高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

大阪の文学を読む会

2009-10-22 15:44:37 | サロン

10 10月の文学を読む会です。福田先生の熱の入った語りです。残念なのですがなぜか参加が少ないのです。

今は上司小剣の「鱧の皮」を読んでいます。

筆者は明治7年に奈良市で生まれ24歳で上京し読売新聞に入り文芸部長兼社会部長を歴任。

大正3年「鱧の皮」をホトトギスに発表。昭和22年74歳で永眠。

この上司小剣の「鱧の皮」には古い大阪の叙景や風俗が書かれています。手振り身振りで説明して下さって、聞いている私たちは「へぇーー」というような楽しい時間です。

今月は近所のお茶屋のおばあさんと先生が80代であと70代の方。三人のかもし出される雰囲気が穏やかで「良い時間や」と私までやさしくなれるように思いました。

昔の厳しい勉強とは一味もふた味も違って良い時間です。皆さん一度おいで下さい。

なお「鱧の皮」は岩波文庫で刊行されています。