京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

総絞りの振袖を7歳のお祝い着に仕立て直し

2021-10-28 12:00:07 | お客様の着物紹介

秋の新作展、残すところあと2日となりました。

 

しばらくきれいなものを見ていなかった・・と笑顔になってくださるお客様。

コロナも今落ち着いているので、以前のようにまた皆さんに

着物を着て頂けると嬉しいです。

まだお越しくださってないお客様お待ちしてますよ~

 

さて今日は、七五三のシーズンになったらアップしようと温めておいた

着物のお直しのお話です。

息子さんしかいらっしゃらないお客様、振袖を2枚お持ちで、

このままにしておくのも忍びないので・・とご相談、

女の子のお孫さんが生まれたのを機に、7歳のお祝い着にならないだろうかと。

拝見させていただくと、白地の総絞りの立派なものです。

 

柄の入り方によっては7歳用にするには無理がありますが

このお振袖なら、丈と身巾が詰まっても違和感なくできそうです。

洗い張りをしてお仕立てなおすことにしました。

 

こちらが、7歳サイズになった振袖。

よ~く見て頂くと、袖のお花が一つ少なくなって、

7歳で着たときに、いい位置に来るように前身頃の柄も下がっていると思います。

シンプルな白地に紫のお着物、ちょっと大人っぽく、帯や小物で華やかに着て頂けると思います。

 

お振袖に合わせていらっしゃった帯はこちらでした。

袋帯でしたので、仕立て直しにくく、また厚みがあって7歳には重そうだったので

もう一本お持ちだった朱の丸帯を仕立てなおすことにしました。

金が少し変色している部分があったので「いいトコどり」をして

裏地を新しくして、7歳の寸法に仕立てなおしました。

7歳用は巾が少し狭くなるのですが、柄もちょうどいい感じに仕上がりました。

しなやかないい帯なので、着付けもしやすいかと思います。

 

おばあちゃんのお着物、お孫さんがまた着て下さる・・・いいですね

こんなご相談もさせて頂きます。

このところ駆け込みで七五三のご相談も入ってきたりしてますが

来年、再来年、のお祝いに早めに動き出してくださると

いろんなご提案、ご相談ができますので

 

この続きがまだありまして・・・次回書きたいと思います

 

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「秋の新作展」明日からです

2021-10-21 14:58:04 | 催し

急に涼しくなってきました。

数日まで半袖だったので、冬のお布団やセーターなど

慌てて引っ張り出します。

でも、着物も着るにはいい感じになってきました

着付けのお稽古、暑さとコロナでお休みだった皆さん戻ってきてくださいネ

 

さて明日から「新作展」始まります。

なんだか久しぶり・・・

こうして反物を衣桁にかけて準備するのは・・。

皆さんにご覧いただいて「やっぱりいいわね」というお声が聞きたい

自分で言うのもなんですが、いい物を見ると心が安らぎます。

どうぞ、コロナでどんよりした毎日、心を癒しに来てください。

左から、小紋、附下、江戸小紋です。

 

 

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コート特集・羽裏選びもまた楽しからずや!

2021-10-14 14:25:58 | おべべ倶楽部

清々しい秋の空こんな日は気持ちいいですね。

さて今月の「秋の新作展」

「江戸小紋」と「コートと羽織」を特集しました。

先日お伝えした通り、江戸小紋は、着物基本講座を設け

詳しく江戸小紋とは、そしてその魅力も知って頂けたらと思います。

 

そして、これからの時期に必須アイテムコート

お若い方なら大判ストールという手もありますが

やはり寒い時期、帯付き姿では・・・と思います。

着物や帯はあるけれど、コートは持っていないという方もいらっしゃいます。

羽織やコートなど上に羽織るものは、寸法があっていると着姿が美しいもの・・

ぜひ、マイ寸法でお誂えをお勧めします。

 

そこで、表地はもちろんですが、コートや羽織の楽しみに「裏地」があります。

ステキな裏地がついていると、ちょっと嬉しい・・のです。

何にでも合わせられそうな濃地のシンプルな表地に

こんなバラの羽裏。

色使いはシンプル、シャープな感じがします。

こちらも同じようなモダンな羽裏です。

今日は、自分の好みで2点紹介しましたが

ほかにも、飽きの来ない優しいぼかしや、可愛い花柄などもございます

 

ぜひ、お着物でお出かけください。

着物基本講座「江戸小紋」も お申込みお待ちしております。

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10月のお知らせ~秋の新作展と臨時休業日

2021-10-11 14:51:12 | 催し

10月というのに、今日はなんて暑いのでしょう・・・。

カレンダーでは、今日、赤色で祭日になっていて、私も数か月前まで「普通の日」になるのを

知りませんでした。テレビで「祭日じゃないですよ」って、注意してましたね(笑)

今日は、街中や電車の中でお着物姿を何人も見かけました。

なんだかホッとします。

そして10月になってから、七五三の相談や着付けの予約が入ってきて

やっと・・・と少しだけ明るさが見えてきた気がしています。

 

今月は、秋の新作展させて頂こうと思います

22日(金)~30日(土)までです

しばらくぶりに江戸小紋の特集と

これからの季節に必要なコートや羽織も特集してご覧いただこうと思います。

 

今年から再開した「きもの基本講座」ですが

今回はその特別講座として、江戸小紋の講座を設けます。

江戸小紋、便利なお着物、そして知れば奥深いのです。

22日(金)または23日(土) 13:30~15:00で、講座を開催します

キチンとお勉強したいので・・あえてワンコイン500円の参加費をいただきます。

ぜひ、ご参加お待ちしております。参加ご希望の方はご一報くださいませ。

 

それから、臨時休業のお知らせです

15日(金)16日(土)の二日間、臨時休業させて頂きます。

その代わりと言っては何ですが

17日(日)は本来、定休日なのですが、営業させて頂きます。

どうか、よろしくお願いいたします

 

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七五三の相談 お宮参りの着物を使うことについて

2021-10-02 12:02:01 | 仕事

(書き直して修正後の記事をアップしたつもりが

下書きでアップしてしまっていました再度少しだけ急いでお直しをしましたが

文章の変なところ、伝わってない部分、申し訳ありません)

 

今日は昨日と打って変わって晴天暑くなりました。

 

七五三の時期が近付いてきたので、このところ毎日のように

着付けやお直しのご相談をいただいてますが

皆さんの「街のかかりつけの呉服屋」としてぜひお役に立ちたいと思います。

 

このところ何年か目立つご相談が

お宮参りの着物を七五三で使いたいというご相談。

 

こちらは先日お宮参りのお祝い着をお預かりして、3歳で着られるように

お直しをさせて頂いたお着物です。

お宮参りの着物は、袖が、大名袖と言って袖口の下が開いたままになっていますので

袖の丸みを作って、袖口の下を縫います。

これから、裄と着丈をお嬢ちゃんの寸法に合わせて肩揚げと腰揚げをします。

3歳の女の子は、これに被布を重ねます。

 

3歳は、問題なくこれでOKですが、最近5歳の男の子でお宮参りの着物を

着せたいというご相談がチラホラあります。

当店としては、基本的に5歳のお祝いの時は無理があると考えています。

お宮参りの着物は一つ身という寸法になっていて本来は2~3歳の寸法になっており

5歳では身巾が狭いことと、衿のあきが少ないため、首のあたりが苦しい感じになります。

もしかしたら昔は数え年でお祝いをしてたので、着られたかもしれませんが

現代の満5歳の男の子、大柄だと少々厳しいことが多いと感じています。

また、袴と羽織をつけて正式の姿になるので、別に用意をしなければいけません。

 

そんなわけで

お電話でご相談を受けたら、まず、お子さんの体型を見せていただく事にしています。

先日、ご相談を頂いたお子さんは小柄でしたので着用可能でした。

お話を聞いてみると、5歳用のお着物一式もお父様の使われたものを

お持ちだったのですが、せっかくお宮参りにご両親に買ってもらったので

使えたら使いたいとのこと・・・その想いも大切にしてあげたいと

お宮参りのお着物もお直しして袴をつけた格好でお参り、写真も撮って

羽織もまたお着せした格好で写真を残せばいかがでしょうという事になりました。

お宮参りのお着物は全体に柄が入っています。

袴をつけただけなら袖や背中の紋などは見えますが

羽織を羽織ってしまうと残念ながら全部隠れてしまいます。

羽織袴が正式、だけど袴をつけた姿でお参りもいいのでは?

お宮参りの着物も活かしたい・・・という折衷案です。

ですので、3歳の女の子と違って、お袖も簡易的に袖口を止めただけにし

肩揚げと腰揚げをしました。

 

七五三のお祝い、それぞれのご家庭でできる範囲でお祝いの意味を考えたうえで

お子さんの成長をお祝いするのがいいかなって思います。

以前から私は言ってるように、七五三とはただただ晴れ着をきて

写真を撮るイベントではないという事を伝えていきたいし

お若いパパママがわからない事をご相談にお越しくださったら

ぜひともお役に立ちたいと思います。

 

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