電話が鳴り受話器を取り上げました。ガラガラ声で、始めは聞き取れませんでした。
良く聴くとご夫婦が目に障害のある方で、最近田舎から母を向かえたが、軽い認知症でこのままほっといたらもっと悪くなると、切羽詰った依頼です。
映画や芝居時に話し相手になって欲しい。お母さんは目に障害がないので普通の楽しみをもってもらえたら少しでも認知症の進行が食い止められると・・・。
からほりサロンに母を連れてきて買い物や話し相手をと期待されているのです。「目が悪かったので母には苦労をかけた。良くなるなら何でもしてあげたい」と前から新聞でこの会のことは知っていたと話され、助けてほしいと胸のうちを必死に話してくださったのです。
認知症が単純なものではありませんが、かかわりでかなり違ってくるのは私も何度も体験しました。「九州から迎えてよかった」と思えるような支援が出来たら、この御夫婦にとってもほっとされることでしょう。
現実は思うように進まないかもしれませんが、新たな支援と可能性に挑戦できることを感謝しサロンに来られたらこの方のお母さんとゆっくり歩みたいと思います。
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