今年最後と29日事務所からブログに書き込みをしたのですが、とても素敵なメールが来ていたので転載します。
ちょっと心がほわっとして皆様にご紹介したくなりました。
先日お世話になっている会社の若い子たちを大阪のある料理屋さんに接待させてもらいました。そこは私にとって思いで深い料理屋さんでした。
その料理屋さんは、まだこの仕事につく前の仕事で得意先であった社長の方に私がつれて行ってもらったことがある店でした。
まだ社会人になりたてのころ、右も左もわからない状態で、失敗も多く、当時のお客様にはたくさんのご迷惑をおかけもしていました。お客様と良い関係を作ることもできず、思い悩みそして落ち込んでいたことが多かった日々でした。
そんなある日、ちょっとしたことでその社長の仕事のお役にたつことができました。
そのとき 「土居、食事をごちそうしてやろう!」といって連れて行ってもらった料理屋さんが、その店でした。
今の年になって思い返してみれば、本当にたいしたことではありません。まったくもって恥ずかしい限りです。
そんな私の浅い仕事とは反して、その料理屋さんの料理はすばらしく美味しいお店であったことが、強く記憶に残っていました。
「この店に自分の金でこれるようになったらぼくも一人前だ。そうなれるようにがんばろう。そしていつか自分も、この社長のように自分が世話になった人は、招待できるようになろう。」当時そう思いまいした。
それから15年経過し、その料理屋さんに今お世話になっている会社の若い方をご招待できました。
その料理屋さんのお店の味は、15年前と変わらないすばらしい味でした。その料理を楽しみ、話をしていると、思わず涙がこぼれ落ちそうになりました。一挙にそのころの記憶が、思い出されてきたからです。
とうとう若い人と一緒に酒を飲んでいると泣いてしまう年になったかと考えると恥ずかしいので、必死で涙をこらえてはいましたが。
私は「美味しいもの」には、人に対してそういう「なにか」を感じていただけるものがあると信じています。だから「美味しい」ということはすばらしいことなのだと思います。どんな人でも美味しいものを楽しんでいるときは、幸せな顔をしているものです。
今年もまた一年が終わろうとしています。
来年2008年も会員さまに、美味しいということはもちろんですがそれとともにお送りした会員さまに「なにか」を感じていただけるようなコーヒーをお送りできるよう、スタッフ一同さらに腕をみがき、精進してまいりたいと考えております。 土居陽介 拝
偶然 HP上で見つけたコーヒー屋さんでとてもおいしいのです。愛飲しています。こまめにコーヒーのあれやこれや知識や情報を送って来られ今日は皆様にもご紹介します。
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