京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

断捨離の夏。30年間の思いはぶれてない

2018-08-16 11:55:16 | ひとりごと
お盆休みもそろそろ終わりですね。

店も本日までお休みをいただいておりますが
今年は、ひたすら片付けの毎日でした。

なんとか今月中にすっきりしたい・・・

数か月前から、たまりにたまっていたものを少しづつ整理しかけたのですが
雑誌や本も、その一つ。

昔のことが知りたくて、あえて古い本も残していたのですが
今回ばかりは整理することに。





きもの雑誌のほか、以前に掲載していただいたことのあるこんな業界紙も。

捨てる前に、ちらちらと読み返してみると、みんな頑張っていて懐かしい。
でも、なくなっている問屋さんや小売店の名前もあります


そんな中、今、読み返してみても、やっぱりちょっとついていけないな・・って思う記事

売るための指南?
お客様への勧誘電話のかけ方
売り上げ目標はこうして立てる
目標達成のためには・・
数字・・・。




こういうのは、スタッフを抱えたような大きな店やチェーン店の話、
当店のような店には、ムリムリ
それにこういうやり方、いくら売り上げが上がってもしたくないな~
当時もそう感じてましたが、今読んでも、同じ

こういう商売はできないし、したくないな~

「そんなこと言ってるから、売上上がらないんだよ
そんな声も聞こえてきそうですが

ど素人から、商売の世界に入ってからの私の思いはずっと同じ。
自分で嫌だと感じる事は、お客様にはしたくない。

だからしつこい販売や、勧誘の電話もしたことないし
お客様が本当に必要なものや、欲しいと思ってくださるものをお勧めしてきたつもり。

経営コンサルタントのような方から言わせれば
甘いといわれるかもしれないけれど


30年前、20年前、10年前
世の中もお客様も着物に対する価値観もが変わってきて
それを感じるたびに、落ち込んだり、悩んだり。

10年先、世の中で着物はどうなっているんだろう・・
そんな不安もありますが
たぶんこの先も、当店のお客様と着物に対する基本の考え方はぶれないと思います。

自分たちのしたくない事はできないと思いますし
売りたくないものは売れない

時代に合わせて、少しづつ変化していくことも大切と考えていますけれど
「芯」は変えられないな・・・

店の片づけしながら、こんな事かんがえてました



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貸衣装について・・・思うこと。

2018-03-28 14:46:11 | ひとりごと
急に暖かいを通り越して、暑いくらいですね。
冷たいお茶が欲しくなります

3月は、入卒もあって着付けをさせて頂くお客様が多く
レンタルを利用されるお客様が増えたようにも思います。

そのレンタルですが、最近は、私の考えられない”進化”をしていて
長年着物の仕事に携わっていると、ついていけない・・状態です。

たとえば・・・
先日のお客様がお持ちになったレンタルの訪問着一式。
一緒に荷物の確認をしていて・・・「目が点」




セットに入っていた帯枕がこちら。
一見、普通の枕に見えますが、発泡スチロールの円筒を半分にカットしたようなものに
布のカバーをかけていました。

『・・・、まぁ、別にこれでも構わないといえば構わないけどね・・・





足袋がこちら。
私はこれは足袋とは認めません。これは足袋カバーですッ
それも、縫製もすごく雑で・・。


なんだかショックでした。

帯枕は帯を結んでしまえばわかりませんが、
観光地のレンタル着物や七五三の子供用じゃあるまいし
それなりの年齢の卒園式に出席されるお母様が、この足袋では・・・
あまりにカッコ悪い。

足の形がそのまま出てしまいますし、これではくるぶしが隠れません。
さらに、草履がツルツル滑ってしまうと思います。

こちらのお客様は、説明すれば分かっていただけそうなお客様でしたので
私の思ったことを、ハッキリと言い
当日は、ご自宅に足袋があればお持ちくださるようにしました。

帰ってからご自宅で、話したら「母からもそういわれました~」って。
よかったです

今回の件以外にも
以前とはレンタルの様子が変わってきたことを感じます。

七五三や、卒業式などの袴はポリエステルがほとんどですが
同じポリエステルでも以前と比べると、全体的に品質が落ちているように思います。

それと同時に、セット一式になっている紐や小物類も
今回の帯枕のように、私が触ったことのないようなものが多く、変に感心したりします。


最近はネットでレンタルを申し込まれる方も多く
私も調べてみたところ、驚くほど安い価格で借りられるようで
レンタル業者さんも価格の競争になっているのではないかと思います。

価格を抑えようとすれば、使い捨てのプレゼントの足袋も
こうなってしまうのも、頷けます。


足袋も近い将来、楽だし、別にこれでもいいんじゃないのってなってしまうのか・・・

こういうものがセットされて送られてきて、
こはぜのついた木綿の足袋を知らない人ばかりになったら・・

怖い。
そして情けないな・・って私は思います。

まだ、今回のように保育園のアットホームな卒園式ならば
100歩譲れるかもしれない

でも、これで良いと思って
たとえば一流ホテルで行われる結婚式などに、この足袋で出席したら
恥をかかれるのは、ご本人ではないかと思います。

ネットで簡単に注文できるレンタルは便利かもしれませんが
着物の知識がないと、少し心配・・・って思います。


こうしてブログ書く事、少し迷いました。
レンタル批判ともとられかねませんし、どんなもの借りても勝手でしょ!
って言われるかもしれませんが
小うるさく発信することも、私の役目かなと思います。

読まれてご気分を悪くなさる方がいらっしゃいましたら、どうかお許しください。


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相撲と通じるところ、私の勝手な解釈で・・。

2018-02-10 14:57:31 | ひとりごと
いよいよ冬季オリンピックも始まりました
選手の皆さんは、自分の力を出し切れるといいなと心から思い応援していますが
政治も絡んでしまうようで・・何かと複雑なものですね。

複雑といえば、昨年末から相撲もいろいろと話題になり
ほとんど関取の名前も知らない私も興味を持つことになりました。

相撲の話題が続いていた頃
着物の業界でもまた、振袖の業者の問題があり
考えても結論など出ないのですが、私もずっと複雑な思いを抱えていました。

そうした中で、先日、貴乃花親方のブログが紹介され
その中の一部に、気になった部分があり
私は勝手な解釈で着物と結び付けて考えてしまいました。

親方の言葉を一部引用させていただきます。

「私達は、若い世代へ、次世代へ相撲を残していかなければなりません。
 改革するのではないのです。
親が子に継ぐ、その子はまた自分の子に継がすわけですから
(中略)
相撲は、競技であると同時に日本の文化でもあります。
つまり我々は文化の守り人であるということも忘れてはなりません」


この言葉を聞いた時、私の頭の中で即座に言葉が入れ替わりました

「私たちは、若い世代へ、次世代へ着物を残していかなければなりません」

「着物は、ファッションであると同時に日本の文化でもあります」

そうそう、私たちは文化の守り人でいなければ・・・。


私は着物は、基本的に「着る物」として楽しくおしゃれに着たいと考えています。

でも、ただおしゃれ自由に着る物でなく、やはり着物は日本の文化だと思うのです。

着物も時代に合わせ、着方も考え方もセンスも、いろんなことが
これまでも変わってきましたし、今後も変わっていく事でしょう。

中には受け入れ難いこともありますが、それも仕方ないことかもしれません。

いつも考えることですが
だからと言って、着物の決まり事などがめちゃくちゃどうでもよいものになるのはいけないと思っています。
最低のラインは守りつつ、その時々で臨機応変に・・・と思います。


成人式のあり方や、振袖のこと、
お祝い事・儀式がイベント化していく様
着物に対する価値観・・・
いつも、考え悩み続けながら仕事しています・・・

改革ではない・・・
コアな部分、大切な部分は遺し、柔軟に時代に合わせていけたらいいな・・。
私達呉服店は、着物の守り人にならなくては・・・。

貴乃花親方の言葉を聞き、着物を残していくため、こんな風に考えました。



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「こはぜや」さん!!

2017-12-27 16:00:03 | ひとりごと
催しも終わり、今週は納品や来年の着付けの段取りなど
今年の〆に入っている店内です。

さて、「こはぜや」というタイトル
先日終わった「陸王」というドラマを見ていらっしゃった方には
「こはぜや」は通じるかもしれませんが、ご存じなければ何のことやらですね

今年、我が家で、はまっていたドラマ。
一つは「女城主直虎」
見ようと思ったきっかけは、彦根藩主井伊家の祖先につながると聞いたから。
つまり郷土愛?
気軽に見かけたのですが、珍しく一年間かかさず最後までみた大河ドラマでした。

そして、もう一つが「陸王」
陸王というタイトルだけでは、ピンとこなかったのですが
行田の足袋屋さんの話としり、これは見なければ・・・と


「こはぜや」という会社の名前。
たぶんこのブログを読んでくださっている皆さんなら「こはぜ」をご存じだと思いますが
足袋についている留め金具のことです。




こはぜの部分。
(こちらの足袋、当店で取り扱っている行田の足袋やさんのものです。)

最近は、草履や下駄を靴とおっしゃるお客様もあり、愕然とするような時代です。

ずいぶん前にも書いたのですが幼稚園のプリントに
足袋のことを書くとき、「こはぜ」のことを確か「ホック」と表現していて
ショックを受けたことがありました。

確かに・・若いお母さんたちに「こはぜ」は通じないかもしれません。
先生が分かりやすく「ホック」になさったのでしょう。

ですから、このドラマが始まったとき、
足袋にスポットライトが当たるといいな・・
「こはぜ」という言葉をせめて世の中の皆さんが知ってくれますように・・・
って、思いました。(呉服屋的発想です)

ドラマの中では、「こはぜや」の名前の由来を説明する場面があったかどうか
覚えていませんが、「こはぜ」が、この機会に認知され耳に残れば嬉しいことです。

今「こはぜ」を辞書で引いてみたら「鞐」「小鉤」と漢字では書くとありました。
(パソコンではすぐに出てこなかった・・・
以前、当店で扱っている足袋屋さん、同じ行田の会社ですが
その営業マンから「こはぜ」ってどんな字を書くか知ってますか?と言って
教えてもらったのは「甲馳」という字でした。

(確か馬に乗るときにの武具からきたと聞いた気がします。
これは、私のあやふやな記憶なのでもしかしたら違っているかもしれません、
ちゃんと調べてないのでごめんなさい

その行田の足袋やさんの営業の方から、以前、足袋について少し教えてもらいました。
ドラマでも、足袋の縫製の技術が素晴らしいことが言われてましたが
一足の足袋を作るには、工程がいっぱいあります。
縫う箇所によってミシンも種類が違うのです。
つま先のふくらみを出すためのタックをとるところなど見事です。
こはぜをつけるためのミシン、補強する部分を縫う細やかさ
縫製した足袋をひっくり返して、なじませる技術・・などなど。
一度ご自分の足袋、じっくりとご覧になってみてください

足袋もピンキリで、貸衣装についてくるような足袋は価格もお安いですが
実際、足袋一足、結構お値段しますよね。
消耗品だし・・。って、私も思います。

でも、いい足袋は・・・、やっぱりあんなに人の手がかかっていると思うと納得です。

着物が着てもらえないと、足袋も売れません。
私達、頑張らないとね・・・って
いつも頑張っている足袋の営業の方と話すと、そう思うのです。

今回のドラマで、行田の街は盛り上がっているといいますが
「足袋」にも関心を持ってもらえたら・・・光が当たれば・・・
心からそう思います。

ドラマの「陸王」は、日曜の夜、元気をもらって
月曜日に会社に行けるという感想も多かったようです

私個人的には、心が弱いせいか、悲しい結末のドラマは一緒に落ち込むので苦手
ハッピーエンドが好き、頑張る人が最後に幸せになる話が好き
だから「こはぜや」さんのあきらめない姿勢、それぞれのまっすぐな思いは
ベタではあったかもしれませんが、私も頑張ろうと元気をもらいました。


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一生に一度のことだから・・・

2017-10-04 16:13:13 | ひとりごと
今日はぐっと涼しくなりました。
そして、今日は中秋の名月だそうですが、空を見るとあいにく雲がいっぱいで、
今晩のきれいなお月さまは見られないのかな・・


さて、秋めいてきますと
そろそろ七五三のご相談や成人式のお話などをお伺いすることが多くなってきました。

先月は着物周りの会と合わせて、成人式の振袖のコーディネートもたくさんさせて頂きました。

お客様と一緒に着物選びや、小物のコーディネートをしていると
ご家庭によっていろいろなお考えがあることも感じますし、
私たちはなるべく、お客様のご意向に沿って、そのお客様にとってのベストな方法で
お祝いのお手伝いをさせて頂きたいと常々考えています。


最近は、冠婚葬祭や、七五三や成人式などはもちろんのこと
生きていく事、生活する事、いろんな事に対して
以前とはさらに世の中の価値観が違ってきているのを感じます。

着物に関して言えば、私達呉服店がついていけないほど
レンタル関係や振袖販売の方法は、随分時代とともに変わっていて
お客様の価値観、選択肢も様々です。

節目のお祝い事は、文字通り「一生に一度」のことです。
もしかしたら・・・
結婚式は、もう一度あるかもしれませんが
3歳のお祝いも、5歳のお祝いも、7歳も、20歳も・・一生に一度きり。

この「一生に一度」をどうとらえるか・・

一生に一度のことだから、できる範囲でちゃんとしてあげたい
一生に一度だけなんだから、なるべく無駄な事は省きたい

お客様と接していて、両方のこんなご意見を伺います。


どちらも頷ける考え。
そして考え方はいろいろでいいと思っています。

呉服屋の立場から言えば、そして私個人の気持ちを言うならば
一生に一度のことだから、無理のない範囲で
キチンとしたお祝いやお支度していただけたらいいなと思いますが・・


一生に一度のことだから・・・

事と場合によるかもしれませんが
皆さんはどちらでしょう?



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浴衣・・・複雑・・・

2017-08-07 10:00:25 | ひとりごと
7月末、8月上旬の週末は花火大会など夏のイベントで
浴衣でお出かけされた方も多かったと思います。

当店でも土曜日は恒例の板橋の花火大会とあって
例年通り、浴衣の着付けをさせて頂きました。

毎年、浴衣姿の写真をアップしているのですが
今年は、私の気持ちの中でテンション上がらず・・・・
写真も撮らせていただきませんでした。

私がこんなことではいけないのですが・・・。

もうずいぶん前から、浴衣は私たちの考えてる物とは別物になってしまったと
考えていますが、年々その感覚が大きくなっていきます。

日々のお店で接客するときや、浴衣の着付けをさせて頂きながらさりげなく
本来の浴衣の良さを伝えたい、分かってもらいたいと
説明したり、お話ししたり、努力してきましたが
今年はもうなんだか、あきらめた感・・・。

世の中の多くの皆さんの「ユカタ」はあまりにも
私たちの考えている「浴衣」と遠く離れてしまいました。

これまでは、たとえ買っていただけなくても浴衣とはこういうもの、と
伝えようとして抵抗してきましたが
切り離して考えてしまった方がいい気がしてきました。


仕立て上がっている物と思っていらっしゃる方がほとんどなので、浴衣の反物を見てびっくりされる時代です。

先日は
浴衣の寸法直しをしてもらえますかという若いお客さまからの問い合わせがありました。
深く聞かずとも安いプレタの浴衣と想像できたので
時間もかかりますし、お直し代の方が高くなるかもしれません
お役に立てなくて申し訳ありません
と伝えました。

近くに少し知識のある人がいたら、
こんな時どうしたらいいのか聞くこともできたでしょうし
着られないようなものを買うこともなかったでしょう。
店で買ったとしたら、店員さんのアドバイスがなければいけないですし
たぶんスーパーや量販店などか、ネットで購入されたのではないかと想像します。

着付の時に、浴衣と帯のみお持ちになって、紐は?と聞くと
いるんですか?と言われ、あぜんとしたこともありました。

こんな日々・・
時々浴衣の時期で忙しいでしょう?なんて声をかけてくださる方もありますが
苦笑いです。

こんな思いを抱えて
ブログも元気な記事が書けなくて
また愚痴を聞かせてしまうことになってしまいましたが。

そんな中、私も考え方を変えながら努力はし続けているつもり
着付けをさせて頂くとき
自分で着てみたいとか、着てみたけれど上手にできなかったという
少しでも関心のある方には
ポイントやコツをお話ししながら着付けるようにしています。
どうせ着るなら、きれいにおしゃれに着てほしい


浴衣のみの話ではなく着物全般に同じことが言えます。

今の世の中の流れでは、すべての方にわかってもらおうなんてそもそも無理な事。
ちゃんと着物に向き合ってもらえる方は少なくなりました。

店や私の思いや考えに共感してくださる皆さんに向けて・・・
頑張って発信していこうと思います。

今日は、楽しい話でなくてごめんなさい

店では、今月いっぱいセールしています
暑いですが、ぜひ、おでかけください。


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結婚式の装いのマナー 続き

2017-05-29 21:19:16 | ひとりごと
書きかけたら止まらず・・・次々に疑問や言いたい事が渦巻いてきてしまいました。

昨日のMちゃんの一件を
今の若い人たちの中での結婚式のマナーというのはこれが普通なのかと思い
Mちゃんと保育園で一緒に過ごした 我が家の娘に話してみました。

すると、あっけなく娘は
「それって、白いドレスはかぶったらいけないっていうドレスの話じゃないの?」
「花嫁さんがどんな衣装を着るかなんて、私は考えたこともないよ・・」
と。

さすがに、良くも悪くも、我が道を行く、人のことをあまり気にしないタイプの娘。
でも、思わず「・・だよね~~
娘が私と同じ考えであることと
その「マナー」が世の中に蔓延してはいないらしいことに少し安心もしました。

そして娘は続けて
「それって、人間関係の問題だよね」とも。

確かに・・
披露宴に呼ぶ友達、出席する友達・・という間柄であれば
「うッ、A子ったら、私と同じ色の着物着てる・・」なんて思う花嫁さんはいないでしょうし
「花嫁より、目立ってやる~」なんていやがらせす友達もいないでしょ

最近の世の中、必要以上に気を回したり気遣いする傾向があるように、感じます。
言葉一つとっても、例えば電話をかけるときの
「〇〇さんのお宅でよろしかったでしょうか?」という言い方や
丁寧すぎる変な敬語や言い回し・・
ちょっと私は違和感を感じる時があります。

花嫁さんが主役だから・・自分はそれより目立っちゃいけないとへりくだりすぎでは?
友人として招かれたのなら、場の空気を読みながらも、精いっぱいのおしゃれをして
お祝いの気持を持って楽しく出席すればいいのでは?

以前、店でこの話をお客様としていたことがあります。
「花嫁さんより目立っちゃいけないって・・・?
じゃあ、美人は披露宴いけないってこと?
というお客様の冗談で、笑ったことがありました・・・。

いまや結婚式の形も様々、いろんなパターンがありますが
私は披露宴というのは・・
「私達結婚しました・・と、お世話になった人などにお披露目する場」
そして
「招かれる親しい友人や親族は、お祝いする場」と考えます。

もしも、我が家の子供たちが結婚するときには
自分たちが主役ではなく、お越しくださったお客様を
感謝の気持ちや謙虚な気持ちでお迎えしてほしいと私は思います。


マナーって何なのでしょう・・
周りに嫌な思いをさせない気配りや思いやり・・が本質かな

必要以上に考えすぎたり、または押し付けられるのはどうかと思います。
ましてや、それぞれ結婚式にはいろんな形態があり、ケースバイケースのはず。
ネットの当たり障りのない、そして無責任なアドバイスに振り回されるのは
どうなのでしょう・・・


言いたい事、言ってしまいましたが
今回、ネットのいい加減な情報に一番腹が立ちました。
いくつかのサイトが同じような書き方をしている部分があるということは、
きっとよく調べもしないで
どこかの文章を引用して、さも正しいようにアドバイスしているのではと
疑問を感じました。


私もまだまだ勉強不足で、知らない事も多いです。
どちらの考えが正しいか、迷うことも、悩むこともあります。
私の考えが間違っているかもしれません。

でも、いい加減な事はお客様や相談してくださった方に言いたくないと思っています。

また、ご指摘やご意見などありましたらお聞かせくださいませ。
もしかしたら、考え込んでまたしばらく落ち込んだりするかもしれませんが・・・
勉強させていただきますので



京呉服わきの滋賀展
「おしゃれなきもの展」 
   6月3・4・5日(土)~(月)11:00~18:00
   近江八幡・「尾賀商店」にて
 





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結婚式の装いのマナー??のとらえ方

2017-05-26 17:37:36 | ひとりごと
先日のブログで皆さんにご心配かけたかも・・・
すっかり復活いたしました~

今回、自分自身の元気のバロメーターに気づきました。
体調悪い時は、口数が少ない・・(笑)
そして、回復したと思ったら、途端におしゃべり復活してました


さて、今日は
先日からこれはブログに書いてぜひ、皆さんにも読んでいただきたいと思っていたこと。
元気な時に、気合を入れないと書けなかったので時間がかかってしまいました。
また少し、毒を吐くかも・・・です


先日、お母さんとも長年の知り合いで、そのお嬢さんMちゃんの振袖の着付けを
させて頂いた時の話です。

Mちゃんは、有名な神社で行われるお友達の結婚式とその披露宴に招かれ
神社という場所と格式のある結婚式ということで
振袖を着ていきたいと、楽しみに着付けの予約を入れてくれていました。

そして、荷物をお母さんと一緒に持参してくれた時
お母さんが困った風に
「Mがね、花嫁さんと振袖の色が被るから、着るのをやめようかって言ってるのよ~~
 そんなことないよね?」
って。
「はぁ??」と私は理解するのに一瞬ですが、間がありました。

あ・・・また、最近の若い人たちの間の変な気遣い、マナーの勘違い
「主役である花嫁さんより目立ってはいけない」という・・・

聞いてみると、やっぱりネットで調べたらしいのです。

Mちゃんの振袖は地色が赤。
花嫁さんの打掛が赤だといいます。


結論から言いますと
(考え方はいろいろなので、あくまで私の考えでは)
花嫁の白いドレスと同じ白のドレスは着ないように・・という
洋装の場合のマナーから発生している考え方ではないかと思います。

洋装のマナーと和装のマナーは違うのです。
花嫁の打掛や振袖と同じ色の着物は着てはいけない・・なんて、私は思いつかなかった。
ドレスと違い着物というのは
地色が赤であっても、そこにはたくさんの柄と色が使われていて
一口に「赤」で済まされるものではありません。
そもそも、花嫁さんと、招待されたお客様の振袖は、装いがまったく違います。
一見してその違いは判ります。

その話を聞いた時はMちゃんのお母さんと一緒に
「そんなことは全くないから・・」と一笑に付したのですが
そのあと、私も気になるので「結婚式の装い」などでネット検索してみました。

なるほど、書いてる書いてる
ある「結婚式の装いのマナー」について書いているサイトで、書いてあったことを要約してみます。


*振袖
 未婚女性の和装の第一礼装である  
 振袖には、大振袖、中振袖、小振袖の3種類あり、大振袖は花嫁も着るので
 参加者は中振袖や訪問着に変更するのがマナーであると。
 大振袖を着る時は、花嫁と被らないよう確認、配慮すべき

*訪問着
 未婚・既婚を問わないで着られるので最も無難。
 しかし、ドレス同様白やクリーム地は花嫁衣装と被るため控えるのがマナー。


そして、怒りの私のツッコミ

なんだか知ったらしく書いてあるけれど、着物の事中途半端にしか知らないんじゃないの!?
振袖には、3種類あるって、そんな知ったかぶりの説明はいらない。
まして、中振袖など、私たちの若い時の袖の長さで今どき振袖といえばほとんどが大振袖である。
成人式に誂える振袖以外に、わざわざ短めの振袖を誰が作りますか?

第一礼装の振袖を着られるのは未婚女性の特権です。
それを、なぜ、訪問着にしなければいけないのでしょう。
さらに、白やクリームは避けるべきって、それは先にも書いた通り
洋装の考え方。ごっちゃにしないでほしいです。

白っぽい着物は、格が高く、京都のメーカーに聞いても
そういう場面で着てほしいという思いで染めています とのことです。


柄の入ってない真っ白の訪問着など存在しません。
白っぽい着物といっても、柄も入っていますし、帯や小物の色も入ります。
花嫁と違って、筥迫も抱え帯もしませんし。
どう見ても、花嫁の装いと違うはず。

そして、訪問着の袖の長さは60㎝くらいと書いてましたが
どこから出した長さ?
長さまで指定しないでほしいワ・・・
最近は一般的にもう少し短い傾向です。

余談ですが、着物を着てタクシーに乗るとママと間違われたり
日本料理屋さんに行くと仲居さんに間違うという、
着物をよく知らない、見たことない方々の貧弱な発想と、それこそカブってしまうのですが・・・。

このサイトは読み進むと、着物で出席するメリットということも
それらしく書いてあり、さらに読み進むと
おすすめのレンタル店まで紹介してあり・・・
まわしモンかいッ って。もしやこれが目的?なのか・・・


そして、違うサイトでしたが
黒留袖は、近い親族の着る物、「親戚が着てもOKです」というような記述。
最近はカジュアル化してきて、親戚でも訪問着で済ませる方が増えてきましたが
「着てもいい」ではなく、そもそも親戚で式に列席する場合は留袖がふさわしいものでした。

そしてそして、ゲストの場合、黒っぽい着物は黒留袖の親族に間違われることがあるので
避けた方がよいとか・・・

はい~~??
黒留袖と、訪問着では、まったく柄の位置も違いますし
みればわかりますけれど・・・
どこから、こういう発想が出てくるのか私には理解不能です。


調べものするとき、便利だからついついネットで検索・・。私もします。
でも、こういう分野のことを読んでみると、いかにいい加減かがよくわかり
鵜呑みにしないようにしないと怖いなと感じました。
えっと疑問に思うような意見もありますが、正しい常識的な意見もあります。


これらのサイトを見てから、これはMちゃんのような若いお嬢さんが見れば不安になっても
仕方ないかなと感じたので、Mちゃんの気持ちも思い
「もしも、Mちゃんが振袖を着てそういう引け目を感じたり、楽しくない気持ちで
出席するのなら、やめておけば?」
って、アドバイスしてみました。

でもMちゃんは、私やお母さんの意見を聞いて、安心したらしく
笑顔で、「着ていきます」と言ってくれました。

結婚式の次の日、お母さんからメールが届きました。

お礼の言葉のあと「Mからです」と
新婦さんのお母様とご親戚が着物に詳しい方で
会場に着くなり「わざわざ振袖でありがとう。うれしいわ」と言っていただいたこと。
着物で行ってよかったですと。

お客様の中には外国の方もいらっしゃったそうで
更によかったとも。

メールを見て、私もホッと・・・そしてうれしく思いました。

いつも、お客様にはお話ししています。
振袖をお持ちでしたら、ぜひ結婚式にはお振袖を着てください
振袖姿のお嬢さんがいらっしゃると披露宴の格も上がりますし
何より華やかで、喜ばれますよ・・と。


さて、私の胸のつかえも少しおりましたが
も少し書きたいので、この続きは明日。



京呉服わきの滋賀展
「おしゃれなきもの展」 
   6月3・4・5日(土)~(月)11:00~18:00
   近江八幡・「尾賀商店」にて
 





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着物の色・日本の色

2017-04-11 14:54:57 | ひとりごと
今日は一日雨・・・桜も散ってしまうでしょうか・・・

花びら一枚だけを手に取ると、薄ーい薄ーいほのかなピンクいろなのに
満開になると花びらが重なり、フワ~~とした何とも言えない美しく上品なピンクに見えます。
やっぱり桜の花はきれい・・・、毎年感じます。

このところ、そんな桜のニュースがテレビでよく流れてきますが
そのニュースの画像を見ては、なんとも言えない複雑な気持ちになっています。

特に京都の様子・・。
きれいな桜の下、着物姿の方々が目立ちます。
以前にもブログで触れたことがありますが、レンタルの着物です。

気になるから余計なのですが、嫌でもパッと目に飛び込んできます。
というのは、たぶん着物の色柄が、周りの風景から浮いているからではないかと思うのです。

着物の世界に入って間もない頃
実家の滋賀に帰ったとき、ふと見上げた夕方の空。
空の青、夕焼けのピンク・オレンジ・・そう簡単には言い表せないくらいの色のグラデーション
自然が作り上げるうっとりするくらい美しい色を見て
「こんな色の着物があればきれいだろうな・・・」と、感じたことを今でも覚えています。

すぐに思いつく花の色、自然の色だけでも
桜色、藤色、牡丹色、菖蒲色・・
水色、浅葱色、空色、藍色、珊瑚色、梔子色、山吹色・・・
日本の色はホントにたくさん。


私達日本人は、美しい桜を見ては、こんな桜のような色の着物を着てみたいと
思ってきたのではないかと思います。


少し辛口意見、述べさせていただきます

私はレンタル着物が浮いて、周りの景色を台無しにしている気がしてなりません。
ポリエステルの、原色に近い鮮やかな色と柄。深みのない安っぽい色と柄。

たとえば、伊万里焼や京焼の色使いの美しい器の中に、
ポリエチレン製のお皿が混ったような・・・
それくらいの違和感を私は感じてしまいます。

着物を着てくださることは、とてもとてもありがたいことで、
こうして観光地などで着物体験することで、着物の裾野が広がっていけばいいのですが
私には、そうは思えません。
また着物業界の良いモノづくりの力になるとも思えません。


派手さだけなら、振袖の方が華やかかもしれません。
でも、ちゃんと職人さんの手がかかった本来の染をした振袖なら
どんなに鮮やかな色を使っていたとしても
きっと、京都の街並み、桜の風景から浮いたりしないと思います。

絹の光沢、染まった色には品があります。

着物の色というのは、そもそも周りの景色から浮かないで溶け込むはずですし
そういう風に装いたいものです。


嵯峨野あたりや、哲学の道の桜、丸山公園の枝垂桜・・
ずいぶん前の私の記憶の中の美しい京都の風景
そんな中の異物感

同じ着物を扱っているのにこんなことを愚痴ってはいけないだろうか・・

いえ
めげずに、美しい着物を伝えていきたいと思います。
そのためにも、こんな呉服屋の気持ちを伝えるのも必要かと・・


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便利になることは・・いい事なんだろうか・・?

2016-11-30 16:19:12 | ひとりごと
11月も今日でおわり・・・なんて一年が早いのでしょうね

11月は、七五三や結婚式でやはり着付けを承ることの多い月です。
数日前に、日記(らしきもの)を開き、昨年の同時期を読み直してみたところ
なんと、今年感じたこととほぼ同じ感想をメモしてました。

いつもは着物に触れてない方たちが七五三というイベントで 急に着物に目を向けてくださったとき
ますます着物離れが進んでいることを実感し、打ちのめされる気がします。

いろいろ思うことがあり、ブログに書く事を躊躇していたのですが
このブログを読んでくださってる方は、きっと着物に関心のある方が多く、
もしかしたら同じ業界の方もいらっしゃるかとも思いますので、
私の思いのその中の一つを思い切って
今日は貸衣装の現状について、書いてみたいと思います。
愚痴になるかもしれませんが、良かったらお付き合いください。


来年のことを言うと鬼が笑う・・って、ちょうど今 コマーシャルでもやってますが
昔のことをいうと、浦島太郎か乙姫様でも笑うのでしょうか・・・

昔話をするようになったってことは、私も年を取った証拠ですね

ひと昔が10年ならば、三昔、四昔くらいの話になるかもしれません。

その昔、私が美容師をしていた頃の貸衣装は、今と比べるとずいぶん違っていた気がします。

そもそも、皆さん自分の着物をそれなりにお持ちだった時代です。
貸衣装というと、留袖や振袖など着物と襦袢と帯、それに合う帯〆帯揚、伊逹衿といった一揃えでした。
留袖も持っているんだけど、ちょっと派手になったし・・なんてレンタルなさる方もあったように思います。

下着や紐などの着付け小物は、それぞれご自分のものをお持ちいただいてました。
当然、皆さんお持ちでしたので。

私が美容師だった頃、例えば振袖の着付けの講習会には、貸衣装やさんが講習用として
少し使い込んである振袖を安くレンタルしてくれたのですが
どっしりとした重い生地で、とてもいい品だったと思います。

レンタルといえども、ちゃんとしたものでした。


それが、いつの頃からでしょう
東京でお客様の着付けをさせて頂いているうち、貸衣装には
まず、着付けに必要な紐や帯板などの小物類一式が全部ついてきました。
そして、そのうちに下着や足袋までも。
至れり尽くせりです。
あるレンタルの業者が始めだすと、競争しサービスとして次々に
貸衣装にはすべて必要なものが含まれるのが普通になってきました。

何も持っていなくても、ご心配なく・・ということなのでしょう。
そして、お家に着物がまったくないという方が増えてきたということですね。

確かに、お着付けをさせて頂くときの荷物の点検は、結構手間がかかります。
全部トータルで準備されていたら、美容室等でもかえって楽で安心ということなのでしょう。

ただ、そうしてパックになっている足袋や下着はもう一度使うわけにもいかず
サービス、差し上げますという品です。
時々、その足袋をみてこんなペラペラの足袋があるんだとビックリしてしまいます。
そして、ご存じない方は、足袋とはこんなものと認識されるのかと悲しくなります。

しっかりした足袋は、もっと裏が厚みがあって生地も目が詰まっていて、縫製もきれいなのに・・・


さて、数年前に驚いたのは、女子学生の袴の衣装でした。(その時にブログでたぶん書いたと思います)

袴の下に着る着物、この頃はたっぷりした2尺の袖で
生地は絹ではなく、着物・襦袢・袴まですべてポリエステルです。
その着物ですが、以前は普通の身丈で、袴に着る時は、袴から出ないように、
足首が出るくらいに短く着付けて、その上に袴をつけました。

ところが、最近の袴のセットになっている着物は
最初から短く作られているものがほとんどになってきました。
おはしょりをしないで済むので、手間が省けるということ・・・
それと、たぶんコストの面。より少ない生地で着物を作るため?なのでしょう

着終わったときに、見た目の形が変わらなければよし なのですね。
本来は、普通に着ている着物を着方を変えるだけなのに

あの機能性重視?の短くちょん切った着物を見ると、これまた悲しくなります。

そして
今年、またもやビックリしたのが




これ、なんだかわかりますか?

5歳の男の子の”長襦袢”です。

確かに、袖がなければ、着物に合わせて揚げをする手間も省けます。
どんな着物に合わせても袖丈や袖巾が合わない・・ということもありません。
着せる時も、楽でしょう。

本来、長襦袢というのは、着物の衿や袖口・裾などを汚さないために着ます。
でも、着物がポリエステルで、汚しても平気、だから襦袢はなくても支障なし・・
という発想なのですね・・きっと。そしてまだコストも。


さらに、驚いたのが、貸衣装の荷物に入っていたコレ





どう見ても、サスペンダー。
一瞬、どうして?って思いましたが、袴が落ちるのを防ぐため・・としか考えられません。

お客様に伺うと、最近の貸衣装にはついているのだそうです・・・

私には、サスペンダーを使うような着付けはできませんので
もちろん使いませんでしたが
5歳の男の子を着つけていて、紐が苦しいという子がだんだん増えてきたと感じます。

また、昔のことを言いますが
むかし昔は、みんな着物着て袴もつけていたはずで、少々の我慢もしていたと思うのです。

ゴムのズボンしか履いたことがないと、紐で締めると苦しく感じるのも分かりますし
私も何とか、苦しく感じないように着付けを工夫していますが
果たして、サスペンダーで吊るような袴って・・・
私には、まだちょっと理解ができません


便利になるって、いいことなのだろうか


短い着物や袖なしの着物、無駄がないといえば無駄がなく便利なのかも。
でも、そういうもの?


貸衣装で何もかも揃っているため、荷物をお持ちになるときは
そっくりそのままお持ちになる方がほとんどです。

何が入っていて、何が必要なのか
ネットで注文し、業者から送られてきた荷物をそのまま持っていけば、
ちゃんと着せてもらえる
そういう時代なのでしょうか、それでいいのでしょうか・・

せめて、着物を着ようと思った時には
何が必要で、どんなものか、確認したり興味を持っていただけたら・・
それが、自分の知識にもなること
と、呉服屋は思うのです


今の時代についていけてないかもしれませんが
ついて行きたいとは思いませんし、私はこうして最後まで抵抗していたいと思うのです。


便利になることがいい事かと、呉服屋の立場から感じたこと書いてみましたが
最近の世の中、簡単便利になりすぎて
こんなでいいのか・・と思うこと、ほかにもたくさんあります

今日の貸衣装に関する私の思い、
もしご意見ありましたらお聞かせください。


今日は長い文章に最後まで
お付き合いいただいてありがとうございました

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