北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が今年になって、たった2週間で4回目のミサイルを発射した。国民を飢えさせてまでほとんど無意味なミサイル発射を繰り返す、金正恩は権力誇示と海外向けのおねだり材料に使っているだけである。
こうしたことはトランプがとても親しげに重ねた、米朝会談は何の意味もなかった。世紀の会談とか史上初とか称して重ねた会談は、金正恩に良いようにあしらわれた。
今回の一連のミサイル発射も会談がない時期を狙たものと思われる。米朝会談は、トランプには政治ショーとして意味を持ったが、それ以上のものではなかった。
これに酷似しているのが、安倍晋三とプーチンの日露会談である。政治目的のためには手段を選ばないプーチンにしてみれば、晋三坊ちゃまは恰好の相手であった。いいようにあしらわれ、幾度もの会談のスケジュールをこなし領土問題を確定するタイミングを伺っていた。
共同開発とか目的化された3000億円を付けて、北方領土問題は決着した。再びこの交渉を設けることはロシア憲法で禁止されてしまった。
日本の報道は北方領土の安倍晋三の失態の報道を禁じている。
米朝首脳会談も日露首脳会談も、何の政治理念も持たないトランプも安倍晋三もパフォーマンスに明け暮れ、何の成果もなく政治ショーを重ねた。何とかなるだろうと思ったのかもしれないが、国民や国のことなど何も考えない、自己顕示欲の結果といえる。トランプと安倍晋三は、金正恩とプーチンの延命に手を差し伸べた。
日露会談は日本に安倍晋三という首相がいた不幸の一つである。