京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

半衿の選び方

2024-05-22 15:23:43 | 着付あれこれ

このところの気温のアップダウン、皆様体調にお気を付けくださいね。

さて、私は午前中の着付教室を終え、他の仕事の一区切りがついたところで

昨日、着付教室にも着てくださっているお客様から頼まれた

半衿をつけようと思って取り掛かったところでした。

・・・が 待ち針を指に引っ掛けて血が出てしまいました。

すぐに、止まるのですが、血が止まるまで一旦中止・・・。

 

気持ちがそがれたところで、ふと

そうか半衿のことお話しておいたほうがいいかなと思いつき

早速ブログ画面。

 

今回のお客様は、お嬢様の結婚式に着る黒留袖用の白襦袢に半衿をつけてほしいという依頼。

もちろんいつもはご自分でつけられるのですよ

でも、ちょっと特別な日なので、きれいにつけたいと。

そこで昨日、新しい半衿を選んでいただいいたのですが

今日はここから本題です

正絹(絹100%のこと)の半衿ですが、厚みがいろいろです。

目付きという着物用語がありますが、生地の重さを言います。

半衿ですと匁(もんめ)といって、200匁とか400匁とか・・

数字が若いほうが軽く、多いほど重くなり、軽いと薄めの半衿

重いとぽってりと厚みのある半衿になります。

そしてそれが当然ながら価格にも反映しています。

 

今回はお客様にも着付を習っていただいてるので知っててほしいと

半衿を触っていただいて選んでいただきました。

比べてみた結果、やはり格の高い留袖、厚めの生地になさいました。

 

お値段のこと、合わせる着物、用途に合わせて、

どのくらいの半衿を選ぶかは考え方だと思います。

 

ただ、襟元、侮るなかれ・・・

少ししか見えない部分なのですが

留袖のような格の高い着物や、生地の良いお着物だと半衿も

やはりそれなりの厚みのものを合わせた方がいいかと思います。

 

 

このところ、絹の生地が値上がりしていて、半衿もびっくりするくらい

以前よりお値段が上がっていて申し訳ないな~~なんて思うのですが

参考までに半衿のお値段がいろいろなこと

たぶん皆さんご存じないかと書いてみました。

 

さて、すっかり指先の血も止まっていますので

気を入れなおして半衿付けにかかります

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。

京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きもの基本講座 2回目の日程

2024-05-17 13:57:48 | 仕事

きもの基本講座・1回目の「着物と帯の種類と格について」を昨日終えました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

そして参加してくださった皆さんのご予定を伺いながら

早速、次回2回目の講座の日程を決めました

5月28日(火)10:00~

「TPOに合わせた着物の選び方・季節について」

着物には更衣(ころもがえ)という習慣があり、季節に合わせて

着物や帯が変わります。

この時期は、こういう着物にこういう帯を・・・というお話です。

1回完結の講座で続きではありませんので、

今回だけでも大丈夫、受けたい講座だけお申し込みください。

 

私が呉服屋として、続けていきたいこと・・

ライフワークというには大袈裟ですが、皆さんに着物のこと伝えたいという思いは

ここに店を始めた頃から変わりません。

ど素人から呉服屋になって、少しずつ着物のこと詳しくなりました・・・

今度は、これをまた少しづつ伝えていく番って思っています。

講座なんて大げさな言い方していますが、そんな堅苦しいものでありませんので

呉服屋の女将の話、気軽に、話を聞きに来てください。

 

今日は初夏ですね。

ソロソロ浴衣に目が行きます。

お仕立てに期間もありますので、ご準備はお早めに・・・

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。

京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きもの基本講座、始めます!

2024-05-10 15:11:26 | 仕事

先日お知らせしました「きもの基本講座」

参加ご希望の方、募集をしております。

ずいぶん前から考えてて普段は軽いはずの腰が

こういう時なかなか上がらず・・やっと案内のハガキやポスター作りました

 

今のところ着付け教室の皆さんにお声をかけて まず16日午前中に授業をします

一回目の「TPOに合わせた着物の選び方」から始めます。

この時間はすでに5~6人参加予定ですので、ご参加いただけるようでしたら

ご連絡お待ちしております。

他の日時でも、3人以上集まっていただけましたら日時を調整して

講座を設けたいと考えています。

午前 10:00~ 午後 13:30~ 夜  18:30~

ご希望の時間をお聞かせくださいませ。

 

着付教室をしていて、また日々お客様と接していて感じるのは

皆さん、着物がわからないから不安、聞くところがないから困っていらっしゃる・・

着付教室でも着られるようになっただけでは、片手落ち

ちゃんと自分で場面に合わせて着ていく、着ていくべき着物や帯が選べるように

なってこそ、着物がわかる、着付けを習ったということではないかと思うのです

 

そして、たとえ着物が自分で着られなくても

いずれ着付も覚えたいと思っていらっしゃる方も

最低限の着物の知識だけでも身に着けていただけたら・・・

呉服屋をしていて、ずっと抱えている気持ちです。

私が言うのもおこがましいのですが、着物のこと、とっても教えたいのです。

 

七五三のシーズン、入学式卒業式のシーズンにお越しくださる若いお客様たち

少しでも興味を持ってくださる方たちが、知識を身に着けて下されば

また今後も次の世代に着物はつながっていくのではと期待します。

 

今どきは、こういう講座もズームとか、ユーチューブなんですよね・・・

でも顔出ししたり、動画であんなに上手に話したり、着付けを教えたり・・・

すごいな~と思いながらも

私にはとてもできそうもなく、とっても苦手

それに私は、やっぱり直接皆さんの顔を見て、反応や空気を読みながら

お話するほうが好き

というか、ただ世の中についていけてないだけ・・という説も

 

私の「着物のこと知ってほしい」という熱い使命感をもっての

きもの講座、ぜひ興味のある方はご連絡くださいませ

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。

京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この季節のおすすめ・長じゅばん

2024-05-02 18:07:53 | 仕事

ゴールデンウィークも後半ですね

当店も明日3日~6日までお休みさせていただきます。

(お知らせが遅いって・・・

 

さて、、今日のような爽やかな一日、ずっと続けばよいのですが

明日からは暑いという予報ですね。

だんだん気温が上昇してくると、いつも言ってますが着物も中から工夫を

して着ることが必要です。

そこでおすすめあさみさんの単衣襦袢

私の大好きな長襦袢です。

袷用もおすすめですが、単衣の長じゅばん、ほんとにおすすめ。

と、昨年もガンガン皆さんにお話したらあっという間に仕入れたものが

なくなってしまいました

単衣用なので薄色です。

涼し気に透けているのですが写真では、透け感がうまく出ていなくて申し訳ありません。

私が好きなのはこの王上布という生地です。

織もしっかりしていて、着ている方やネットの評判で

「絹だけど、洗えるよ・・」と広まって

最初はメーカーのあさみさんに聞いたところ

「うちでは洗えると推奨はしてないのですが・・・・・」

とおっしゃってましたが、皆さんの声に後押しされたのでしょうか

研究して洗っても縮まない加工をしてくださるようになりました。

もちろんご自分で洗うつもりがない方は、しなくていいのですが

当店では納品していただくときにすでに加工をしてもらっています。

洗い方にも多少の注意は必要ですが

皆さん暑いときは長襦袢が洗えたらいいな~~は本音だと思います。

 

洗えるということは、とても魅力ですが

たとえそうでなくても、生地の感じ、色柄も素敵

何より着心地がいいのです。

以前に紹介した時にも言いましたが

私は常々、着付け教室でも着物を上手に着るにはまず基本になる長襦袢が大事

と言ってます。

それを裏付けるかのように、あるあさみさんの長じゅばんを誂えてくださったお客様が

「この長襦袢を着ると着物を着るのが上手になった気がする」と

おっしゃってくださったことがあって、

この言葉は私のセールストークとして使わせていただいてます(笑)

 

単衣の襦袢、お持ちでない方多いかと思いますが

今後の気候を考えると、一年中襦袢は単衣でもいいかと思えてきました

特に暑がりさんは・・・。

単衣の襦袢、ベストシーズンは3月4月5月・・9月10月11月も暑い日。

袷の襦袢よりも もしかしたらこれから着用時期が増えるかと思います。

興味のある方、ぜひご覧くださいませ

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。

京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする