京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

春のきもの祭・お客様のお着物

2024-03-22 15:42:20 | お客様の着物紹介

このところの冷たい風に桜も足踏みしているみたいですね

今月の催し春のきもの祭、今週の月曜日に終了させていただきました。

初日はひどい雨で、出鼻をくじかれたのですが

お出かけくださったお客様、ありがとうございました。

 

強風の日もあったのですがそんな中、お着物でお出かけくださった

お客様をご紹介させていただきます。

 

昨年11月の染元さんの決算市でお求めくださった染帯を

締めてきてくださいました。

お着物はずいぶん前にお求めいただいた黒の鮫小紋

合わせる帯で雰囲気を変えてよくお召しくださってます。

今日は塩瀬の染帯、季節感のない幾何学模様、地色は薄ーいグレー

合わせやすい染帯です。

そうそう、帯〆・帯揚もお正月の福袋でお求めいただいたお品

わきの品でフルコーディネート

ありがとうございます

 

それから、ぜひご紹介したいのがこちら・・・

対丈のコート。

以前から私のおすすめのロングコート。

生地は大島。衿は着物衿に仕立てました。

大島の生地は薄くて軽くて、織り込みがきっちりしているので目が詰まってます。

そこで防水加工をして雨コートとしておすすめしています。

雨コート用の生地もありますが、大島のような特徴のある紬などで

ロングコートにしておけばおしゃれなロングコートとしても

お召しいただけます。

いいお天気なのに雨コートをロングコートのように着ているより

違和感なくておしゃれだと思うのです。

お越しくださった日も、風が強かったので

ほこり除けにもなって、こんな時にお召しいただくにはピッタリ

と、さっそくお使いいただいたのがうれしくて写真を撮らせていただきました。

 

雨コート、お持ちでない方もいらっしゃるかと・・・

いざというときのために雨の日の準備、ぜひ考えてくださいね

 

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丸帯が!生まれ変わりました!

2022-02-24 15:52:35 | お客様の着物紹介

寒い日が続いていますが、今週末には春の陽気になるとか・・・

暖かな日が待ち遠しいですね

 

さて、今日は着付け教室でのご相談から・・・丸帯のリメイクのおはなしです。

昨年末から今年にかけて放送されたNHKの「趣味どきっ」

ご覧になってた方もいらっしゃると思いますが

初回だったでしょうか、女優の柴田理恵さんが古いお着物に手を加え

とても素敵にお召しになっているのをご覧になったお客様が

あんな風に着られたらいいなと、

ずっと気になっていた古い丸帯を見せてくださいました。

以前にお求めいただいていた黒の江戸小紋に合わせてみると

お客様のイメージピッタリ、いい雰囲気です。

 

丸帯は重くて幅も広く、長さが短いのでそのまま使うには

たいへん

そこで、まず一本を気軽に締められるように名古屋帯にすることにしました。

名古屋帯に仕立て上がったところです。

 

硬くて重くてとてもそのままでは締められなかったのは

帯芯のせい、昔の帯はこんな厚くてしっかりした帯芯が入っています。

丸帯は、引き抜き結びという結び方をしないと、

普通に二重太鼓を結ぶと柄が逆になってしまうことが多く

この帯もそうでした。

ですので、柄が上を向くように剥いで名古屋帯仕立てにしました。

さっそく、お稽古で締めてくださいました。

黒の江戸小紋に、アンティーク感たっぷり

帯揚と帯〆は、ちょうどお正月の福袋でお買い得にゲット

シックなコーディネートです。

チラリと半衿が見えると思いますが

お客様が、柄の半衿も試してみたいな・・・とおっしゃるので

私がお細工物を作るために集めていた端切れの中から良さそうなものを

選んで、半衿として縫いつけてこられました。

雰囲気があっていて、なかなかいいでしょ元端切れにはみえない

 

この一本目が良かったので、もう一本の丸帯も

今度は袋帯にすることにしました。

やはり、帯巾が広いのと長さが少し短いので

半分に切って2本にした後、余った裏側の帯地で表地に足し布をし、

色を合わせた帯の裏地を取り寄せて袋帯に仕立ました。

こちらもこんな思い帯芯が

ベージュの裏地をつけて。

軽くて締めやすい袋帯になりました

(すみません・・・ピンぼけしてしまいました)

丸帯ですので、半分近い帯地が残りましたので

あとはタペストリーやテーブルのライナーなどインテリアに使ってもいいし

バックにしてもステキですね。

昔の丸帯、素敵な柄も多いのでこうして現在に締められるように

お直しするといいですよ。

ステキなおばあちゃんの帯とか・・・お蔵に眠っていませんか?

 

丸帯、見たことがないとわからないのでちょっと説明です

丸帯は、広幅(70㎝くらい)に織った帯地を

二つに折ってありますので、表も裏も同じ柄です。

ですから、同じ袋帯を2本作ることもできますが

長さが4メートルくらいしかなく、ちょっと短いので

2本にする場合は、間に足し布と帯の裏地が必要になります。

以前は2本にしてご姉妹で・・というお客様もいらっしゃいました。

 

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ステキな名古屋帯・仕立てにもこだわって

2021-12-28 11:42:40 | お客様の着物紹介

今年もあとわずかになり、慌ただしくなってきました

わきの営業も今日までとさせて頂き、お預かりのお品の納品や片付けなどの

仕事を残すばかりです。

 

今日は、久しぶりにお客様にお求めいただいたお品をご紹介させていただきます。

着付け教室に通い始めてくださった生徒さんですが

名古屋帯をお持ちでないとのことでお求めくださいました。

世間では袋帯の方が品物の数が多いのですが

当店はもともと「普段に気軽に着るには名古屋帯」と名古屋帯推進派?!

ステキな帯がを見つけると、つい・・・

で、

今回の帯もとても気に入って仕入れておいた一本でした。

わりに珍しい紺地・・これがまたいい色なのです。

柄の部分はモールの糸などが使ってあり、立体感と深みが出ています。

 

さて、ここから・・・。

袋帯は販売するとき、ほぼ出来上がった状態なので、巾も長さも変えることができません。

名古屋帯はというと、まだ反物の状態なので、お客様によって

巾や寸法などを注文して仕立てをお願いします。

 

今回この帯をお求めいただいたお客様は、身長が高く、

前の帯巾を標準的な帯巾の半分くらいにすると貧弱に見えてしまします。

色も濃い色なのでしまって見えます。

そこで、前巾をできるだけ出して巾を広く仕立ててもらいました。

合わせて、お太鼓になる「たれ」の寸法もわずかに広く。

お稽古でさっそく練習してくださったので写真を撮らせていただきました。

全身ではないのでわかりにくいかもしれませんが、帯の巾と身長などの

バランスがいいと思います。

 

身長の高い方や体格のいい方、また帯の幅をたっぷりと広めにとりたい方は

「開き仕立」など、名古屋帯を半分にしないで袋帯のように広げて仕立てる方法も

あります。

この仕立方法ですと、袋帯のように巻くときに、巾を調整できます。

 

今回も、もっと巾を出したければ、開き仕立にしてもよかったのですが

名古屋帯推進派の私、名古屋帯の良いところは、

*一重のお太鼓がカンタン、軽い

*前を巻くときに半分になっているので折る手間がなくサッと巻きやすい

と考えているので、お客様と相談して、なるべく前巾を広くした普通の仕立てを

選びました。

 

人に着付けてもらう場合と違って、自分で着たい方には

なるべく着やすいように、締めやすいように・・・と思います

「着る人のこころ、大切に・・・」です。

 

オミクロン株と 年末寒波で雪のニュース。東京も空気が冷たいです。

皆様、お気をつけて年末お過ごしくださいませ

 

 

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総絞りの振袖を7歳のお祝い着に仕立て直し

2021-10-28 12:00:07 | お客様の着物紹介

秋の新作展、残すところあと2日となりました。

 

しばらくきれいなものを見ていなかった・・と笑顔になってくださるお客様。

コロナも今落ち着いているので、以前のようにまた皆さんに

着物を着て頂けると嬉しいです。

まだお越しくださってないお客様お待ちしてますよ~

 

さて今日は、七五三のシーズンになったらアップしようと温めておいた

着物のお直しのお話です。

息子さんしかいらっしゃらないお客様、振袖を2枚お持ちで、

このままにしておくのも忍びないので・・とご相談、

女の子のお孫さんが生まれたのを機に、7歳のお祝い着にならないだろうかと。

拝見させていただくと、白地の総絞りの立派なものです。

 

柄の入り方によっては7歳用にするには無理がありますが

このお振袖なら、丈と身巾が詰まっても違和感なくできそうです。

洗い張りをしてお仕立てなおすことにしました。

 

こちらが、7歳サイズになった振袖。

よ~く見て頂くと、袖のお花が一つ少なくなって、

7歳で着たときに、いい位置に来るように前身頃の柄も下がっていると思います。

シンプルな白地に紫のお着物、ちょっと大人っぽく、帯や小物で華やかに着て頂けると思います。

 

お振袖に合わせていらっしゃった帯はこちらでした。

袋帯でしたので、仕立て直しにくく、また厚みがあって7歳には重そうだったので

もう一本お持ちだった朱の丸帯を仕立てなおすことにしました。

金が少し変色している部分があったので「いいトコどり」をして

裏地を新しくして、7歳の寸法に仕立てなおしました。

7歳用は巾が少し狭くなるのですが、柄もちょうどいい感じに仕上がりました。

しなやかないい帯なので、着付けもしやすいかと思います。

 

おばあちゃんのお着物、お孫さんがまた着て下さる・・・いいですね

こんなご相談もさせて頂きます。

このところ駆け込みで七五三のご相談も入ってきたりしてますが

来年、再来年、のお祝いに早めに動き出してくださると

いろんなご提案、ご相談ができますので

 

この続きがまだありまして・・・次回書きたいと思います

 

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お宮参りのお祝い着

2021-08-12 11:15:08 | お客様の着物紹介

こちらは、何か月か前にお客様にお求めいただいた男の子のお宮参りのお祝い着です。

せっかくなので、ありふれたものでないものを・・

地色はやっぱり黒がいいな・・など

お客様のお好みなど伺いながら、ご覧いただいて

こちらの絞りと刺繍のはいった立派なお祝い着になりました。

実は赤ちゃんが生まれる前からご相談いただいたので

比較的お時間に余裕もあり家紋を入れるのもそれほど急がずにすみました。

もしも・・生まれてきて女の子だったらどうしよう・・と

昔は性別がわかっていてもたまに違っていたなんて話を聞いたことも

ありますので少し心配していたのですが、最近は精度が上がっているのですね

とてもありがたかったのですが、こんなところでも時代を感じてしまいました。

 

そして、先日お宮参りが無事に終わり、

着た後のお手入れにお持ちくださったので、了解をいただき

ブログで紹介させていただきました。

ご親戚の皆様方にも、素敵なお着物ねと褒めて頂いたと

おっしゃっていただき

大事なお祝い事のお手伝いをさせて頂いて嬉しく思います。

 

帽子やよだれかけも 正絹をお選びいただいているので

今回しまう前に、一緒に洗っておくことになさいました。

お子さんの物はその時は問題ないように思ってしまい込んで

出してみたら、シミが~~~という事が多いですので

こうしてすぐにお手入れしておくと安心です。

 

レンタルやネットで・・・とのお考えも多くなってきましたが

もう少しこだわりたいとお考えでしたら、ぜひお声をかけてください。

最近はデパートも売り場が縮小していますし、地域に相談のできる呉服店も

少なくなっているようです。

ご予算やご希望お聞かせいただければ、それに沿ったお品をご用意させていただきます。

それから、ご両親のお使いになったお祝い着を使おうというときは

少し早めに、お品の確認をなさってください。

赤ちゃんにお着せするもの・・・

汚れやシミがついていたり、かび臭かったり‥ではかわいそうです。

丸洗い、しみ抜きなども承りますので、ぜひ・・・。

 

こんなコロナの中、生まれてきてくれた赤ちゃん、

きっとイロイロ心配なこともあったでしょうに・・頑張ったお母さん

ほんと褒めてあげたいですね

 

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お着物でご来店、ありがとうございました

2020-11-13 14:28:55 | お客様の着物紹介

先週の「京友禅の会」にぜひお着物で・・・とお声をかけたら

着物でお出かけくださったお客様です。

 

真綿の隼人紬に、紬地の染帯で・・・。

小物も、季節にぴったりの色使い、さすがです

 

 

ブルーがかった無地の紬に、羽織を合わせてくださって。

帯は実は半巾帯

羽織は以前に、小紋の柄の上からグレーを一色かけて(目引きといいます)

単衣にお仕立て替えたお品。

染め直したとは感じない素敵な羽織でした。

 

こちらのお客様も、羽織

黒地に赤の絞りの飛柄です。

こんな黒地の羽織は合わせやすくて、わきのお勧め。

紅花紬に紬地の染帯で。

 

お二人とも、羽織紐もステキでした。

お三人とも、”オールわき”というコーディネートで・・・

ありがたや、ありがたや

 

最後にカワイイおまけ。

着付けをさせて頂いた母娘様。

アンティークのお着物に、ママの手作りの髪飾り。

ステキな7歳のお祝いでした。

 

 

インスタグラムでも着付けのお客様などアップさせて頂いてますので

ぜひフォローしてご覧ください

 

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ステキな結婚記念日・・・「絹婚式」にこだわりのお誂え

2020-08-24 14:39:05 | お客様の着物紹介

あまりの酷暑にブログを書く気も失せたという事もないのですが

ご無沙汰してしまいました。

今日は、着付教室に通ってきてくださっているK様にまつわる

とっても素敵なお話

 

「結婚記念に自分の着物を何か誂えたい」と昨年から伺っていました。

聞けば、K様ご夫婦は、結婚記念日に合わせ、自分たちで毎年お祝いの品を

買っていらしゃるとのこと。

金婚式や銀婚式といった結婚記念日ですが、私も改めて調べてみたら

1年目「紙婚式」から「藁婚式」「革婚式」・・・とちゃんと毎年名前があるのですね。

K様はそれに合わせて毎年記念の品を買い、11年目の「鋼鉄婚式」にはフライパンを買ったとか・・。

そして今回の12年目は「絹婚式」というわけで、着物がお好きなK様には

待ち遠しかったかもしれません(笑)

その絹婚式に合わせて、着物を・・・という事でした

とっても素敵なお祝いの仕方、これを聞いたら嫌でも私も気合が入ります。

 

記念になるお着物、どんなものがいいかしら・・

礼装のもの?それとも楽しく着られるおしゃれ着?などと

K様も私も半年以上かけていろいろ頭を巡らせていましたが

その結果、自分で好きな色を染めて色無地を作りたいとK様からお話。

 

まずは、白生地の反物を見て頂き、K様の優しい雰囲気に合った

花の丸の地紋の生地をチョイス。

色はK様のご主人様が鉄鋼関係の会社にお勤めなので「鉄色」にしたいとのご希望。

「鉄色」と聞き、濃くて重い男性的な色・・・を想像して調べてみると、深い緑系の色。

K様もお好きな色の傾向でした。

 

なるべく近い色で肌に合う色、イメージに合う色を探しました。

基本になったのは右の帯揚げの色。

それに近い色を染見本で確認。

本来の鉄色はもう少し渋い色目なので「ご主人様の鉄色」にこだわり

この記念の着物の染をお願いする職人さんに相談したところ

職人さんも最大限に協力してくださって話が進みました。

深みのある「鉄色」を意識して裾に向かって、わずかですが濃い色に

染めましょうとの提案。

手間がかかるのですが、ご夫婦のステキな考えに職人さんも賛同、大サービスです。

 

 

さらに、職人さんと相談して、八掛にも、お二人のイニシャルと「鉄線」の花を金彩で描いてもらって。

何のお花でも柄でもよかったのですが、「鉄」の字が入った鉄線に・・

 

背紋は抜き紋ではなく、共薄色の刺繍でちょっとしゃれ味を。

 

こうして出来上がったお着物はこちらです。

 

 

 

 

花の丸の地紋はこんな感じ。

 

K様ご夫婦の結婚記念日に本当はお着物が仕立て上がっていればよかったのですが

ちょっと日数的に無理があったので

それならば・・と、小さなこだわりですが

職人さんにこのお仕事に手を付けてもらう日を結婚記念日の日にしてもらいました。

 

お客様の喜んで下さるお顔を思い描いてのこういうお仕事、

お受けした当店はもちろん、職人さんも楽しんでお仕事をさせて頂きました

み~んなが「記念の着物」にこだわったお話でした。

 

ずいぶん前にスイート10ダイアモンドと言った結婚10年目にダイアモンドを

プレゼントするというブームがありましたが

「絹婚式」に着物を誂える、またはプレゼントする・・

なかなかいいアイデアだと思いませんか。

皆様もいかがでしょう

 

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Mちゃん7歳のお祝い準備・お誂えの着物

2019-11-21 15:31:22 | お客様の着物紹介

朝晩冷えるようになってきましたが、

秋らしいお天気が続き気持ちがいいですね。

こんな時は虫干しにぴったり、わざわざ「虫干し~~」って考えなくても

タンスを開けたり、着てあげたり・・・着物を空気に触れさせてあげてください。

 

今日は、先日お祝いの日の写真だけアップしたのですが、

7歳のお祝い着を準備されたお客様の事、参考にしていただければとご紹介します。

 

 

着付けでバタバタしていて撮った写真、Mちゃん、ふざけている写真ばかりで・・・

 

 

お母さんと一緒に店にもよく立ち寄ってくれ、生まれた時から、よ~く知ってるMちゃん。

3歳のお祝いのときもブログでご紹介させていただいたのですが

3歳のお祝い着は、お手持ちの大人の江戸小紋を3歳用に仕立て替えました。


そして、数年の間に・・・

7歳の着物はどうしようかな・・・着物が好きなママは

楽しみながら着物選びをしてくださいました。


当店は、以前から、新しく誂えるなら

7歳の時だけでなく大人になっても仕立て替えて着られるような小紋で

7歳のお祝い着を作っては?と提案しています。


そんな考えに賛同してくださっていたママの目に

2年ほど前、こんなかわいい小紋が目に留まり

たちばなの花がカワイイ黒地の小紋。

前から、地色は紫がいいかな・・とイメージがあったのと、

Mちゃんに黒では少し「強い」かな・・という事で

この柄で、地色を紫にして染めてもらうことにしました。

 

 

地色の紫に合わせて、差し色にも好きな色(今回はターコイズブルー)

を入れてもらえるようにお願いして。

 

染めあがった小紋は、しばらく反物で寝かせておいて・・

その間は、八掛の色やコーディネートのこと、楽しく考える時間です

 

 

お祝いが近づいてきた夏頃には、お仕立しました。

大人になって着られるように、反物を裁って、縫いこんでいます。

 

八掛は子供らしく真っ赤にしましたが、大きくなった時にはまた色を変えても

 

 

肩揚げ、ママ作。(エライ

帯は、お知り合いから頂いたものを合わせることにして・・

(あるものはなるべく使いましょう~という方針

 

さ~~、楽しみなコーディネート。

まず決まったのは、

 

 

草履とバック。

バックも、7歳だけでなくあとでも使えるといいな~というご希望で

実は、7歳用でなく、成人式用に作られた小ぶりのものをチョイス。

 

赤の絞りの帯揚げもお手持ちのものを使い

悩んだ挙句、帯〆ほか小物類は白系、伊逹衿と扱きは赤にして、

赤と白で統一した品の良いコーディネートに収まりました。

 

 

そうそう、写真を撮るのを忘れてましたが、

髪飾りは今年初めに、ワークショップをした組紐アクセサリー「mitorit」さんで

オーダーしたもの。

すこ~しづつ、すこ~しづつ、揃えていかれました。

 

今回、感じたことですが、七五三の小物類、レンタルなどが多くなったせいもあってか

メーカーさんが撤退している傾向で・・悲しいかな

色や種類、以前に比べると少なくなってきています。

 

 

バックも、大きすぎることなく、バランスがとれていると思います。

最近は、簡単になんでもレンタル、使い捨て、その時だけ間に合えばいいという

時代の流れを感じてしまいますが

こうして、あとまで使えるようないいものをじっくり選んで、大切にする

って、私は好きです。

Mちゃんが大きくなった時、このママの思いや考えが伝わってくれるといいな

お正月、そしてその先に十三参りや、卒業式の袴の下に

この着物がずっと着てもらえたら、嬉しいです

 

 

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単衣も着納め

2019-10-03 18:10:06 | お客様の着物紹介

10月だというのに、暑い日が続いていますね。

10月だからもうしっとりと袷の着物・・と言いたいところですが

この気温で、今週の着付け教室では私も単衣を着させていただいてました

 

9月の催事にお着物でお出かけくださったK様。

 

 

それから、お能にお出かけ、友人のIさん。

 

 

せっかく仕立てたんだから、着なくちゃねって。

お二人とも、同じ単衣でも帯をベージュ系、小物も秋の気配を感じさせる色使いにして

秋単衣の装いです。

Iさん、出かけた先で見ず知らずの方に

「ステキな装いですね・・」と声をかけられたそうです

 

季節に合わせた着物はやっぱり素敵です。

夏の着物、単衣の着物、楽しまれた後は・・・

お手入れしておきましょうね・・・

汗をほおっておくとちょっと怖いので、お手入れ、お持ちくださいネ

 


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大人浴衣でお出かけ

2019-07-18 12:43:30 | お客様の着物紹介
今日もセール真っ最中ですので、まだお越しでない方
ぜひお待ちしております。

今日は、着付け教室に通ってくださっているAさんの着物姿、ご紹介します。

これからお出かけという前に、店によってくださったので
写真を撮らせていただきました。



着物は竺仙の奥州小紋。帯は麻の名古屋帯です。


コーディネートもバッチリな大人のゆかたの着こなしです。

足元まで撮るのを忘れてましたが下駄もステキでした~





先日の夏の福袋で選んでもらった3分紐とトンボ玉のセットをあわせて





これだけ着られていたら、自信を持って「お出かけ」オッケーですよ~~


7月末28日夕方に、浴衣か夏着物でビアホールにみんなで繰り出そうという計画もあります。
日にちが迫っていますが興味のある方は、ぜひお電話ください


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