京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

着る人の心 大切に・・・

2010-02-01 23:17:17 | ひとりごと
21年目を迎えるにあたって、
昨年から、今一度、わきの考え方や方向性を考える機会となりました。

主人と二人、
20年が過ぎた・・・
さて21年目、これからどうする?どうしたい?
そんな話をすることが多くなりました

「着る人の心、大切に・・」
この言葉は、お店を始めたころどんなお店にしたいかを考え
目指したところでした。


開店当時は、首をかしげるような商売が横行していて
同じ呉服屋として、とても嫌な感じを受けていました。
だから・・・

私たちは
「売るだけじゃいけない、売りっぱなしもいけない。
着た後のお手入れもさせて頂こう、着てもらうためにできることもしよう」
と思いました。

着る人の立場になって、何をしたらいいだろう
それが「着る人の心、大切に・・・」という方針になりました。

まだまだ、周りのお店ではきものクリニックや着付けなどのサービスに
力をいれている所は少なかったように思います。

もともと、主人の父が呉服の卸として商売を始め
そのあとを継いだのですが、卸から徐々に小売店に移行したので
最初は本当に数えるくらいのお客様でした。
大山にもたくさん古い呉服店があり、できたてホヤホヤの名前もない「わき」は
とにかくお客様の立場にたって何でも一生懸命させていただくことから
始めました。

悩みながら、迷いながら、あっという間に気がついたら20年。
お客様に育てていただきました。

そこで、もう一度、考えてみても 初心忘るべからずの言葉通り
やっぱり、
「着る人の心 大切に・・」なのです。

今年は、改めてこの言葉を見直して方向性を見極めたいと思います。

夢中でやってきた20年、
これから先、今までと同じことプラス「正しいことを伝えていくこと」を
していかなければならないのではと感じています。




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