京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

こんな冬のコーディネート

2007-11-26 22:48:20 | わきごのみ
ただいま開催中の「京の技の競演」

準備で忙しく、その後も慌ただしい毎日でブログまで
なかなかたどり着けず・・・

前日は準備が間に合わず、夜の12時近くまでかかってしまいました


そんな中でこんなお遊び してみました

京絞りと爪掻つづれ帯、どちらも正統派の伝統の技です
・・が、それをふまえて、あえて遊びました

寺田さんの絞りの小紋、黒地に白の絞りが散っているので
「雪」にみたて、服部さんの鍵盤を織り出した綴帯を合わせ
楽しい雪だるまの柄の帯〆をしてみました
う~ん、名づけて「冬のコンサート


写真ではよく見えないかもしれません
どうぞ、お越しいただいて実際にご覧ください

お越しいただいた皆さんには、絞りや綴のイメージが
変わった(いい意味で)と好評です
素敵な着物や帯がいっぱいで、オーダーもお受けしています

まだ、お越しいただいていない皆様
ぜひ、お待ちしております

2日(日)までで~す

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明日からです

2007-11-23 00:04:30 | Weblog
明日から催しです
綴帯と絞り、京の技の競演
ぜひ、皆様のご来店をお待ちしております

いままで準備で…ヘトヘトです
がんばって準備しましたので、お楽しみに!
取り急ぎ、お知らせです
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半衿は大切です

2007-11-16 17:28:37 | 着付あれこれ
私・・・11月に入って、何枚半衿をつけたでしょう・・・(笑)

着付をさせていただくときによく
「半衿をつけるのが面倒でしたら、そのままお持ちくださいね」
と、わざわざ自分の仕事を増やしています

そんなわけで、「半衿つけて」とお持ちになるお客様が多かったのと
せっかく付けてくださっているのに、私の都合で付け直したりしたものですから・・・


着物の衿元は長襦袢を着たときに半分以上決まる
といっても過言ではないと思います。
極端な言い方をすれば、長襦袢がキチンと着られたら
着物の衿はそれに沿わせるだけなのです


お着付けをさせていただく場合も同じで
キレイな衿元を作るためには、半衿が重要なポイントになります

私のように、いろんなお客様のお持ちになるもので
お着付けをさせていただくと、半衿のつけ方も様々です

中には、申し訳ないのですが、付け直したくなるものもあったり・・・
与えられた条件(着物・帯・小物・体型なども)の中でお着付させていただくのは
当然なのですが、自分の技術だけではどうしてもカバーできない
どうしようもないものがあります

半衿のつけ方もそのひとつで
まだまだ技術は未熟かもしれませんが、
自分自身が納得できるお着付けをさせていただくため
美しい衿元をつくりたいため
に、針を持つことになります


前置きが長くなりました・・・
きれいな衿元を作るための半衿のつけ方ですが

まず、襦袢の地衿に緩みなくピッタリにつけること が大切です


たいてい着物の衿は広衿になっていて半分に折って着るわけですが
広衿は3寸(約11cm)に仕立られていて、計算上、半分に折ると5,5cmになりますね
長襦袢の衿はそれより少し控えて仕立てますので
5,2~3cmくらいになっているはずです。

ですから、着る時に襦袢と着物の衿付けの線をピッタリと合わせると
背中心から肩回りの部分では、襦袢の衿は着物から出ないようになっているのです
半衿がブカブカについていると、着物の衿からはみ出すことになって
だらしなく見えてしまいます。
それと、緩みがあってブカブカだと衿芯が衿の中で動いてしまい
シャープなラインになりません。

それから、着慣れた方に多いのでしょうか・・・
半衿の途中までしか縫い付けていらっしゃらない場合があります。
確かに・・・
着た時に見えるのは中心から半分くらいで
衿先は隠れてしまいます。

でも、かなりアバウトな性格の私ですが
半衿に関してはきっちり最後までつけたい・・!
(と、こういうところ几帳面?


なぜなら、「押え」がきかないから・・・
襦袢にしっかりついていると「力が入る」気がします。

写真の青いクリップのついている個所をご覧ください
半衿の先をしっかりと紐が押えていますね
これが意外に大切で、半衿の「浮き」がなくなるのです

美容師時代に着付けの先生から
「衿を合わせるときは、首を切るようにあわせましょう」と
教わった言葉が頭に残っています。
「首を切るように・・」
ピシッと肌に沿わせて・・というニュアンスでしょうか
なんとなく判りますよね

そのためには、なるべく半衿の先は襦袢にしっかりついていて
紐なり伊達〆がかかっているといいと思うのですが・・・。


半衿ってつけるの面倒ですよね(笑)
よく、丁寧に細かく、くけていらっしゃるのを見かけますが
おおざっぱでいいと思います
(このあたり、かなりおおざっぱな私・・・)
写真の半衿ですが、針目がわかるように、赤い糸を使って縫ってみました
私はいつも、こんな感じに大きな針目(3~4cm)の一目落としで縫います

仕立て屋さんのように上手にくけられるといいのですが
そうでない場合は、どうせ外からは見えないのですから
一目落としで押えてつけたほうが布目が曲がらず
(ヘタにくけるとよれてしまいます)
衿芯も動きにくくなります



こういう小さなコツとかチェックポイント
少しでもブログで皆さんにお伝えしたいと思うのですが
文章で間接的にでは、なかなかうまく表現できなくて
もどかしいです

判りにくい点などは、お店で直接お話できればと思いますので
どうぞお聞かせください














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今月のお細工物

2007-11-15 14:57:26 | お細工物日記
いつもの事ながら・・・
忙しい合間を縫って「今日しかない!」とばかりに
昨日、お細工物のおけいこに行ってきました

先月教えていただいた「柿袋」
やっとひとつ完成したので・・・
手前は未完成の「富有柿」
裏地と口布がまだついていないので宿題です

先生はひとつのものを3~5個は作りなさいとおっしゃいます
何個か作るうちにコツがわかってくると・・・
なんでもそうですね・・・

お細工物のおけいこは、間接的にとても勉強になります

先生は「こだわりを持つこと」を常におっしゃいます
偽物はだめ、本物を使いなさいと。

使う生地ももちろんですが、
最後の仕上げの紐にいたるまで本物で。
レーヨンなどは絶対に使ってはいけない
高価だけれども絹の組みひもでなければ台無しになります


たとえば「柿」を作るにあたって・・

柿とヘタの布を選ぶとき、色だけでなく
布の柄が、松竹梅や鶴のような格のある柄では
庶民的な果物には似つかわしくない。

見えない裏地にしても同じで
見えないからこそ袋を開いたときにはっとするような
それでいて表の雰囲気を壊さない裏地をつけること。
袋を開いてみたら、桜の柄の裏地ではやっぱり・・ね。

作り方を教えていただきながら、
こんな事をとても厳しく教わります

でも、すべて
着物をコーディネートするとき
帯〆などの小物や八掛を選ぶとき
コートや羽織の裏地を選ぶとき
着物を着るときの心得みたいなものに通じる気がします

と、いう訳で私にとって
季節感やそのものの意味など
忘れていってしまいそうな、
「そんなことどうでもいい」で済まされていってしまいがちな
日本のこだわりや大切なことを
お細工物と一緒に教わっている貴重な時間です


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ウチの子が一番!!

2007-11-10 23:35:00 | 仕事
今朝、お仕度をさせていただいた7歳のお嬢様です。
かわいくて、とてもほほえましいです



お着物はお母様がお召しになったもの
何年か前にはお姉ちゃんも同じお着物で
お召しになりました。

こうしてお母様のお着物を、またお嬢様達が着て
お祝いするのも素敵なことですし、着物ならではのことですね。

どっしりとしたちりめん地のお着物に、
別注して作っていただかれたというつまみ簪にあわせて
髪も「結綿」風の日本髪にしました。

着付をする間も終わってからも、苦しいとかは一言も
言わず、とっても偉かったです



いつも、七五三のお仕度をさせていただくときの私のコンセプト・・
「ウチの子が一番!!

親なら誰でも・・、私もそうであったように
お参りに行った時、他のどの子よりも我が子が一番!かわいい、カッコイイのです

私も、お母さん達と同じ気持ちで
みんなに振り返られるようなヘアスタイルや着付をしよう!
と、思いながら仕事をしています。


もちろん、成人式の時は

「私が一番!!」がコンセプト

晴れの日の着付けは、思い出になるように、後に残る写真が素敵なもので
ありますように・・と思います。


もうひとつ、気をつけていること。
七五三や成人式の着付で苦しい思いをされると、
着物はコリゴリ・・ということになりかねません。

いい思い出になって、着物を着ることが好きになってもらわねば・・・
着物ファンをつくる第一歩です



さあ、また明日も、6時半からお着付です

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たまには、振袖

2007-11-09 23:14:08 | わきごのみ
いつも地味?なもの、シンプルなものが多い店内。

たまには晴れやかに、こんなお振袖をかけてみました。
華やかでいいですね

・・と、店内の他のコーディネートを見てみると
花柄の着物も帯も掛かってないことに気づきました・・・

誤解のないように申し上げておきます(笑)
当店にも、こんな華やかな振袖があるのです。
ちょっとアピールしておかなければ・・・


そうそう、明日はまた早起き
七五三の7歳のお嬢さんとお母様の着付です。
着物好きに育って、将来こんな振袖をきてくれたらうれしいな・・・


明日はあいにく雨の予報・・
晴れればいいのに








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帯枕つながりで・・・

2007-11-08 23:26:20 | 着付あれこれ
先日、帯枕について書きましたが
それに関連して,
これは、おすすめという「帯枕カバー」を
紹介したいと思います。

着付は皆さんのお手持ちのもので・・・というのが基本方針ですので
私から小物類を紹介することは、普段なるべくしないようにしています。

お勧めというより
私の「お気に入り品」と言ったほうがいいかも・・・


帯枕によって、紐やガーゼやナイロンのカバーのようなものなどが
ついていると思います。
綿テープのような細い紐しかついていない帯枕は力が入らないので
きっとガーゼなどをかけて使っていらっしゃる方が多いと思います。

本にも、ガーゼでくるんでとよく書いてありますし、確かにすべらず
しっかりと力はかかります・・

これは、私がお着付けをさせていただく時にも感じることなのですが
ガーゼは少々ゴロツクのが難点です
もしガーゼを掛けるのであればあまり「上等」のガーゼでなく
薄いもののほうがボリュームがでなくていいと思います。

帯枕の紐が、胸元と帯の間でゴロついていると、苦しい感じがして
帯揚の処理ももたついて影響してきます。

また、ストッキングのようなナイロンの紐のようなものは、締めると
細くなって思うように力がかからず、肋骨のあたりに食い込む気がします。



そこで・・すぐれもの!(私にとってですが・・・)

私が着付教室に行ってた時の教室のグッズなのですが
「フィットカバー」と言うものがあって
写真のように中央が袋状になっていて、枕を入れて使用します。
入れ替えができるので、先日お話したように違う枕にしたい時にも
使えます。
また、「つのだし」を結ぶ時にも、小さく手ぬぐいなどをたたんで入れて
使うとほどよく力が入り、結んだときにカッコいいように思います。

そして、袋の部分がジャージになっていて伸縮性があるので
枕がしっかり背中に添います。

もうひとつ私が気に入っている点は・・・紐の巾と長さ。
木綿の紐で、腰紐くらいの巾なのでゴロつかず、滑らず、力も入ります。


けして、私はこれを作っている着付教室の回し者ではありませんが・・

私も今、使っているもので三代目、愛用してます

教室の皆さんや、お客様、またブログを見てくださっている皆さんは
すでにご存知の方が多いと思いますが・・・
ご存知でない方、だまされたと思って
一度お試しあれ・・・・



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時間が・・・ほしい・・・

2007-11-06 23:37:16 | ひとりごと

なぜだか忙しくて、毎日、今日は何したんだっけ・・・
と一日が過ぎていってます。

お客様のご相談や、着付の荷物をお預かりして準備したり
・・意外に時間がかかったりして・・・

ブログも今日こそは!!と、毎日思っているのですが
パソコンを開くことすらできなくて

日、月曜日、お休み返上して仕事してたのに
ちっともはかどってない・・・なぜ???

もう一人、自分が欲しい!
そう思うことないですか?

ヒマをもてあましている人
時間を譲ってくださいませんか?

すみません
完璧に、私のひとりごと・・・
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