最後にふさわしく500人収容のドーンセンター大ホールが一杯でした。毎年申し込みの6割ぐらいの参加と聞いていましたので気をもんでいました。
最後まで楽しんでくださったようで「マリンバで元気をもらいました」とわざわざ話しに来てくださる方もあって、主催者に喜びを運んで下さった。
楽しんでいただき怪我や事故の無いように終わることばかりに心を砕いているものに何よりの言葉です。私たちが皆さんにお礼を伝えたい。
帰りに右半身麻痺の男性が目に付き、お礼の言葉と共にお別れをしエレベータに向かって歩いて行かれた姿を見送りました。
その後、私はマリンバの片付けなどを手伝ってかなりの時間が経ちました。
帰ろうとドーンセンターの正面玄関にさしかかったら、さっきの麻痺のある男性がバスの停留所に向かって体をゆがめた姿勢で歩いていかれるのです。
後姿を見ながら、こんなに帰るだけで時間がかかるのに来てくださった!今日はどれだけの時間をかけて家を出られたのか?行こうと来て下さった強い決心に心打たれました。
体が不自由になっても、行きたいところに行き、したいことをすることが、心を健康にし今の健康を維持する秘訣なのだと強く思いました。
名前も聞きませんでしたが、「これからも時間がかかっても出かけてください」と応援をしたくなりました。