京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

提案!!日本の文化を考える日!

2012-01-27 14:26:46 | ひとりごと
日本列島、すごい寒波にすっぽり・・・だそうで・・・
言いたくないけれど(笑)寒いですね・・・。

まだ、東京は雪が降ってないだけありがたいですが。


さて、今朝新聞をチラッと読んだら
「2月3日節分の日に、その日は鬼の面や角をつけて来店すると飲み物が一杯無料になる・・」
というイベントをその地域の何十件かの飲食店がやるとか・・・(確かそうだったと・・・


なるほど・・・いいかも
クリスマスやハロウィンといった外国から入ってきたものには
すぐに飛びつく日本人、節分のイベントもいいではないですかネ。


それだったら・・・
節分だけでなく、もっと日本の行事に対してそういうイベントをやればいいのに・・・って。

立場的にすぐに思いつくのは着物の日。

ひな祭りの3月3日は着物を着る日
って、これは勝手に私がずーっと言い続けているのですが


着物を着ていく場所がない・・・
なんでもない日に着物を着ているだけで、今日は何かあるの?と特別視される・・・
などなど、お客様の声をたくさん聞きます。

そう、「着物の日」があればいいのに・・・
美術館や寄席など、一部では着物を着ていくと割引があったりしますが
「着物の日」は着物を着ていると、
飲食店であればコーヒーの割引があったり、ビールが一杯タダとか、半額になったり・・・
美術館や映画館、遊園地とか・・・
何かしらのお得なこと・特典があるっていう。


そうしたら、着物を着ていこうって言う人増えると思いませんか?
今日は着物の日だから、着物なのって、大きな顔でいえると思いませんか?
会社に着物で出勤すると手当てが付くな~んていうのもいいかも~~

着物を着る人を増やしていかないと、ますます業界は小さくなってしまいます。
行政もインクジェットのシステムに補助金出してないで、そういうことに力入れてくれないかな・・・

って、私がぶつぶつ話をしていると主人が
着物だけじゃなく、もっと日本の文化を広めなければ・・・って。

確かに・・・

文化を広めるため、というか意識する日があってもいいのでは。
そんな難しいことではなくて。

どうせならハロウィンでお化けじゃなくて、節分の日に鬼になる













コメント (3)
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腰原淳策展~手をかけた仕事の違い~

2012-01-24 22:37:53 | 催し
寒いですね~~

夕べはすごい雪でした・・・しばらく寒さが続くとか・・・

お家に引きこもっていても寒いだけですので
ぜひ、こんなときには思い切って「わき」までお出かけください


開催中の「女正月展」ですが
初日からあいにくの雨・・・
にもかかわらず、皆様お越しくださいましてありがとうございます。
腰原淳策氏も、青梅から駆けつけてくださり、
主人も私も久しぶりにお会いし、昔話や近況など話に花が咲きました。



せっかく初日にきていただいたので、次の日から先生に代わって
作品について、お客様に説明できるようにしっかりとお聞きしておきました。
ど素人のような質問も代表して私がしっかりと


その一部を少し・・・






こちらは、先日アップした店内写真にも写っている小紋をアップしたものです。


着物一反分に、フリーハンドで縞を描いたものです。
白い部分は蝋を筆につけて、そしてその間には紫の染料で二本の縞が描かれています。

筆の強弱、染料のにじみ、筆を休めた部分・・・全てが「味」となり深みが増し
体にかけてみると、とても品のよいたっぷりと量感のある着物と感じます。

型やプリントのものとはやはり違いが出ます。







こちらは、何種類かの葉っぱの型を作り、それに染料をつけて直接生地にハンコのように
押して染めていきます。
友禅で描かれたポイントにしたもみじを除いて、色や向き、ボリュームを考えながら
一反分繰り返していくのだそうです。


写真はアップしませんでしたが、このほかにもいろいろ・・・。

そのひとつ、蒔き蝋という手法で染めた反物について。
昔ながらのブリキの霧吹きに溶かした蝋をいれ、口で吹いて蝋を均一に生地に乗せていくのだそうです。

私は、そのブリキの霧吹きを見たことがないのですが、50個ほど買って蝋を吹いてみて
均一にふぶきになるように使えるものは2個ほどなのだそうです。
さらに、この技法は経験が必要で、数をこなしていないときれいな吹雪にならないとのこと。

昔は、仕事がたくさんあったので、数をこなしたそうですが
最近では生産が少ないため、これを職人さんができるようになるまでの数がこなすことができないので
この技術を受け継ぐ職人さんも育たないのではとのこと。


ここまで、手をかけて作るのですから、その価格ももちろんそれなりになります。
ですから最近は、一般的には小紋にこれだけの労力をかけるより、もっと簡単な方法で作る方向にあります。


実際にこうして手をかけて仕上げた反物を見てみると
やはり、存在感が違います。
手をかけたものを見たことがなければ違いも解りません。
比べようがないのですから・・・

私にとっても、こういう作品を見るのは勉強になります。

腰原氏は、技術がもう残せなくなってきたから、これからはせめて品物を残さなければと思って
こういう手をかけた作品も作るようにしていると、お話なさってました。

最近の業界の状況を考えると、そうおっしゃることがとてもよく解ります。


今日は、こんなことも伝えておかなくては・・・と、ここで少しだけ紹介させていただきましたが
まだまだ書ききれません。
どうか、皆さんにも、実際にご覧頂きたいと思います。

催しは日曜まで・・・
ぜひ、お越しくださいませ。

福袋も!数が少なくなってきました・・・お早めに・・

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ご来店お待ちしております

2012-01-20 22:42:22 | 催し

明日からの「女正月展」


準備に追われ、なかなかお知らせができず・・・

今日は、大急ぎで何とか形になった店内の写真を撮りました

特別企画・腰原淳策展
とりあえず写真だけ・・・ご覧くださいませ。





桜の訪問着・春の染帯・コート








染着尺と染帯







蝶の振袖・染着尺・蝶の染帯







染帯のコーナーも・・・・


ごく一部ですが・・・いかがでしょ?
もっと見たくなりませんか?
・・・・ということで

ぜひ明日からお待ちしております







福袋も・・・どうぞお早めに
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福袋・・・・作ってます

2012-01-17 23:26:58 | 仕事
昨日は、定休日だったのですが・・・






着付け教室は、今日の午前中までこのとおり・・・
すごい散らかりようです・・・。


毎年のことながら・・・
年始めには、楽しいこと!と、福袋を用意していますが
私にとってはいつも頭がいたいのです・・・


皆さんに喜んでいただかなければ・・・とプレッシャーがずっしり。

でも、今年も頑張りましたよ!
まだ、未完成なのですが・・・

ある福袋は、
帯〆・帯揚、12600円、13650円をメインに、手ぬぐいやモロモロを入れて
10500円


かなりお買い得だと思いますが・・・


そのほかにも、今年は「大物」の福袋も作ろうかと思っています。
あと3日・・気分次第かな~~~なんて


ぜひ、お楽しみに・・・




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今年初めての催しは・・「2012女正月展」

2012-01-15 14:09:45 | 催し
またまた、ブログ、ご無沙汰しておりました

成人式を終えて、ホッとするまもなく、今年初めての催しのお知らせをつくりつつ、
もう早、この夏の浴衣の仕入れに行ったり・・・と
あわただしく毎日が過ぎていってしまいます。


今日は、15日。
以前なら、成人の日でした。
お正月から、ちょっと落ち着いたところでの成人式でしたので
年が明けてから、ゆったりとした気持ちで成人式・・・だったのですが

このハッピーマンデー?とやら、私の周りでも不評なのですが・・・ね


と、ぼやいても仕方ありません。
今日は、定休日ですが、店の中でゆっくりと普段できない仕事をしています。

ちょうど、今、ヤマトさんが、出来上がった今度の案内状を持っていってくれました。
あさってあたりに、ヤマトメール便で届くかと思います。
ご覧ください




今回の催しは「2012・女正月展」
       1月21日(土)~29日(日)です



お正月のあわただしさから、落ち着いたところで我々女性もちょっとゆっくりと
させていただこうではありませんか・・・
ということで「女正月展」
きれいなもの、楽しんで、目のお正月です


昨年は、この時期にあんな地震が起こるなどとは想像もできませんでしたね。
そして、人のつながり、命、生き方、物事の捉え方、価値観・・・・
いろんなことについて、考えることになりました。


そこで、今年の一番初めの催しは日本のよさ、美しさをもう一度見直してみたいと考え
日本の美しい季節を感じていただきたいとの思いをこめて、特集を組みました。


手描き友禅作家「腰原淳策展」

腰原氏からは、写生が大切だとお話を伺ったことがありますが
そのお話のとおり、美しい日本の四季折々の草花や風景が描かれた作品は
ボリューム感・存在感があって、すばらしいです。

自然あふれる青梅の工房で、息子さんの英吾さん、その奥様の信子さんと
三人で季節感たっぷりの染帯をはじめ、着尺や訪問着、コート、袋帯など
いろいろな技法で、多くの作品を制作していらっしゃいます。


21日には腰原氏が、わざわざ青梅から来店してくださる予定ですのでお楽しみに


それから、お正月恒例の福袋も!
また、私が頭を悩ませることになるのですが
皆さんに喜んでいただけるような物を用意しますので・・・
こちらもお楽しみに・・・

それから、それから

今年も恒例のイベントスタンプラリーを続けます。
一年間のイベントにお越しくださったら、スタンプを押し
集めていただいたスタンプの数によって、お買い物券と交換させていただくという
とってもお得なシステムです。

昨年頑張って集めてくださった皆様、催し期間中にお買い物券と交換しますので
カードをお持ちくださいませ。
3個でも、「ご褒美?」ありますよ~


今年初の催しですので、気合を入れてお待ちしております
どうぞ、皆様、気合をいれてお越しくださいませお待ちしております。


















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2012 成人式

2012-01-09 17:08:13 | 着付あれこれ
暖かくていいお天気に恵まれた成人の日になりました。

今年も成人式を迎えられた7人の皆さんのお着付けをさせていただきました。






トップは、男性。
本当はおばあちゃんが着せてくださる予定だったのですが、突然倒れられた・・・と
昨日急遽お電話をいただいたのでした。










白地の華やかなお振袖














上のお嬢さんと仲のよいお友達は、黒地のこっくりしたお振袖。











先日、ご紹介した当店で誂え染めをさせていただいたお振袖のお嬢さん
今日は、髪を短く切って、個性的なヘアスタイル
帯結びも変えました。






中学まで同級生の仲良し・・・3人そろって














年末に写真撮りで一度着付けさせていただいたお嬢さん。
古典のずっしりしたお振袖。













三姉妹の一番下のお嬢さん。
このお振袖も、一番上のお姉ちゃんの成人式に誂えていただいて
3人のお嬢さんに着ていただきました
それぞれに個性が違うので、お召しになるとまた違った感じになるものです。












最後は遠方からお越しくださったお嬢さん。
胸元が寂しいとおっしゃったので、帯揚でお花を作り使わなかったかんざしを挿して
ちょっとかわいくしてみました。





昨日も着付け教室のスペースは、たくさんのお振袖を広げて色とりどり・・・・
遅くまで、お一人ずつの帯結びを考え、下準備をしておりました


成人式が無事に終わって、ホッとしています。

一年前から、着付けの予約を入れてくださる方もあり、
私は毎年のことですが、お客様にとっては一生に一度の晴れの日、
そのお支度をさせていただくのですから責任を感じます。



日々の営業の中で、振袖のお嬢様のお着付けをさせていただく時
成人式のお着付けについて、お話を伺うことがあります。

着付けが苦しくて、着物を着るのがいやになったというお話や
大手の販売店やレンタルで、成人式当日の着付けをしてもらった時に
流れ作業のようなお支度が味気なかった・・・とか・・


大切な記念の日、私は丁寧に、大切に、お支度したいと思います。

お母様にとっても、楽しみな、そして立派に成人させた今までお疲れ様でしたという日です。

着付けをしているとお構いができないので、セルフサービスですが
せめてお待ちいただく間や、お付き添いのお母様もくつろいでいただきたいと
お茶とお菓子も用意しておきました。


おうちから、お支度して出て行くようなそんな感覚でお店からお出かけくださったら・・・
いい思い出になりますように・・・

と、思いをこめて・・・
















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14年ぶりの同窓会に・・

2012-01-06 16:35:18 | 女将の日常
今日から、すこ~しづつ仕事の頭に・・・
成人式の着付けのお客様に確認のお電話をしたり、店を片付けたり。
祝日が変わってから、成人の日が終わらないと、なかなか本格的に店が
動き出しません・・・


さて、今年のお正月は皆様どのようにお過ごしでしたか?

着付けを習ってくださっている皆様、お着物でお出かけしてくださったでしょうか?


私は3日に高校の同窓会が14年ぶりに開かれ、友人に会うのを楽しみに出席してきました。

最初はみんなそれなりに年をかさねていて、誰だかよくわからない人も、
名前を聞いて思い出すと、だんだんに昔の顔に戻っていくから不思議です。

先生は3人亡くなっていらっしゃいましたが、出席してくださった4人の先生は
病気を物ともせず皆さんお元気で、ガンと共生していらっしゃる音楽の先生は80を過ぎた今でも
みんなの前でバイオリンを弾いてくださいました。
そればかりか老人ホームにもボランティアでいってらっしゃるとか・・・
見習わなくてはなりません

同窓生の中で一番の有名人?作家の姫野カオルコさんは残念ながら欠席で
メッセージが届いていました。
著書を読むと、これは同級生の誰々さんのことだな・・・と可笑しくなったり、
出てくる「片田舎の街」は私たちの育った街を想像させたり・・
おかげで、故郷にさらに愛着を感じます。




今回の同窓会、もちろん私は着物で出席しましたが
私が思った以上に着物の人がいて、とてもうれしかったです

バトミントン部のメンバー、女性5人のうちナント私を含め3人が着物
一人はお茶をたしなむので色無地の一つ紋。
もう一人は「嫁入りにもたせてもろた大島」でした。

他の皆さんは、訪問着や小紋が多かったです。

私はといえば・・・
持って帰るのにかさばらない・・ことが第一条件で
申し訳ないけれど、ホントにいつも店で着ている無地の紬に綴帯。

それが、一番自分らしい感じなので

きっと、私が訪問着や、すました感じの柔らか物を着て行ったら
ラケット振り回していた高校時代の私のキャラとかけ離れて、
みんなのイメージがつながらないような気もします。


でも、そんな私の着物姿をみてみんなは
「お茶の先生とか、そういう関係の仕事?」と聞いてくれます。
「ううん、呉服屋
「ああ、それで~、なんか他の人とは感じも、着方もちょっと違うもんねぇ」(と、ここは関西弁の会話です
・・・と、カジュアルな着物が新鮮に移るようなのです。

「これから着物着るのに、いい年代よ」と着物をアピールしてきました。
「私も着たいわぁ~」「自分で着られたらいいのにな~」とも言ってくれる人も。
地元にいたら、みんなを集めて着付けを教えるのに
とっても、残念


そして、みんなの声を聞くと「わきごのみ」のコーディネートはあまり目にしたことがないようで
きっと滋賀の同世代にも受け入れてもらえるのではないかと感じました。
まだまだ、こんな感覚の着物、紹介できる未開拓の場所がありそうだとも。
フォーマルだけでなく、嫁入り道具でなく、もっと着物を楽しんでもらえたらいいのに・・・


今度は、どうも還暦の同窓会になるようです。
それまで、元気でいられるように・・・
還暦の同窓会には、赤い着物でも着ていきますかね(笑)











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あけましておめでとうございます!!

2012-01-05 17:48:17 | 女将の日常
年末から、滋賀の実家に帰省しパソコンも持っていかなかったので
このブログも今年初めてになってしまいました


皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします

今年もさらに着物ファンが増えるように頑張りたいと思います


今日の東京は、気持ちのよい冬晴れ、朝から初詣に行ってきました。
昨年初詣に行ったときには、まさかあんな災害があるとは考えてもなく
いつものようにお正月を迎えられたことを幸せに思います。
どうか今年は、穏やかないい年になりますように・・・・


実家に帰ると仕事から離れられて、ホントに気が休まるのですが
東京に帰ってきたときに、スッと仕事に戻れない感

早く頭を切り替えないと


ということで、ちょっとスロースタートになってしまいますが
東京には戻っておりますので、何か御用などありましたら
ご遠慮なくご連絡くださいませ。

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