京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

女将の嘆き

2024-02-23 13:55:01 | 呉服屋の気持ち

数日前、5月の陽気とか・・異常な暑さで

今日はみぞれ混じりの冷たい雨が降る寒い日。

店の前の鉢植えの花ですが、先々週あたりからたくさんのつぼみを付け出し

いよいよ春かな~~んて思っていたら、ここで咲くのは足踏みしています。

こんなに寒暖差があると、お花もどうしていいのか迷っているかもしれません

 

さてさて、本題です。

このところブログの更新を怠っていて、楽しいお話をしたかったのですが

今日は、私の嘆きです・・・申し訳ないですがちょっと聞いてください。

 

以前にもレンタルのお着物にセットされている足袋のこと・・・書きました。

訪問着にソックスのような足袋がセットされていたので、

大人の女性が結婚式に出席されるための訪問着にはこはぜのついた

”ちゃんとした”足袋を履かれたほうがいいですよ・・・という内容でした。

 

この時の経験からネットで注文されたレンタルのお客様から着付を

承った時、ちょっとそんなアドバイスをするようにしていて

今回の留袖のお客様にも、念のためにお話ししておきました。

 

レンタルされたお荷物を点検すると、こはぜのついた足袋でしたので

一安心・・と思っていたところ

足袋を袋から出して唖然・・・

裏の縫製を見て・・

こんな雑な足袋は初めて見ました。

指の形が左右もいびつで、全体の形もいびつ。

縫い目もよれて、裏の縫い代も均一でなく表も生地がぶかぶかして・・

足袋をこうしてご覧になったことがないと思いますので

当店で扱っている足袋と比べてみます。

同じサイズで、左が当店の足袋、右がレンタルのもの。

一見して、左、美しいですよね

裏地もよれていませんし・・

 

つま先の縫い方、ご覧ください。

写真をもっと大きくしてご覧いただいたらもっと違いが判ります。

当店の足袋は埼玉の行田で縫製されたものです。

以前、「陸王」という足袋のメーカーさんのドラマがあったのですが

それも行田が舞台でした。

 

 

以前、足袋のメーカーの担当の方からいろいろお話を伺ったことがあるのですが

足袋の縫製には特殊なミシンを何台も使い、特につま先のカーブのところは

ベテランの職人さんの技術が必要とのこと。

このつま先の形の違う表と裏を微妙なタックをとりながら合わせるのです。

すごい技だなと思います。

ですから、レンタルの足袋を見て、何より悲しく思いました。

ちなみにレンタルの足袋は中国製。

 

私がこれだけ思うのですから、足袋の職人さんが見たらどんな思いをされるだろうか。

知っている人が見たら、違いが判りますし、きっと履いたら不格好で痛い部分が

あるのでは?と・・。

私は履く気にもなりません

このレンタルの足袋をはいて、痛かった、足袋って痛いからいや!

って思う方もあるんじゃないか・・

どちらも同じ「足袋」なのです。でも、この違いを分かってほしい・・

今日はこんな気持ちがあふれて、少し感情的に書いています。

 

先日の新聞に、インバウンドで海外からの皆さんの観光地でのレンタル着物が人気で

需要が高まっているので、あるレンタル業者さんが今後さらに力を入れていく

という記事が出ていました。

着物を楽しんでもらうのはうれしいことですし

観光地だけでなく結婚式や成人式といろんな場面でレンタル着物の需要が

高まっているのは感じます。

簡単に借りられて、お手入れもしなくていい・・・楽ですもんね。

ただ今回足袋のことをまた書きましたが

レンタルの業者さんも様々です。

私は、自店の扱っている品のほかに

お着付を承るのでレンタルの着物もいろいろ見させていただきます。

 

レンタルは、その価格で利益を上げなくいてはいけないので

仕方ないですが、今回の足袋のように中には私が見たことのないような品質

帯や小物類があり驚くこともよくあります。

価格を少し調べてみると、この価格なら・・・と納得もしますし

お借りになる方の価値観もありますので私がとやかく言うことではないのですが・・。

あるレンタルの業者さんのサイトを見てみたところ、

着物の説明がなんだかわかったようなわかってない素人の文章のような・・・

色留袖の説明だけど写真は訪問着なんだけどな・・・とか

着物を知らない皆さんがご覧になって、ネットで注文するのも

難しいものがあるかもしれないなと、感じました。

 

呉服屋の女将目線の感想、意見です。

様々お考えもありますし、気分を悪くなさる方があったら申し訳ありません

着物を扱うものの一つの考え方として、聞き流してください。

そして、もしも参考にしていただける方がいらっしゃれば幸いです。

 

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着付教室での会話から・・・

2020-11-25 15:50:59 | 呉服屋の気持ち

昨日の着付教室、生徒さんはもう長く(たぶん3年以上)通ってきてくださっているお二人。

もうお稽古に来なくても十分に着られるのですが、定期的にお稽古していたいと

月に一回のペースでお稽古を続けてくださっています。

 

そんなお二人なので、いろいろな雑談もしながらのお稽古です。

そのお稽古中、ぽろっと・・お二人から出た言葉。

「伊達〆、これを使いかけたら他のはダメ・・

「そうそう

「そう思います?でしょう~~」と私。

って、この伊達〆、特別なものでもなんでもなくて

昔からある正絹の博多献上の伊逹〆のこと。

 

化繊のものやほかのものと比べると少々値段は張りますが

やっぱり使いやすいのです。

お二人は、「安い化繊の物を買って、買いなおすより

少々値は張っても、最初からこの博多を揃えるのがいいわね。

使ってみるとよくわかる」と。

それがわかってもらえたら嬉しいのです、私

おもわず「その言葉みんなに聞かせた~い」と。

無駄に値段の高いものをお勧めしているのではない事、

皆さんに分かって頂けたら、とてもありがたい・・・。

 

先日も、成人式で着付けに必要な小物を揃えたいとお越しくださったお客様が

いらっしゃいました。

お話を伺うと、「これを機会に娘が着る時用に揃えておきたい」とのこと。

それならば・・と、成人式だけでなく後々使えるようにと

アドバイスしながらお揃えしました。

もちろん伊逹〆も博多献上をお勧め

そのお客様が、どのようなお考えで、今後着物とどうお付き合いされるか・・

そんなことも考えて、様々なご相談ごとに対応しているつもりです。

 

着物は、洋服と違って長くお付き合いしていくものです。

その場しのぎでいい場合と、今後のことを考えておいた方がいい場合があります。

今日は伊逹〆から始まったお話ですが

たとえば、お着物のお直し。

言われたとおりに、ただ、裄を何センチ出す・・・のではなく

他のお持ちの着物や襦袢、コートとの兼ね合いにも思いを巡らせて考えます。

 

また先日、お仕立て直しをさせて頂いたお客様の例ですが・・。

お母様の附下を着たいとのこと、体型がずいぶん違うので部分的な寸法直しでは

無理という判断をし、洗い張りをしてお仕立て直しをさせて頂きました。

その際、どうせ仕立替えるのならいいチャンス、八掛を取り換える事をお勧めしました。

附下にもともとついていた目立った色の八掛は、少し古臭い印象でもありました。

着物の同系色にすれば帯合わせも幅が広がり

年齢的にも長く着ることができ、垢抜けた感がするという呉服屋の目線です。

もちろん、八掛の代金が加算されますので、最初はお客様も躊躇なさってましたが

結局、八掛も取り換えて新しい一枚になり、お客様も喜んでくださいました。

ですが、分かっていただくのには、随分苦労しました・・

ただただ、新しいものをプラスして料金をアップしようなどとは

思っておりません。

言葉は悪いですが、今少しケチって安くお直しするより

少しお高くなっても先のことを考えたら、その方がお客様にとってプラスになるなら

私は、一生懸命そのお勧めをしたいと考えます。

 

何でもお金をかければいいという事でもないと思います。

今、お客様が何を望んでいらっしゃるのかの判断も大切で

着物とどんなふうにお付き合いをしていってくださるかによって

アドバイスの仕方も変えていかなければなりません。

私達は、毎日のお仕事の中で、先を見て、最もいい方法や品をお勧めしているつもりです。

新しいお品をお求めいただく場合も、着物や帯など高額なものでも

着付け小物一つでも・・・お直し物でも。

 

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着物クイズ・・昨日の問題「紋の名前」答えと今日の問題は・・・

2020-05-01 14:10:17 | 呉服屋の気持ち

暑い・・・ですね。

5月6日までの自粛期間が延長されるかも・・・覚悟はしていたものの

う~~、早く終わらせたい一心で頑張っているのに、まだ続くのかと思ったら

ちょっと凹みます。

 

再試験でいつまでもダラダラ勉強するのはイヤ・・

一発合格したいから、好きな事我慢してそれまでは勉強に集中!!

そして終わったら、パァ~~~っと遊ぶぞ

私の自粛中の心境・・こんな感じなのですが・・・

 

さて、窓から入るさわやかな風を受けながら、

今日も着物のお勉強、始めます

 

昨日の答えです。

①蔦

 

②木瓜(もっこう)・横木瓜とも言います

 

③沢潟(おもだか)・立ち沢潟とも言います

 

④違い鷹の羽(ちがいたかのは)

 

⑤三つ柏

 

⑥梅鉢

 

⑦武田菱

 

⑧五三の桐

 

⑨桔梗

 

⑩撫子

わりにポピュラーな紋をアップしたつもりでしたが、いくつわかりましたか?

 

⑨と⑩は、今年の大河ドラマと関係あり おまけ問題でした。

桔梗は明智光秀、撫子は斎藤道山の紋でした

他の紋もそれぞれルーツは武士の紋が多いので歴女の方には

紋もなかなか興味深いものではないかと思います。

 

「鷹の羽」は勇ましいイメージですので、5歳のお祝い着の貸衣装などに

よくついていますし、五三の桐や木瓜など喪服や留袖の貸衣装に見かけます。

一口に、例えば「鷹の羽」といっても、羽が平行に並んでいたり

重なってる羽が右が上か、左が上かによって違う紋になってしまいます。

たとえば下のように紋に〇がついていると

「丸に蔦」とか「丸に違い鷹の羽」になります。

下の 紋は「丸に隅立て四つ目」と言います

丸にも、細い丸や中細の太さがあったりして

それはそれは、紋というのはたくさんあるのです。

最近は、こだわりもなくなってきましたが

家紋というのは、お家を表すものなので、少しでも間違えて入れると

たいへんなもの・・責任があるのでお客様には、よ~く確かめます。

しかしながら・・この頃は家紋をご存じない方も増え

お仏壇やお墓を確かめてもらうなどすることもよくあります。

着物を作って初めて、自分の家の家紋を知る‥なんてこともあります。

一度、ご自分の家紋を確認しておくといいですね。

 

紋も話し出すと、きりがありませんので、この辺で・・・

今日の問題です。

またちょっとマニアックな記述問題になるかも・・・

Q「無双袖」って、なあに? どんな袖のことでしょう?

 (普通の袖なのですが、あえて・・・)

 

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着物のシーズンに、思う事

2019-09-23 16:12:40 | 呉服屋の気持ち

催事にお越しくださるお客様や、ご相談のお客様で慌ただしくなってきて

やっと秋らしく着物のシーズンになってきたかな・・と嬉しく思います。


まずは、秋のコーディネートのご紹介

秋のお出かけ、女子会や観劇、美術館などにも

こんな小紋と名古屋帯のコーディネート、いかがでしょう



さて、ちょっと愚痴っぽくなるかもしれません

いろんなご相談など、ありがたい反面、最近はなんだかね~~時代がかわったな~

と思うことも多くなりました


先日、ご紹介でお越しくださった成人式の前撮りのお客様。

お母様のお着物をお召しになるので、着付けのご予約に伴って

寸法やコーディネートのご相談などさせて頂きました。

そして、近くのいい写真館はないでしょうかというご相談もあったのですが

残念ながら、ご紹介できる写真館もなくなってしまいました。

大手のチェーン店の写真館が増えたり、手軽なデジカメになったせいもあってか

昔からの街の写真館がどんどんなくなっている気がします。

他人事でなく、呉服店も街からなくなっているのですが

 

そこで、お客様ご自身で探して下さり、結局は大手のチェーン店でお願いされることになり、

お話を伺ってみると、そちらでは着付けは無料だと言われたそうです。

そのお客様は、準備のことやその他考えても安心なのでと

ありがたいことに、それでも私にお願いしますとおっしゃって下さいました。

 

お客様にしてみれば、無料で着付けをしてもらえるのですからキャンセルになっても仕方ないことかもしれません。

 

そこで、もう時効かと思いますので書かせていただきますが

数年前にこんな事もありました。

7歳の着付けを依頼されたとき、お着物に肩揚げがされてなかったので

必要な事をお話しすると、写真館で着せてもらったときには、このままで着せてもらったと

ケゲンそうな様子、写真も見せてもらいました。

確かに肩揚げがしてあるように見えましたが、状況から考えて、きっと写真だけなので

その時だけつまんでしのいだのではと考えられました。

他のお客様には、こういう場合、肩揚げの料金もきちんといただいてますので、

だからと言って、特別にサービスにするのも他の皆さんに対していけない事だと私は考えます。

こちらのお客様は、写真館ではそのままで着付けてくれたのに・・・とちょっと納得できない様子で

結局、それなら着物はやめて洋服でお参りに行きます・・という結果になり

私にすれば、正しいことを伝えたつもりなのに意地悪したように思われた気がして

すっきりしないとても気持ちの沈む出来事でした。

 

写真館は写真を撮って、利益を上げる。だから他のことは衣装も着付けもサービスに・・。

経営としては当然なのですが、こういうことがあると私はなんだか自分本位な気がして・・・

お客様に対しても後のこと、周りのことに思いがないのではと悲しくなります。

肩揚げの件、その時に

「今日は写真なので、このままで着付けしますが、本来は肩揚げが必要なものですよ。」

と教え伝えておいてくだされば・・・と

このことに限らず、ちゃんと正しいことをお伝えしておかないことは

お客様に対して、その時は便利でよかったことでも、それでいいものと思われて

結局あとで困られたり恥をかかれたりすることにもつながりかねません。

最近は、写真を撮ることに重きが置かれ、スタジオで衣装を借りお支度をし、写真を撮るという流れ。

ですから、美容室のお仕事も貸衣装店も需要が少なくなる傾向ではないかと思います。

そしてまた、貸衣装店で、お支度と写真撮影をしたり、

神社で、お参り、貸衣装、写真撮影までできたり・・・。

私が時代について行ってないのでしょうが、以前は、それぞれに自分のお仕事の分野があったものです。

お客様にとっては便利なのかもしれませんが・・・

 

 

近江商人の言葉に三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」という言葉があります。

ちょっと、違うかもしれませんがお客様もよし、自分もよし、そして周りもよし。

なんて、私は考えてしまいます。


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ステキでしょ!だけではない店での現実

2019-02-18 10:55:38 | 呉服屋の気持ち
やっと今週は春めいてくるのでしょうか。
日差しが明るくなってきたように思います




さて、このブログ。
2007年、呉服屋の敷居を低くしたい、そして分からない着物のことで皆さんの参考になればいいな・・
というのが始めたきっかけでした。
呉服屋が日々何をしているか、何を考えているのか、
そんなことを書けば、きっと店にも入って頂きやすいのではと。

でも、ネガティブな事、批判的な事ははなるべく書きたくないと思っています。

そうすると、催しのご案内、商品の紹介、お客様のコーディネート・・と
当たり障りのない、きれいでしょ、素敵でしょ、というきれいごとが並ぶことに

今日は初心に戻って、きれいごとでなく、呉服屋が直面している事、そして気持ち、
ちょっと書かせていただこうと思います

私たちにとって悲しいことですが、
最近は着物が解らない方や着物が日常から離れて行く速度が
さらに加速しているように感じながら、店で仕事をしています。

「えッ」と驚くようなこと、がっかりする事も度々・・・
そのたびに、ぷちっ、ぷちっと気持ちが切れて、小さなプチ切れが
実は・・たまっています。
ホントはこういうところで書くべきではないとと思いつつ
ブチギレする前に、ここで私も吐き出させていただく事にしました

前置きが長くなりました・・。

このところ、着付けの予約のお客様で目立つのは
ネットで検索してくださるお客様
以前はお住まいが近い方が多かったのに、電車に乗って遠くからきてくださるようなお客様も増えました。
お話を聞くと
「美容室がちょっと不安で」
「ここなら安心だと思って」と。
私にとっては、とても嬉しくありがたいことですが・・・。


批判めいた話になるのでアップするのは控えていましたが
美容室の着付け、アップ、お店を選ばないと失敗・・ってことが
あると、言わざるを得ないような状況かもしれません・・・

もちろん、上手でお得意な美容室もありますので誤解のなきよう・・・

私も元美容師ですから、当然、批判はしたくない・・
でも、だからこそ自分の経験や反省も踏まえて厳しい目でも見てしまいます。

着付けの技術を磨くのは当然ですが
着物のことも勉強してほしい、着物の種類やTPOなど、最小限の知識
を持っていただけたら嬉しいです。

たぶんスタッフの方たちが着物の事、知らないんだろうな・・・
仕方ないかもしれないけれどって、思います。


それと、同じこと。
着物のクリーニングに関してもです。
(クリーニングという言葉も、私は抵抗があるのですが)
お客様が着付けの際に、クリーニング屋さんにお手入れに出されたお着物を
お持ちになることがあり
着物を扱っているものとして、「えッ」と思うことがあります。
着物の事、知らないのかな・・・?と感じる時があります。

確かにお値段もお安いかとも思いますし、
どこへ出されるかはお客様の自由なのですが。

お客様は、分からなければ、着付もお手入れも、そういうものと思っていらっしゃいます。
昔なら、皆さんが、またはお近くにもう少し着物の知識を持った方がいらっしゃったので
違いが判ったり、おかしいと感じてくださったのですが・・・


何が言いたいのか・・ただの愚痴になってしまっているのか・・
エラそうに言わせてもらえるなら
ちゃんとした知識や技術を持って、着物にかかわっていただけないかと。
みんなが着物のことをわからない時代になってきたからこそ
受ける側がちゃんとしないとって思うのです。


世の中の美容師さん、クリーニング屋さんにとって印象の悪いことを書いてしまいましたが
一部の事ですべてのお店にあてはまるものではありません。、
これを読んでお怒りになられたら、大変申し訳ありません。

今日は、着付けとお手入れのことを例に挙げてみましたが
他にも残念に感じる事、いろいろあります。
こと細かに書くわけにもいかず、
こうして言ってしまうのをいい事とは思いませんが
言わなければ、ますますわからなくなる、変な方向に行ってしまうという危機感


どうか、こんな呉服屋の気持ち、少しでもご理解いただけたらと・・・


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気軽に楽しく!今月は「カジュアルきもの展」

2019-02-14 18:12:53 | 呉服屋の気持ち
ワークショップに引き続き
明日から今月の催しが始まります




紬や半巾帯、名古屋帯など、街で、ご近所のカフェで、スーパーにお買い物に!
今月は、シルクウールや木綿の着物を中心にして気楽に着られる着物を特集しました。

夏には浴衣で気軽にお出かけするように、
浴衣の延長であとの季節は同じ感覚で
シルクウールや木綿に移行してもらえたらいいなと考えてます。

ところで、シルクウールって、あまり聞きなれないかもしれません。
昔、ウールの着物といえば、ふだん着物の代名詞。
昔話になりますが、子供や若い女の子は、お正月などにウールのアンサンブルは定番でした。
お父さんやおじいちゃんも、お家ではウールの着物に兵児帯でくつろいでいたり。

今でいうと、ジーンズやスエットのようなイメージでしょうか。

でも、昔のウールを見ると、昭和な感じでちょっとレトロ、野暮ったいイメージも無きにしも非ず

今回ご紹介させていただくシルクウールは、縦糸に絹、緯糸にウールを使っていますので
生地にツヤがあり、着心地もアップ、
色や柄も縞や格子、無地のものなど、グーンと垢抜けました


数年前にもご紹介しましたが、
今回は、単衣のコートや羽織にお仕立てすることも提案します。







遊び感覚いっぱいの半巾帯で、楽しく着たり
いつも紬などに合わせている名古屋帯を合わせれば、大人っぽい
おしゃれな着物になります。

裏をつけない単衣仕立てにして、夏の暑い時期以外、スリーシーズンで着られます。
それに何よりうれしいのはお値段もカジュアル

フォーマルな着物だけでなく
ふだんに、もっと気楽に着物を着てみませんか?

反物の巾も広いので、男性にもおすすめです。
最近おしゃれな男性は、着物にも興味を持っていらっしゃいます。
男性は特に自分の寸法でないとカッコ悪いので
古着やお父さんのおさがりでなく、マイサイズに仕立てたシルクウールの着物
お勧めです。

20日までですので、ぜひ、ご覧ください


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ワークショップのおしらせ「組紐でつくるアクセサリー」

2019-01-20 16:52:08 | 呉服屋の気持ち
遅くなって、大慌てのおしらせで・・・ごめんなさい
和テイストのブローチを作ってみませんか?
ブローチとして、スカーフを留めたり、バックにつけたり・・
また、別売の金具をつけて帯留にもなります。

2月11日(月・祭)
「組紐のブローチ」
 講師:組紐アクセサリーmitorit主宰 高橋美登里先生
 
 ★受講料:2500円(材料費込)
 ★時間
  午前の部 11:00~
  午後の部 14:00~  の2回
   制作時間は40分程度です
 ★持ち物・・ありません。
  先生がすべて用意してきてくださいますので、手ぶらでどうぞ。

 

 写真のようなブローチを作ります。
 色は白系、赤系、紺系の3色から選んでいただきます

 参加ご希望の方・お問い合わせは、お電話くださいませ。03‐3959-0256

それから、当日は、先生がつくられた素敵な髪飾りやアクセサリーなどもお持ちくださいますので
お気に召したものがありましたら、お求めいただくのもいいかと思います




まだまだ、寒い日が続きます。
春を待ちながら、楽しく手作りをたのしんでみませんか


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2019成人式、無事に着付け終了!

2019-01-14 13:41:16 | 呉服屋の気持ち
お天気に恵まれた今年の成人式。
成人式を迎えられた皆様、おめでとうございます。
そして、お支度をさせて頂いてありがとうございました


さっそく、本日のお嬢様たちの晴れ姿、ご覧ください。






お母様のお振袖で。
ボブスタイルで鮮やかなグリーンのお着物に黒地の帯で個性的です。







5年前にお姉ちゃんのお着付けもさせて頂いてました
こちらも童の柄が個性的なお母様のお振袖です。
帯結びはこんな風にしたい・・と写真を見せて頂いてのご指定でした。





白地のお振袖に黒地の帯で。








こちらのお嬢さんもお母様のお振袖。
小物を変えてモダンなコーディネートに。ショートカットもモダンな感じで素敵でした。







こちらのお嬢さんも、写真を見せて頂いて帯結びのご希望がありました。
「おまかせ」が多いのですが、ご希望があるときはできるだけ沿いたいと思います。









こちらのお嬢さんもお母様のお振袖。
古典柄が上品です。


成人式のお嬢様たちをみなさん送り出して、ヤレヤレ・・・
やっとホッとできます。

着付けの準備の大変さより、年末から自分の体調管理の方が実は気になってました
お正月から風邪をひいた、高熱が出て、インフルエンザにかかって・・・なんてお話を聞くたび
ひやひや、びくびく。

街に買い物行くときも、いつもは嫌いで滅多にしないマスク着用~~
いつもはいい加減なのに、帰ってきたら手洗いとうがい

今日、お客様からの情報・・・ヘアをお願いしている美容師さんがインフルエンザでダウンさせたとか・・
他人事ではありません。代役のない私は、一年で一番緊張しているかも・・。

は~~、これで気が楽になりました

成人式が無事にすむまでは・・、とお待たせしていたお客様や
着付けのお稽古に思う存分気持ちが切り替えられます。よかった、よかった


さて、次は・・
「初春市」23日からです
また明日にでも続けてご案内させて頂きますので、よろしくお願いします


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