葉だ。

今回こそ、アベジミンコーメを撲滅する選挙であることだけを願う。これ以上彼らが続くと我々庶民も日本も潰れることだろう。
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