そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

東京は第二波の中にあり、都会が発生源になっていつまで

2020-07-18 | 新型コロナウイルス

上の表は昨日(17日)までの東京都内の新規感染者数である。今日は290名というところで、300人直前で高止まりが続いている。単純に見ても第二波の明らかに真っ直中にいる。しかも東京は全国新規感染者の半数近くを順調に維持している。首都圏に限ると7割を超えるし、大阪に名古屋と福岡を加えると8割を超える。東北6県以上の広さの北海道に限ってみても、札幌・石狩地域で8割以上でほぼ9割にもなる。都会の人と人との距離の近さが原因である。
東京が発生源をになっているといって過言ではない。少し遠慮してみても、都会が発生源になっているといえる。少し引いて考えても都会からCOVIDー19が消えることは当分ないであろう。ウイルスが人のご厄介にならなければ存在することがない以上、都会は今後ともウイルスを容認する中で生活するしかない。
都会が密なのは、地方から労働力を奪ったあるいは吸収してきたことの結果である。少し前まで都会には故郷を想う人がいっぱいいたが、世代が進むにしたがってそれもなくなり、都会は密になり田舎は疎になって、地域間格差が広がる一方である。経済効率は、消費者が圧倒的に少ない田舎は不利である。鉄道がいい例であるが、すでに一両しか走らないJRに乗ると、二駅も過ぎれば顔なじみになる。こんな鉄道が黒字になるわけがない。他の事もなべて変わらない。教育にしても医療にしても不利である。三密に警鐘を鳴らされても、私たち田舎のものは、同時に20名以上を目にすることもない。元々零密であるといえる。
COVIDー19は都会の多密と、移動の頻繁さ多接触がある限り現状が続くことになる。新自由主義に象徴的な、経済効率が都会をされに巨大化する。COVIDー19が何を人類に何を突きつけているのか、立ち止まるべき時でないかと思われる。
コロナ以後は経済優先、効率至上主義を見直し、大量生産に警鐘を鳴らし、地方田舎に回帰する人たちを支援するべきである。コロナ問題から外れるように思えるが、今一度考え直す時と思われる。しかしながら、ワクチンが開発され新たな治療薬の有効性が認められると、密の都会は旧に復すだろうが、また新たなウイルスが登場することになる。より強力になって。


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