京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

この春、おすすめ!単衣のコート

2010-02-27 16:58:32 | ひとりごと
いよいよ寒かった2月も終わり・・。
もう3月、春ですね・・・

さて、わきのこの春のおすすめは・・

防寒用ではないおしゃれコート


たとえば、3月、急に暖かくなってくると
お洋服でもそうですが、黒っぽい重い感じのするコートは
なんとなく着たくない気分・・・

そして、4月になれば帯付きの姿となり
今まで着ていたコートはもう季節的に着ません。

でも、着物の上に少し何かかる~く羽織りたい・・・

その理由は
電車などに乗った時、大事な着物や帯を汚したくない・・
ましてや白い染帯など締めていようものならば・・・
座席に座るのさえ躊躇してしまいますよね。
ウチの息子のような高校生がきたないスポーツバッグを持って
近くにいたら、ヒヤヒヤものですし

それから、着物に帯で街を歩くのはちょっと目立って晴れがましい・・
と感じるときなども・・。

3月5日からの催しは、こんな春コートの提案もさせていただきます。





薄い透けるコート地






着物の上に重ねてみるとこんな感じになります
綺麗でしょ




これは夏の着物地。
着物に仕立ててもいいのですが、コートにもおすすめです





こちらも、シンプルな柄の紬ですが、単衣のコートや
対丈のロングコートに仕立てて撥水加工をしておけば、
おしゃれな雨コート兼用で使っていただけます。






続いて、仕立て上がりの既製品。
こんなおしゃれな単衣のコートもいいですね
気楽に着られて便利です。






こちらは麻が入っていてシャリ感があります。
モノトーンで若々しい感じです。





最後に、衿付きのケープ。
ショールだと肩から滑り落ちるのが気になりますが
ケープだと心配ありません。
写真はパープルですが、黒やブルーもあります。


お洋服の世界でいえば
つまりスプリングコートといったところでしょうか。
季節の変わり目にもおしゃれはたくさんあります
コメント

取り合わせの遊び

2010-02-22 15:09:44 | ひとりごと
先日のおっちょこちょいのウグイス騒ぎ
皆さんからもコメントをいただきまして・・・
恐縮です・・・

その後、たまたま本をぱらぱら見ていましたら、偶然にも
「梅にウグイス」のような昔からのよい取り合わせについて書いてあるのを発見しました。


食べ物についても食べ合わせの悪いものとして
「スイカとてんぷら」
「ウナギに梅干し」なんていうのを聞きますね。

食べ合わせも生活の中から出てきたものでしょうが
美しい取り合わせも昔からの日本人の美意識の高さがあればこそ
と思います。

知っているものも、初めて知ったものもありますが
ちょっと紹介してみます。

まずは「梅にうぐいす」(笑)
「桜にめじろ」(メジロには桜なのだそうです・・・

「モクレンに雀」
「柳にツバメ」
「あやめにトンボ」
「桐に鳳凰」
「桜におしどり」
「松に鶴」
「葦とカワセミ」
「水草に白鷺」

こうしてみると、着物に描かれた柄が思い浮かんできます。
「雀」にはほかにも竹や稲穂なんかも良く見かけますし
桜には水も似合います。

「ボタンに胡蝶」
「もみじと鮎」
「菱藻にきんぎょ」
「葡萄にりす」
「流れになでしこ」
「蘭に扇」
「水連にめだか」


「雪にからす」
「雲取りに流れ」
「波に千鳥」
「貝合わせに桧扇」
「亀に朱盃」
「波に鶴」
     などなど

もっと調べたらいっぱいあるのでしょう・・

こんなことを知っていると着物と帯を合わせるときなど楽しいですね。
たとえば浴衣ひとつでもあやめ柄の浴衣にトンボの柄の帯をするとか・・・

それから帯どめなどで、合わせてみるのもいいですね。
もみじの柄の帯に鮎の帯どめで大人の感じに・・とか


これ以外にも、自分の中で季節や気分で物語を作って
コーディネートを考えると楽しいですよね。

着物が着られるようになって、ちょっと世界がわかってくると
いろんなお遊びができるようになって
もっと着物が楽しくなること間違いなしです
コメント (2)

ああ・・・勘違い「ザクロにウグイス」

2010-02-18 14:19:54 | どうでもいい話・・・
ごめんなさい
先日、アップした鳥さんは「メジロ」でした。
ですから、正しくは「ざくろにウグイス」でなく「ザクロにメジロ」
各方面からご指摘をいただき、大変失礼をしました・・・
おっちょこちょいと、無知をまんまと露呈してしまいました・・・


あまりに恥ずかしいので、これはお勉強しないと・・・と
検索してみました。

そうしたら
どうも私だけではないらしい・・・
メジロとウグイスを間違っているひとは


ウグイスはちょうど梅の花の咲くころに「ホーホケキョ」と美しい声で
鳴くようになるそうです。
でも、あまり姿を現さないそうなのです。
そして、
メジロは梅の花の蜜を吸いにきて、そのお抹茶のきれいな色(=ウグイス色?)
の姿をよく見せてくれるようなのです。
でも、無口らしく・・・

・・ということで、
姿の見えにくい「ホーホケキョ」の声にふと見上げると
美しい梅の花に止まっている取り合わせの美しい鳥がいて・・・

その鳥をウグイスだと思い込んでしまった私のようなあわてん坊は
昔からいらっしゃったようです。


よく見もしないで、写真をアップしたのですが
改めて見てみると、目の周り、白いですよね・・・

それに、やけにまん丸のウグイスと言った主人の言葉。
確かに、ウグイスのイメージはもう少しスマートで尾がすっと伸びた姿。

私たちが、ウグイス色と言っている色はメジロの色で
実際のウグイスは、もう少し渋い茶がかった色のようです。


私、ちょっとだけ、賢くなりました
ウグイスさん、メジロさん、ごめんなさい



コメント (3)

ざくろにウグイス

2010-02-16 13:39:40 | ひとりごと
今年はいつになく寒い気がするのですが・・
冬眠状態の私だけ?

気持ちがいまひとつ春にならないな~なんて思っていたら
2・3日前から、お店の前にウグイスらしき鳥が来ているのを発見
近づくと逃げそうなのでよく見えないのだけれど
まさにウグイス色をしています。


さっき、お向かいのザクロの木の枝にいるのに気が付き
そろ~っと、カメラを向けて撮影成功




梅にウグイスならぬ「ザクロにうぐいす」
わかりますか?
ちょうど、真ん中のちっちゃいの。

そういえば、うちの「梅子」はとっくに咲き終わってしまいましたが



望遠でとったら・・よく見えた
太ったうぐいすだな~とは、主人のコメント。



なんだかやっと春がもうすぐだよ、待っててね
と言ってくれてる気がします。


暖冬のバンクーバーにこの寒さをあげたい・・
そうそう、今日は、メダル2個獲得したらしいですね。
よかった、よかった
皆さん、力を出し切って頑張ってほしいものです。

コメント (2)

シンプルなのが一番

2010-02-11 14:06:10 | どうでもいい話・・・
以前に、着物の着方はへんな道具を使ったり
余分な補正をしたりしないで
シンプルに着るのがいいと書いたことがありました。

先日の簡単に着られる着物もそうですが、
何でも、もともとの基本のものっていいなと思うのです。


何日か前、突然に電子レンジが故障~~
買ってから2年しかならないのに・・・
(その前のは、20年近く使った・・・・

最近の電化製品は故障してもお知らせのサインが数字で表示させるだけで
どこが故障したのかさっぱり見当もつかないです。

とりあえず、販売店に電話して修理に来てもらったのですが
基盤を全部取り換え
保障期間内だったのでよかったけれど
修理すれば、買いなおす人がほとんど というくらいの金額になるそうです。

最近の電化製品、携帯電話も、話題になってる車も
複雑になりすぎて
何でもコンピューター制御で・・
わからない、使いこなせない私
機能が素晴らしく向上しているのだから仕方ないけれど
最近のものってすぐ故障するし・・・


昭和30年代生まれの私には
テレビが映らなかったら叩いたとか、車も蹴飛ばしたりと聞いた
時代がホンワカしてなんだか懐かしい

世の中の仕組みも、人間関係も、
それから商売していると商売の仕方も
なんだか複雑になってきました

単純で、シンプルなもののほうが好きです


でも、シンプルなものって本当はごまかしがきかなくて
洗練されているんですよね
着物や帯を見ていても感じます。














コメント (1)

着物の魅力とは?

2010-02-08 16:13:23 | 着付あれこれ
このところ、毎日寒いですね・・・
寒がりの私は、冬眠状態、催し中で外出できないことをいいことに
暖かな店内でヌクヌクとしております。

寒いので??先日、たまたま業界関係のブログを見ていたところ
ちょっと気になる意見があって・・・


着物業界の衰退を嘆き、どうすればいいかということで
礼装以外の普段着の着物をもっと簡単に着られたらいい。
簡単に着られる着物があったら、着物の需要は確実に増えるだろう・・

というようなことをおっしゃってました。
おはしょりや二重太鼓もネックだというようなことも・・


確かに・・
私も、普段着がもっと簡単に、気楽に着られたらいいという部分は賛成です。

ただ、簡単に着られるということで、作った帯、
二部式になった着物などを提案することは反対です。

手が回らなくなった・・などの理由で、着物や帯を二部式にしたら着る
ということであれば、そうして着るのも賛成です。
実際に、二部式やつけ帯にするお直しもさせていただいています。

簡単に着ることのできる着物があれば、もっと着物は売れるでしょうか・・・

私は、違うと思うのです。

着物の好きなお客様が求めていらっしゃることや着物に感じていらっしゃる魅力は
そうではないように思います。

これは、私の意見ですが
着物や帯は、まっすぐな直線で構成され、脱いでたためばまた平面になってしまうから
「美しい」と感じます。
もしも洋服のように、ボタンやたとえばマジックテープのようなもので
止めて着られるような立体的なものであれば、洋服と同じでしょう。
それって着物?魅力的?



着物の特性である、直線の美しさ、
まっすぐのもので立体的な体を包む美しさ
風呂敷が代表的ですが日本の文化は包む文化とも言います。
おおらかな感じがします。


簡単に着られる着物を作るという発想より
簡単に着られるようにして差し上げるのが呉服業界の仕事ではないでしょうか

売ることしかしなかったからつけが来ているのでは・・
売ったものを、着られるようにしておかなかったからいけないのでは・・?

私は、浴衣のつけ帯も嫌いです。
あれを作るくらいなら、どうして皆さんに簡単に
帯を結ぶことを教えないんだろうと思うのです。

買っていただいたら、着ていただくようにするのも
売る側の責任だと思います。



売ることばかりにに力を入れていたから、着付教室ができ
着付をするのに、いろんな道具を使ったり、覚えるまでに何年もかかったり
半襟が何センチ、おはしょりが何センチ・・みたいに教科書どおりに
着ていなければ、下手な着付 のように思えてくるようなことになり
着付が難しくて着られない・・・
ということになったように私は思うのですが・・・


こういう意見を聞くと、
なおさら早く簡単に着られるように皆さんに着付を教えたいと思えてきます。



参考までに・・
二重太鼓だって、こうしてクリップで形を作って簡単に結ぶ方法だって
あるのです。
器具なんて使わなくても・・
いくらでも、こんな方法はお教えします







今となっては、着物を綺麗に自分で着られるっていうことは
それだけで、なんだか「知性的な女性」というイメージがします。
そんなところも、皆さんが着物に魅力を感じてくださることの一つでは
ないかと思うのですが・・・・

皆さんは どう思われますか??



コメント (1)

立春ですね

2010-02-04 16:52:42 | 仕事
節分、立春といよいよ春の気配が・・・
でも寒い・・・


先日は東京にも雪がうっすらと積もり、こんな雪でも東京では大雪??

年に一度あるかないかの積雪はやっぱりカメラに収めておかねば・・・と。



白い屋根に朝日がさしてキラキラしていました。




こんな真冬のような寒さの中、着物業界は今、夏物の仕入れです。
イメージがなかなかわかないのですが、
昨日は午前中に大急ぎで仕入れに行ってきました。
そのうちに、お目にかけます


・・でも、ちょうどいいのはやっぱり春。

今回はあちこちから商品が集まっていますので
コラボレーションして楽しんでいます。







米沢の紬×洛風林の帯
春ですね





染の川勝の小紋×小倉さんの染帯







同じ川勝の小紋×服部さんのつづれ帯



合わないようなものも置いてみると意外に溶け込んだり
新たな発見をしたり


まだまだ、いっぱいコーディネートしてみてるのですが
載せきれないです


今度の週末まで、こんな楽しい店内です。
私だったら、コレとこれ なんて楽しんでみてください。
コメント

着る人の心 大切に・・・

2010-02-01 23:17:17 | ひとりごと
21年目を迎えるにあたって、
昨年から、今一度、わきの考え方や方向性を考える機会となりました。

主人と二人、
20年が過ぎた・・・
さて21年目、これからどうする?どうしたい?
そんな話をすることが多くなりました

「着る人の心、大切に・・」
この言葉は、お店を始めたころどんなお店にしたいかを考え
目指したところでした。


開店当時は、首をかしげるような商売が横行していて
同じ呉服屋として、とても嫌な感じを受けていました。
だから・・・

私たちは
「売るだけじゃいけない、売りっぱなしもいけない。
着た後のお手入れもさせて頂こう、着てもらうためにできることもしよう」
と思いました。

着る人の立場になって、何をしたらいいだろう
それが「着る人の心、大切に・・・」という方針になりました。

まだまだ、周りのお店ではきものクリニックや着付けなどのサービスに
力をいれている所は少なかったように思います。

もともと、主人の父が呉服の卸として商売を始め
そのあとを継いだのですが、卸から徐々に小売店に移行したので
最初は本当に数えるくらいのお客様でした。
大山にもたくさん古い呉服店があり、できたてホヤホヤの名前もない「わき」は
とにかくお客様の立場にたって何でも一生懸命させていただくことから
始めました。

悩みながら、迷いながら、あっという間に気がついたら20年。
お客様に育てていただきました。

そこで、もう一度、考えてみても 初心忘るべからずの言葉通り
やっぱり、
「着る人の心 大切に・・」なのです。

今年は、改めてこの言葉を見直して方向性を見極めたいと思います。

夢中でやってきた20年、
これから先、今までと同じことプラス「正しいことを伝えていくこと」を
していかなければならないのではと感じています。




コメント