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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

葬り去られる安倍側近のジャーナリストのレイプ事件

2017-06-02 | 安倍晋三
安倍晋三の側近は数多くいるが、側近中の側近のかつてのTBS元ワシントン支局長の山口教之ほどの太鼓持ちはそうざらにはいない。昨年『総理』今年は『暗闘』いずれも幻冬舎刊:を相次いで出版し安倍晋三を持ち上げ、まるでまともな政治家出あるかの如くの、虚像をまき散らしている。特に『総理』は参議院選を支援する形の、選挙直前に発刊されている。
同じく安倍晋三のお母様のお気に入りのNHK政治解説委員、岩田明子とも昵懇の関係にある山口敬之であるが、ベトナム戦争で韓国が慰安所を開設していたことを公表した評判になり、フリーとなったようである。

この山口氏を準強姦で、フリーのジャーナリスト詩織氏が訴えた。しかし、不起訴となりその不可解な経過を顔所は訴えた。
記者会見での詩織氏の発言によれば、2015年4月当時TBSワシントン支局長であった山口氏と都内で飲食した際に突如意識を失い、気がつくとホテルで山口氏に性的暴行を加えられていたという。山口氏は報道を受け、自身のフェイスブックで「法に反することはしていない」と釈明しているが、意識がない相手に性行為を行うことは、準強姦罪となる。詩織さんは、ホテル従業員の証言や防犯カメラの記録映像、山口氏の体液などの証拠をそろえ、告発に踏み切った。警視庁高輪署は同年年6月に山口氏の逮捕状を取った。だが、高輪署の捜査官は山口氏を羽田空港に待機していたが、逮捕することはなかった。捜査官は、詩織さんに、「今、山口氏が目の前を通過していきましたが、上からの指示があり、逮捕することはできませんでした。私も捜査を離れます」と電話してきたのだというのである。
捜査は、高輪署から警視庁捜査1課に引きつがれ、書類送検はされたものの、東京地検は昨年7月に不起訴としてしまった。
この事件を最初に報じた週刊新潮によれば、山口氏の逮捕を止めさせたのは、中村格・警視庁刑事部長(当時)だという。そして中村氏の現在の役職は、警察庁組織犯罪対策部長である。つまり、共謀罪摘発を統括する予定の役職である。さらに、法律の専門家からは、共謀罪が今回の様な事件のもみ消し、恣意的に使われる可能性もあると指摘されているのである。

安倍晋三は無役の時代から報道に対して厳しい姿勢を持っていた。NHKに慰安婦問題で直接申し込みをしたことは有名であるが、首相になってからも、報道各社のトップなどと寿司などの会食を重ねていることは良く知られている。
今回の準強姦事件も、大手の新聞は黙したままである。全く報道されていないといって良い。Facebookで知ったのであるが、それも淋しい話である。安倍晋三の取り巻きとの会食は徐々にではあるが、確実に効果を見せている。共謀罪はまさしくこうした効果を生むことを期待した、言論封じの悪法である。
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