阿倍内閣の支持率が30%程に落ちたそうだ。保険料納付記録不備の年金問題や松岡農水大臣の自殺問題 を受けてか、各報道機関が一斉に世論調査を行った。なんだか、どれだけ下がるのか見せ合いっこをしているようにも見える、気が しないでもない調査である。
どれもが、たった一週間間に行った結果から支持率が10%程下がって30%程度になっていることを指摘し、不支持率が10%以上も上がって40~60%近くなっているという結果になっている。
為政者の不見識な発言を指摘できない世の中である。この親や祖父たちの七光りで、若輩ながらも拉致問題の追い風でトップに躍り出ただけの裁量のない人物である。それがために旧知の仲間で身の回りを固めるしかできなかったこの人物に、それでも30%もの支持を与える国民の感覚に驚かされるのである。
何度も辞任を決意したらしい大臣を思いとどまらせて、自殺すると「慚愧に絶えない」(恥ずかしくて行き場がないと言う意味である)などと発言する、無教養で見識のない人物が、それでも未だに30%もの支持を得られるのはなぜだろう。
教育基本法を変えたり、防衛庁を防衛省に昇格したり、世界各国が間違った戦争だと判断しアメリカ議会でさえ反対するイラク支援をするイラク特措法を延長したり、国民投票方を瞬時に通過させたりする「復古的国粋主義者」のキナ臭さを漂わせながら、急速に右旋回する阿倍政権である。 距離感がある、憲法問題や防衛問題や教育問題でなく、今回は年金という直接身に降りかかる問題のため、多少国民が目を向けたのだろうか。