京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

サキちゃんの卒園式

2012-03-30 18:01:02 | 着付あれこれ
ちょっと間が空いてしまいましたが、先日
お客様のお嬢ちゃん、サキちゃんが保育園を卒園しました


以前に、サキちゃんのママの子供のころの着物を見せていただいて
コレを着せたらどうかな~と相談を受けていました。


その中に、かわいいウールの着物がありました。
帯もピッタリのボタン色の兵児帯が
お草履は、今回と3歳のお祝いに使えるようにと
ピンクの台に、赤い鼻緒のかわいい物を新調しました。







ウールの着物しかなかったのですが、お子さんのことですから
襦袢なしで、下にシャツで着てしまおうということに。


でも・・・
半衿がないとね・・・・

そこで、手作り。




私のお細工物用の生地をゴソゴソとひっくり返し
古い帯揚で雰囲気と色の合いそうな物を見つけました。

帯芯を中に入れて、着物の衿の巾に縫い
こんな風に着物の衿に縫ってしまいます。






着せるときに、衿を半衿らしく出してあげればOK
それらしく見えます。
名づけて、うそつきならず「うそ半衿」

それから、兵児帯にも一工夫。
兵児帯をそのまま体に巻くと、前がクシャクシャになってしまいますね。
お子さんの体に合わせて、帯の巾くらいに「さらし」を折りたたみ
兵児帯の前になる部分に入れて、芯にします。
お子さんに帯板では硬すぎますし、
昔、入れたような半紙のようなものだとパリパリしてなじまないような気がして。

今回は、さらしを入れましたが、手ぬぐいや木綿の端切れなどでもいいかと思います。







もちろん、体の寸法に合わせて、肩揚と腰揚をし
紐も着物に縫い付けておくといいです。

こうして、ちょっと工夫してあげるとお子さんには
手早く、楽に着せてあげることができます。


着せてみたら、このとおり
サキちゃん、気に入ってくれたようで、ご機嫌でキメポーズ






卒園式の当日は、ママも自分で着物を着、サキちゃんにも着せてあげて
大成功だったようです。


こんなふうに着物を小さいころから着せてあげて下さるとうれしいです。

こうしたちょっとした工夫も、参考にしてみてください。
アイデアならいっぱいありますよ
かわいい姿はきっと思い出に残ることと思います。



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お細工物日記~番外編・・娘用の巾着~

2012-03-29 18:17:27 | お細工物日記
先日の、娘の卒業式。
漠然と、持たせるバックをどうしようかとずっと考えていました。
ありふれた巾着は持たせたくないし・・・

そこでお細工のお稽古で最近作っているのは、バラのモチーフのクッションなのですが
そのバラのモチーフを使って、袋を作ったらどうだろうと思い立ち
お稽古のときに、先生に相談してみました。


娘の成人式のときに長襦袢をうすいオレンジに染めたのですが
そのときに一緒に染めておいた布と、ちょうどあわせたらよさそうな古布があり・・

先生から、柄の出し方ひとつでいいものができるかどうかが決まるといわれ
こだわりながら、かつ慎重に・・布を裁ちました。


そしてできたのが・・・





忙しくて、なかなか縫っている時間がなく、出来上がったのは
卒業式のギリギリ3日前



娘の好きな色目で、袋の裏は、かわいい玩具柄の黒の長襦袢の生地をつけました。
紐も、先生から黒を使って二色使いがいいんじゃないかとアドバイス。
それだけでは、ちょっと物足りなかったので紐の先に黄色の紐でさらにアクセントを
付けました。

そして、写真の巾着の下に敷いているのは
コレもまた、襦袢と一緒に染めておいた振袖の余り布に
羽裏をつけて縫ったショール。

コレも、夜なべしてやっとこさ、間に合いました。


今年は、寒いので、もしかしたらショールがあったほうがいいかな・・・と親心。


しか~し
当日はやむはずの雨が上がらず、寒い朝。
寒がりの娘は、私の羽織を着て、ショールはというと
成人式のときの白地に刺繍のものと、今回のこのショールと
どちらか好きなほうと思っていたのですが
私の縫ったのは、あえなく却下

そりゃ~ね、ステキな刺繍の真っ白のちりめんのショールと比べたらね・・・
いいんだ・・・別に・・・と、ちょっと愚痴ってみたりして

でも、先生に見ていただいたら
素敵じゃない・・と言っていただけたので、ま、いっか

何か、卒業式のために作ってやれたから・・・
自己満足です。
娘は、まんざらでもない様子で当日持っていきました。(の、はずと、思ってますが


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卒業式シーズン、無事に終わりました。そしておかげ様で・・

2012-03-26 21:51:25 | 女将の日常
3月に入ってから、ちらほらご予約頂いた卒業式の着付けも
先週あたりからピーク、着付教室のお稽古も入って、
催しに突入・・・

気持ちを張り詰めていたので、体もですが精神的にくたくた
パソコンを開く余裕もなく、ブログもほったらかしで


それでも、昨年のこのシーズンを思えば、たくさんの皆さんの
お着付けをさせていただけたことは、幸せです。


そして、おかげさまで
今年、娘が大学を卒業しました。

娘が赤ん坊だったころからのお客様は、保育園から帰って店の奥で遊んでいた
娘の姿を覚えていてくださってるのではないでしょうか

事あるごとに、相談したりご心配かけたり・・ありがとうございました。


娘の卒業式には、先月の催しで特集した「秩父銘仙」の着物に袴をつけました。


実は、店の在庫の小紋を仕立てて・・と考えていたのですが
娘はあまり好きではなかったらしく・・・

新井さんの銘仙を見てみたらと言うと、ちゃっかり自分で好きな柄を選んでいました。


せっかくですから、みんなに銘仙を宣伝してきなさいと業務命令





たぶん無断で顔を出すと嫌がると思いますので
銘仙の着物だけ写真をアップさせていただきました。
ピンクとグレーのやさしい色で、アールヌーボーの柄。
娘のすきそうな色柄で、気に入って着ておりました。

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3月の催し~my フォーマル展~明日からです!!

2012-03-19 22:21:12 | 催し
大慌てでのお知らせ

明日20日(祝)~25日(日)まで
myフォーマル展



着物姿を街でよく見かけるこのごろ・・・
わきのフォーマルを特集しました。

名づけて「myフォーマル」
その心は・・・
最近のフォーマル、お出かけ・およばれのシーンは人に人によって様々
フォーマル感も画一的でなく人それぞれです。

”礼装”の着物のイメージも、以前とはずいぶん変わっています。
私たちのライフスタイルにあった「礼装」

私らしい・・私のための・・・私だけの・・・フォーマル

見つけてください。






きれいな品のよい着物・・・わきお勧めの訪問着や附下







左から、好きな色で染める・白生地
    単衣用の表裏色と地紋の違う色無地
    爽やかな附下
    よそゆき感のあるとび柄の小紋






白生地はこんなにたくさん。
お誂えの第一歩、ちょっと贅沢を味わってみてください






今回は、京都から、こんなに素敵な小物が届きました

その中でも私のお気に入り・・・桜の花びらの刺繍した帯揚げ
見ているだけでウットリ・・・・です。

春のお出かけにこんな帯揚、とっても気分いいですね






帯〆・帯揚も
こ~~んなに
よりどりみどりとはこんなこと?

今までの着物と帯も、小物を変えるだけで垢抜けたりイメージが変わったり・・・
決して、甘く見てはいけないのです
贅沢かなと思うくらいの、すこーしだけランクの高いものをお選びください。
グーンと全体の雰囲気がアップしますよ



・・・というわけで、詳しくはお越しくださいませ・・・


キャンセルが相次いだ昨年と違って、今年は卒業式のお着付けであわただしい毎日。
少々、疲れ気味で・・
時間に追われて、なかなかブログまで手が回らず、お知らせが遅くなってしまいました。


今日も休日返上で、明日からの準備をしておりました
皆様~~、お待ちしております


そうそう、もうひとつお知らせが・・・
先日お客様から、春のお出かけにピッタリでは?と情報を頂きました。
ブログに早くアップしたいとおもいつつ・・・ごめんなさい

山種美術館、3月いっぱいでしたか・・・着物で行くと割引の特典が
なにかプレゼントもあるとホームページには書いてたような・・・
詳しくは、お調べいただいて、ぜひ、着物でお出かけいただければ



    



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最近の袴事情

2012-03-17 18:42:06 | 着付あれこれ
先日、以前に着付教室に来てくださってたお客様が
袴の着付けをさせていただくお嬢さんの衣装を届けにきてくださいました。

お店に入ってくるときになにやら浮かない表情です。
そして、風呂敷包みのなかから「なんだかね~コレなんですけどね~~、娘がインターネットで借りてね・・・」
と出されたのがこのお着物。





着物にしてはバランスがちょっと変でしょ?
羽織みたいにも見えるけれど・・・


これは袴の下に着る着物、身丈がひざくらいの長さなのです。
つまり、この着物ならおはしょりをしなくていい、袴を着てしまえば中は解らないということです。

最近の貸衣装の袴についてくる着物は、こんなものを見かけるようになりました。

何年か前に初めて見たときには、私もびっくりして・・・
貸衣装屋さんも、考えるものです(笑)
着る方(着せる人)も楽かもしれませんが、私もコレをお持ちくださったお客様もやっぱり
なんだかね~~~といいたくなります

そして、このお着物と袴一式に揃えてあった小物にまたビックリ。
足袋・・・どう見ても足袋カバー
下着・・・コレって浴衣下では・・

料金的には納得の品揃え(笑)なのですが・・・あまりにも

お客様も、コレじゃあねという感覚で、物をご存知の方でしたからいいのですが
きっと、着物を見たこともない方や、お若い皆さんは
「こういうもの」と思われるでしょう。

私にとってそれが一番の心配なのです。
知っていて、コレはいいのですが、
知らないでコレが普通、ちゃんとしたものと思われると思うと・・


足袋のことを靴下とおっしゃるお嬢さんもいらっしゃったりして
今回のお嬢さんは、お母様とお話して、貸衣装についている「足袋カバー」でなく
ご自宅から「足袋」をお持ちいただきました。

しかし、ああいう「足袋カバー」をはいて街を闊歩している袴のお嬢さんたちの姿を
想像すると・・・
これはもう愚痴でしょうか・・・



先日ぼやいた幼稚園の先生の袴着付け料金の話・・・その後・・。

結局、友人の頼みということもあり、朝一番にご予約頂いたお客様の着付けが終わり次第
幼稚園まで着付けに駆けつけることに・・・

友人の書いてくれたメモをを片手に
AM7:00大山駅出発 丸の内線○両目に乗り、○○駅下車、目の前のエスカレーターに二つ乗り
乗り換え、××線○両目の×番目のドアに乗り、**駅で下車、目の前のエレベーターに乗って
A4出口へ・・・AM7:40幼稚園着。
と、完璧なナビ。
最短時間で、到着、予定より早くに着付け完了

若い先生に着付けしながら
あの料金じゃ袴着るのもたいへんんですね・・・とつぶやくと
「でも、子供たちにとっては一生に一度の大切な日、だからキチンとしたいと・・」
とおっしゃいました。
なんて素敵な先生でしょう・・・

子供たちの思い出に先生たちの袴姿が残るのでしょうね。

だから・・
できれば先生方は、品のよい絹の着物、本物を着て欲しいな・・・と思うのです。







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”あいかわらず”の幸せ

2012-03-11 15:28:38 | ひとりごと
今日は、日本全体が特別な日ですね。


昨年の今頃・・・

ちょうど、春めいてきた昼下がり、いつものようにお客様と
のんびりとおしゃべりしているときでした。

いつもの地震とはまったく違うゆれに、どうしていいのか
とっさには判断ができないものですね・・・
お客様と三人で、お店の大きなテーブルの下にもぐるという
小学生のころに教わった行動しかできませんでした。

今まで経験したことのない揺れを感じたにもかかわらず
「日本のどこかで、すごい被害の地震が起こった。
大変なことが起こっている」
震源は東京の近くではない・・・
と、なぜか直感的に考えていました。

この地震を実感したのは、夜、川越街道を黙々と都心から埼玉方面を目指し
歩く人たちの「行進」
まるで映画のシーンのようでした。


あれから一年、今日のテレビの特集を見るとまた、胸が痛くなります。
被害にあわれた東北の皆さんのことを思うと・・・


最近、思います。
あいかわらず・・・の幸せ。

「相変わらずの毎日よ~~
どちらかというと、相も変わらず進歩のない毎日・・というような言い方を
することが多いのですが

毎日を変わらず過ごす
以前と同様に・・
特に変化なく・・・

このことがどんなに幸せなことなのか・・・
あいかわらずの言葉の意味をかみしめています。

震災で生活や一生が一変してしまった方たちを思うと
毎日が普通であることが、ありがたいことと心から思います。


あらためて、なくなった方たちのご冥福と、復興をお祈りします・・・。


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お細工物日記~ふくら雀~

2012-03-10 18:54:18 | お細工物日記
またまた、雨、雪と寒くなって、ちょっとゲンナリ・・。

三寒四温というけれど、早く暖かくなって欲しいですね。


ところで、私のお細工物日記、しばらく更新してなかったのですが
お細工物は着々と(スローなペースで)仕上がってはおりまして


今回のふくら雀も、冬のものなので、寒いうちにアップせねば・・・と。





ふくら雀・・・というと振袖の帯結びがパッと思い浮かぶ方もあるかと思います。

冬の寒い時期に、全身の羽毛を膨らませている雀
また、丸々太った雀のことを言います。

富と繁栄を意味するそうで、とてもおめでたい柄として着物の柄に使ったり
成人式のときの帯結びとしてポピュラーです。
格調高い結び方ですので、皇室の結納のときにも雅子様も紀子様もきれいに結ばれて
いらっしゃったと思います。



そんな冬のふっくらとした雀ですので、おなかには綿がたっぷりと入れてます。










庶民的な鳥ですので
使うのは、古い紬や木綿、雀の色でまとめます。

先生は、布選びのときおっしゃいます。
「雀を頭に描いて御覧なさい」

雀の色・・・
でも、やっぱりお細工物の雀なので、ホントに雀の色ではないのです。
その辺が難しい・・・


この後、はとを作り
今は、鳥シリーズを制覇しようと、ツバメの途中。

春までにウグイスを作りたいと思っていたのですが
”ウグイス”らしい布が見つからなくて、足踏みしてます・・・・






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やっと春めいてきましたね

2012-03-07 23:42:46 | 女将の日常
今日も、朝7時半の着付けから始まりました。
(もちろん、私、早朝料金は頂いていません

一旦自宅に戻り、洗濯などをすませ、10時からは着付け教室。

午後は、久しぶりに店を覗いてくださった友人のお母さんとしばらくおしゃべり。
その後、仕入れた小物の値付けして・・・


夕方、また家に戻り、夕飯を作って7時に店に戻り着付け教室。


帰ってきて、ご飯食べて、女子サッカー見ながらブログのチェック

最近、着付け教室の申し込みが多く、朝晩の教室のある日は
結構忙しい・・・

でも、着付けを習いたいといってくださる方があるということは
心強いこと

頑張らなくては・・・・

女将の一日でした


もうちょっとサッカー応援します
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目が点・・!!

2012-03-04 16:54:36 | ひとりごと
3月に入り、そろそろ卒業式の着付けの仕事が始まりました。

そんな週末・・・お客様と世間話をしているところに
幼稚園の先生をしている友人が久しぶりに顔を見せました。


いつも卒園式に袴の着付けをしているので、顔を見たとたん
「あ~~ 着付けねっいつ~~?」

「それがね~~」
と、なにやらいつもと事情が違う様子。


いつも卒園式の準備があるので、早い時間に着付けをして出勤 というパターンなのですが
今回は職場まで出張してもらえないかと困った様子でいうのです。
話を聞いてみると・・・コレが・・・

朝早く、同じ幼稚園の先生3人で袴を着たいので、近くにあるホテルに問い合わせしてみたそうです。
そうしたら・・

袴の着付けが、13000円。
朝7時の予約ということで、早朝料金が、着付け料金と同じだけ・・、13000円。
さらに
早朝のため技術者が出勤できないので、前日から泊まりとなり、その宿泊料金として10000円。
しめて、36000円なり。

36000円×3人分=108000円


ひぇ~~~

驚きと同時に、聞いてる途中で笑ってしまいました。


わたしの感覚では
ホテルでは当然なのかも知れませんが、袴の着付け13000円がまず考えられない・・・
コレって、世間の相場なのでしょうか・・・
私は、申し訳なくってそんなに袴の着付けでいただけないのですが・・
そう言う私の横から主人が「すっごい着付けかも・・・」って。

それに時間外料金が着付け代金の倍というのも、私には考えられないし


宿泊代も、3人それぞれにかかってくるという・・
一人で3人続けて着付けるんじゃないの?って・・・素朴な疑問

「”おはようございます”って3人の技術者が出迎えるんだよ、きっと」と
みんなでその場面を想像して、またまた爆笑


一人36000円もかけて着付けてもらう人、いるんだね~と友人もあきれた様子。
「それだったら、脇さんに頼んでみよって思ったのよ~、
一人、着付け1万円払って、タクシーで駆けつけてくれてもいいよ」と。
確かにね・・・


この話を聞いて、複雑な気持ちに・・・。
そして、サービスと料金について考えさせられました。

今回のことに限らず
私が普通に「仕事のうち」と考えていることが、世の中では料金として発生する・・

サービスというものはそんなもので、私が甘いのか・・・



時々考えます。
美容室などの成人式のお支度の料金設定・・・
今回のホテルの料金設定も・・・

当店のような個人商店だから、早朝料金も頂かなくてもいいけれど
従業員のいる店としてはそういう料金設定になるのも解ります。

しかし・・・
「どうしてもやってもらわなければ困る」という
お客様の弱みにつけこんでいる(言葉が適していませんが)ようにも思えてきます。
特別な日には、特別な料金でも仕方ないのかな・・・



卒業式や成人式など、お客様の希望時間がそれぞれの店の営業時間に
当てはまらないのは明らかです。
たとえば、宿泊代を頂かなくてはいけない・・のではなく、頂かなくていいような体制を
とるのが本来のサービスではないだろうか・・・


お客様へのサービス・・・

京都の美容室にいたころ、お客様重視の考え方、精神を叩き込まれたせいか

世の中の流れに、付いていけてない私。
甘い?古い?ばか?お人よし?















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