高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

自分を磨く

2016-01-16 08:19:48 | からほりさろん

さろんに来られるHさん。何時もは「用事ないよ」と入ってこられます。「ここが目的で来た」珍しいことがあるものだ。何かがあったのだろうと話を聞きました。法事での親類との気持ちの行き違いでした。その話は詫びるというので解決。

「何で生まれてきたんやろ」とHさんがまた話し出されました。

私は子供のころから、夜眠るのが気になっていました。たぶん寝ている間は元の世界に戻ってる。ここにいるのは修行のため。人間を作るためというような事を漠然と思っていました。そして、もうこれでいいわというとき帰って行かれるのかな。

そんな私の想いを話しました。そして気づきました。

私は時々石を磨きます。なんとなくくすんでいたのがはっきりとした色に、また光ってきます。これって磨くってことは身を削ることでは?人も人間になるのにはいろいろなことで挫折や苦しみを通し研がれ磨かれ光るのではないか。

生まれたままで研がれなかったらずっとそのまま。時間をかけて身を削ることは我をそぎ落とし少しずつ中身が整えられいくことではないか。そんなことが頭に浮かんだのです。

少し戻りますが、Hさんはまた頑固で来た時の悩みも謝るのは沽券にかかわると言い、この結論にいつもなってしまいます。今日だけは譲歩され、はがきでと勧めたら「そうするわ」。

こんなことを話しながらですが、自分を磨くのは自分ですから手を緩めたり、苦しくて中止したりでなかなか描いている姿に近づけない困難な作業です。


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