京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

今年もどうぞよろしくお願いします

2024-01-05 16:16:56 | 仕事

 

今年初めてのブログ。

元日から大きな地震、2日は飛行機事故という年明け・・・

心が痛みます。

 

夕方の地震、一人で家にいたところ東京でもかなり揺れて

テレビからの東北地震を思い出す警報で、あの時を思い出して

ドキドキしました。

年末に健康で仕事ができることがありがたいと書きましたが

被災地の様子を見るにつけ

年明けは、こうして暖かい部屋で普段と変わらない生活ができていることに

感謝・・、

私の気持ちとして、晴れやかにあけましておめでとうございますというのは気が引けて

今年もどうぞよろしくお願いします

というご挨拶にさせていただきたいと思います

 

昨年末から、今年はじめ、人生何があるかわからないな・・ということが続き

暗~い考えになりそうなので

いけない、いけない切り替えなければと自分なりに考えました。

 

こんな私でもできる事。

 

皆さんが着物を着てくださるとき、着付けをさせていただくとき

たまに喪服の時もありますが、

たいていが「晴れ」の日、大切な行事の日、心が弾むような場面

一生に一回しかないかもしれない時

そういう時に、かかわってお役に立てることはとても幸せなこと。

 

今までもそうしてきたつもりでしたが、ますます着物がわからないと

おっしゃる方が増えてきましたので、さらにお客様に寄り添って

アドバイス、おすすめ、着付などしたい・・・

改めて思っています。

「わきさんがいてくれてよかった・・・」

「助かりました~」

昨年はこんな言葉もいただくことも多く、これを励みにして今年も頑張ります

どうぞよろしくお付き合いのほどお願いします

 

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年末年始の営業ほか 大事なおしらせ

2023-12-27 11:18:46 | 仕事

毎度言ってますがあっという間に今年も終わり

一年が早い!!

 

まずは年末年始のお休みのお知らせ

明日28日から新年3日までお休みさせていただきます。

 

明日からお休みですが、まだ仕事もお掃除も残っていますので

店にいる時間もあります。

もし急な御用の時などは、お電話いただきましたら対応できますので

 

そして、

お着物のお手入れでご利用いただいているお客様には

お知らせしないとと急ぎのお知らせです。

着物のお手入れの価格が来年1月半ばから変更になります。

昨日、職人さんからお知らせがあり、慌てているところです

 

このところ何もかもが値上がり、いつ丸洗いやしみ抜きなどの価格も

長年お付き合いをさせていただいてる職人さんからも

いつ値上げのお話が出るかと内心ドキドキしていましたがいよいよ・・・です。

考えてみればお付き合いをさせていただいてからも

価格はずーっと30年以上変わっていなかったと思います。

洗いの溶剤などの原材料をはじめ、人件費、運賃・・・

お仕事の質を保つためには致し方ないと私も思います

新しい価格など詳しいことはまだ連絡待ちで、どのくらいのアップになるかは

わからないのですが

もし、お手入れに出したいお品があれば、来年17日までに

お持ち下されは、これまでの価格でお受けできます。

お急ぎください

 

心苦しいお知らせの後は、楽しいお知らせ

毎年この時期恒例、新年の初春市

福袋を来年も用意します。

こちらも反物はじめ、帯〆帯揚、お草履など

すべて値上げが続いていて、福袋も心配していたのですが

仕入れ先が努力もしてくださって、昨年とあまり変わらない品ぞろえが

できそうです

帯〆帯揚、お好きに選んでいただいて13,200円~用意します

来年18日(木)~27日(土)までです。

詳しいことはまた・・・

取り急ぎのお知らせでした~~

 

あ~~お掃除ぜんぜんできてない・・

店も家も・・・

焦る

 

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着物のご相談・整理と管理でお客様の工夫

2023-12-14 12:56:47 | 仕事

数か月前のことになってしまいましたが、

着物をいただいてきたので見てほしいと

お客様からご相談を受けました。

風呂敷に包んだ着物と帯を自転車にどっさり積んでお持ちになりました。

こんなにたくさん重いのに・・よくぞ・・・

ご親戚のタンスから気に入ったものを選んでこられたとのこと。

ご相談は

着用範囲やコーディネート、

もらってきたのはいいけれど、はたして着られるのか

着ていて変じゃないか

お直しの必要なものはないか・・・

処分したほうがいいもの、とっておいたほうがいいものの判断

などなど、皆さんがよくお困りのことですね。

 

一枚一枚、見せていただいて

アドバイスをさせていただきましたが、最終的には

とても熱心にいつも勉強なさっているお客様なので

着たいと思ったものを、コーディネートで自分らしさを

出しながら上手に着て行かれるのでは・・・と思いました。

いただいてこられたお品も、正解!だったと思います。

 

そして今回お客様はご自分でこんなものを作ってお持ちになりました。

えら~~い

と思わず私。

左が着物用・右が帯用です。

この着物・帯が、何なのか、着用時期やシーンなど

一枚につき一枚、このカードを挟みながら整理していきました。

聞いてもすぐあやふやになったりしますよね。

いいアイデアなので、ブログで皆さんに紹介してもいいですかとお聞きして

今回やっとアップしました。

 

このほかにあるお茶の先生は

たとう紙に着た日にちとお手入れした日にちを書き込んでいらっしゃるとのこと。

頻繁にお召しになることがあると、集まりの時に同じ着物を着るのも

避けられますし、お手入れに出すタイミングも把握しやすいと

思います。

先ほどのお客様のカードに、着用日やお手入れ日を書き込む欄があれば

完璧かも

着物整理の参考にしてみてください。

私などアバウトで皆さんにアドバイスできるような整理をしていないので

こうして熱心になさっているのを見ると、頭が下がります

 

そして、相談事の話のついでになりますが・・

今回のご相談のお客様からは

相談したいので時間をとってほしい、そして時間を割いていただくので

その相談料をとってほしいとお申し出がありました。

 

今回のお客様は、いつもご来店いただいているお客様でしたし

お直し物をお預かりすることにもなり、相談料としては

いただくことはありませんでした。

 

でもその気持ちもとても分かります

私も例えば苦手なパソコン関係のこと、1時間いくら・・みたいに

わからないところ教えてくださるようなところがあればすごくうれしいですもの。

 

着物のこと相談したくても相談できない方がたぶんたくさんいらっしゃると思います。

ちょっとお聞きしたいのですが・・・と、ご来店やお電話もいただくことも多く

簡単なことでしたら、もちろんアドバイスさせていただいてますが

今回のようにしっかりとアドバイスや教えてほしいという場合

きちんと料金をいただいたほうが、お互いに遠慮なく気持ちの良い対応が

できるのでは・・・とずいぶん前から私も考えています。

呉服屋は着物を売るばかりではない

ちゃんと着ていただいてこそ・・

という思いは、開店当初からの思いです。

呉服屋は商品を買っていただくだけでなく、

知識を買っていただくという考えを持ってもいいのかも・・

と、思うこの頃・・

この件について

何か感想やお考えがありましたらお聞かせいただけると嬉しいです。

 

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12月は「こっそり?セール月間!!」ぜひお出かけください

2023-12-09 13:46:33 | 仕事

あたたかな師走ですね、

今年もアッという間の一年でした

 

さて、先月染元さんの決算で一か月前倒しのセールとなりましたが

今月は、特にお葉書などのお知らせもなく打ち出してはおりませんが

お越しくださって何かご覧いただいたら、セール価格にさせていただきます。

名付けて「こっそりセール月間」(笑)

何か気になっているもの、ございませんか?

お出かけいただいて、値段交渉してみてください。

今年最後に、思い残すことのないように・・・

 

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嵐のような11月でした

2023-11-30 15:28:22 | 仕事

またまたご無沙汰してしまいました

前回のブログで今週留守にします・・・といったまま

あっという間の11月でした。

実は7日から4日間入院、簡単な手術をしておりました。

4日間留守にするために着付けやお客様に納品するお品のことなど

お迷惑のかからないようにと、入院前の一週間はヘロヘロで・・・

退院したら、18日からの催事が待っていてそんなにゆっくり休んでもいられない・・。

とってもお買い得な機会でしたので

もっとお知らせしたかったのが心残りでしたが

皆さんお出かけくださって、無事に終えることができました。

お客様には、ご心配、あたたかな言葉、お気遣い・・・たくさんいただいて

本当に感謝です。

また手術の件、機会があればお話したいと思います。

 

11月といえば、七五三に着付けでも忙しい時期。

今年もかわいいお子さんたちのお支度をさせていただきました。

インスタにもにアップするようにはしていますので

よかったらフォローしてください

 

今年最後にお着付させていただいたお嬢ちゃんです。

二年前にお姉ちゃんもお支度させていただいて

ブログにもアップしてます。

 

今回も、お姉ちゃん同様新日本髪で・・・。

お化粧もしてとても似合っています。

 

前日うれしくて眠れなかった?というくらい楽しみだったそうです。

アップをしている時も、着付けの時もとっても楽しそうで

写真を撮るときもニコニコでした

「七五三、楽しかったとルンルンでした」とお母さまからラインをいただき

着物がいい思い出になってとてもうれしく思います。

 

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居敷当てについて

2023-06-28 15:45:02 | 仕事

ブログ、更新がストップしてしまって申し訳ありません。

実は・・竺仙展が終わってからダウンしてしまい、体調がシャッキと

戻らなくて・・・

いやはや・・・さすがに年を感じています

 

ブログをお休みしている間も、自転車で転んだり一歩間違えば前科一犯??・・・

と、おバカなネタはいっぱいあるのですが‥(笑)

今日はまじめな話。単衣の着物につける居敷当てのことを書きたいと思います。

 

パソコンで「いしき」と入力しても「意識」としか変換されず

「居敷当て」の文字が出てこないのが嘆かわしいのですが

それほど一般的な言葉ではないのでしょうね・・・。

 

「居敷」というのは「お尻」のこと

そのお尻の部分に当てる布のことを「居敷当て」といいます。

主に、裏地のつかない単衣のお着物や長じゅばんにつけます。

目的としては、力の入るお尻の部分の補強、背中心の縫い目の部分がひけて痛むのを

防ぐためです。

それから、単衣の透ける着物の腰から下が透けるのを防ぐためや

膝の裏のしわや汗の防止のため・・・滑りをよくするためなど。

例えば、お茶のお稽古をなさっている方などは長時間座ることが多いので

長襦袢もお着物も居敷当てをつける場合が多いです。

 

こちらは盛夏に着る紗紬でかなり透けています。

ふつうはこんな風に背中の揚げの縫い目から裾までつけます。

透ける生地は、裾ぎりぎりにしておけば、下に長襦袢を着るにしても

足などが透けるのが緩和されます。

写真の着物は私の私物ですが

下は、紬の透けない生地の単衣です。

今回、つける位置を腰ひものかかる位置から、膝に下あたりまでに指定して

仕立屋さんにお願いしました。

理由は、私の普段の着方には、おはしょりの部分と、裾の部分は居敷当てが

ないほうが少しでも軽くて涼しいかな・・・と考えて

 

昔の浴衣、例えばおばあちゃんが縫ってくれた浴衣など

ほんとにお尻の部分だけ、表地の残った生地や白い木綿で長方形につけてあるのを

見たことがあるかもしれません。

最近の浴衣はほとんど、居敷当てや肩の部分につける肩当てなどは省略しています。

その理由を考えてみると、昔の浴衣は家で毎日ほど着るものだったので

実用性重視、力の入るお尻や肩に補強をしたのだと思います。

最近の浴衣は、どりらかといえば街着の傾向が強いので、補強をするほどでもなく

又、お尻の部分に居敷当てをつけると、布の重なりが透けたり、後ろの身頃に

居敷当ての布を縫い付ける針目がわずかでも響き、何となく野暮ったく感じるので

おしゃれ重視でつけなくなりました。

 

というわけで、浴衣には居敷当てを最近はつけたことがありませんでした。

が、先日お得意様からのご希望で、習い事のおそろいの浴衣を仕立ててほしい

お稽古で座るので居敷当てもつけてほしいとのこと。

そこで、やはりこのほうがスマートで補強や汗取りにもなりますので

お着物と同じような付け方で、素材に合わせ絹ではなく、木綿の居敷当てをつけました。

 

居敷当てにできる木綿の広幅の布がなくて、ずいぶん探しましたが・・。

背中の縫い目の補強のためにも、居敷当てとしては着物と同じ幅の生地ではなく

後ろ身頃全部がカバーできる広い巾を使いたいのです。

 

そして、居敷当ては単衣のお着物に必ずつけなくてはいけないものでも

ありません。

 

ちょっと専門的な話で、私のこの場での説明では理解しにくいかと思いますが

つまり何が言いたいかというと・・・

自分が着るときに、どんな風にこういう付属になるものをつけたらいいか・・・

私たちは、お客様のご希望を聞いてちゃんとアドバイスをして着やすい着物に

したいと考えていますので

遠慮なくいろんなこと相談してください

 

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衿のスナップの錆 ご注意ください

2023-06-10 15:38:17 | 仕事

関東も梅雨入りしたようですね

普通の生活でも、じめじめと嫌な季節なのですが

さらに着物にとって湿気は天敵・・・

 

今日は先日から続けてちょっと気になるお着物があったので、

この梅雨の時期に、皆さんにも、お伝えしておきたいと思います。

こちらは、当店のお客様が着付でお持ちいただいて発見。

私がスナップをとった後なので、少しわかりにくいのですが・・・

 

衿の背の部分には、半分に折るために糸かスナップが付いていますね。

そのスナップが、少しさびていて胴裏の色が変わっていました。

そして、丸を付けた部分は、その錆が移っていてさらに胴裏が変色していました。

20年位前にお求めいただいたお着物で、お手入れもいつもしてくださっているのですが

このところお召しいただく機会がなくタンスに入っていたせいかもしれません。

 

こちらのお得意様のお着物はお預かりし

スナップをとって、しみ抜き・丸洗いをし、新しいスナップに

取り替えました。

 

そして、こちらの写真のほうが症状がひどいので

わかりやすいかもしれません。

着付をさせていただいたお客様のお着物です。

同じように錆が出て、他の部分に影響しています。

 

スナップ全部がこうなるわけではなく、最近のスナップはさびないと聞きます。

でも、原因として考えられるのは、長くタンスにしまいっぱなしや湿気です。

以前にもお預かりした白大島が、錆が表地まで響いて変色していたことがありました。

この錆は、シミとしては結構厄介で取りにくいので

気が付いたら早めにスナップを交換して、ひどくならないようにお手入れしたほうがいいです。

 

袷の季節が終わったので、袷のお着物のお手入れやお直し物はぜひ

このシーズンオフにお持ちくださいませ。

丸洗い、しみ抜き、洗い張りや染替え・・・など

信頼のおける腕のいい職人と連携しておりますので

何でもご相談ください。

 

「竺仙展」は13日までです

ぜひ、お出かけくださいませ

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しつこいですが・・半衿つけについて

2023-05-13 16:17:37 | 仕事

このブログで、何回か登場している半衿つけについての話題。

半衿付けについて、つい書きたくなるのは、

私がやっぱり気になるところだからか・・・

先日、お得意様から遠慮がちに、「半衿付けてもらえます?」って。

「オッケーですよお持ちくださいね」とお預かり長じゅばんがこちら。

(画像が暗くて申し訳ありません・・・)

 

元の半衿は、かなりつけたまま時間がたっていたので汚れが浮き出ていて

その半衿をとったところ、中の三河芯や地衿までシミになっていました。

 

半衿が汗や皮脂ですごく汚れると、

長じゅばんの地衿にまでしみてしまうことがあります。

長襦袢に直接半衿をつけることもしますが

三河芯を一枚挟んでおくと、半衿の汚れが長襦袢の本体まで染みこむのが

防げるというメリットもあります。

お客様の襦袢についていたのはかなり硬い三河芯でした。(写真上)

 

これは多分に私の好みと考え方が入っていることなのですが

硬すぎる三河芯は、縫うのも嫌になります

それから、ゴワゴワした感じになったり、襟に厚みが出すぎるときもあります。

そこで、私はなじみやすい三河芯をつけて、薄いプラスチック芯を通すのが好きです。

 

三河芯というのは、帯の中に入っている芯です。

織の帯、染帯、その帯に合わせて芯を選んで仕立をしますので

三河芯にも、薄手から厚手のものなど種類もいろいろあります。

 

衿芯用の既製品の三河芯もあるのですが、種類も少ないので

私は帯屋さんに、気に入った厚みとなじみがいいと思う好みの帯芯を分けてもらって

衿芯の長さと幅に切って使っています。(写真下のもの)

 

写真上がお客様の襦袢についていた三河芯

下が、私が使っている三河芯。

厚みの違いが判るかと思います。

 

三河芯も新しいものと交換しました。

私は三河芯はわざと、襦袢の衿から5ミリほど開けてつけます。

なぜなら・・・

三河芯はたびたび交換しないもの、半衿はすぐに付け替えるので

半衿を縫うとき、硬い三河芯を避けて縫いたいので・・・

こうしておけば、半衿は長襦袢本体の柔らかいところ(5ミリ開けたところ)に縫い付けられます

今回は、シルックのバイアス半衿をつけることにしました。

ふだんにジャンジャン着たいときは、はずしたら洗濯機にポイっと入れて洗えます。

お好みもあると思いますが、絹の半衿と上手に使い分けると便利です。

 

付け直しが終わった長じゅばんです。

真っ白になりました

一番左が、元々ついていた三河芯、その隣が半衿です。

三河芯も、年数がたつとこんな風に茶色くなって、

真っ白の半衿をつけても響いてしまいます。

 

それから、おしゃれな長襦袢で濃い色目だったり、柄があったりして

衿の部分までその生地で仕立ててあると

そのまま半衿をつけると色や柄がうっすらと見えたり響いてしまいます。

そんなときも薄手の三河芯を挟むと、半衿の色がそのままきれいに出ます。

 

今日は、半衿付け、三河芯について書いてみました。

手短にと書いていますので、わかりにくい点、詳しく聞きたいときは

店にお越し下されば

 

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ゴールデンウィークの休業日のお知らせ

2023-04-26 15:19:14 | 仕事

急なお知らせになってしまいましたが

28日(金)~5月1日(月)お休みさせていただきます

2日からは平常営業、3・4・5日は営業いたします。

どうぞよろしくお願いします。

 

単衣の会、最終日は雨・・・。

雨の日は、呉服屋的には嫌なお天気だけど、ゆっくり落ち着いて

裏の仕事ができるので、たまにはいいかな・・・と思えるのですが

催事中は、やっぱり残念・・・ダメダメ

お客様の足がやっぱり止まりがちになってしまうので

 *注 私にとっての「裏の仕事」は、お客様の接客以外のパソコン相手の仕事や雑用

   けしてヤバいことに手を染めてるわけではありません

 

最近、このブログに関してちょっと考えていること

もう少し、自分の思っていること、書いてみようかな・・・

どなたも嫌な思いをされないように、

結構これでも言葉を選びながら

と、それが当たり障りのないブログになっているような

個性がないよな~~、つまらないよな~~と。

いつの間にかいい年になったのだから

少しくらい批判をいただいてもいいと覚悟して

ある小さな呉服屋の女将として、自分の考えを押し出してみようかとも。

実は、店では結構、言いたい放題言ってるのですけど

これをブログで文章にしてしまい、全国、どんな方が読んでくださってるかと思うと

こう見えてガラスのメンタル・・?いろいろ気をまわしてしまうのです。

 

静かな雨だから??

自分の考えをつぶやいてみました

 

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卒業式や入学式後のお着物のお手入れ・・と、ヘアスタイルの落とし穴

2023-03-29 13:40:03 | 仕事

せっかく桜が咲いてるというのに、東京の週末は寒くてずっと雨・・・

今日はやっとお日様にあえました

春は雨が多い季節ですが、先週は卒業式も大詰めだったのに雨の多い一週間で

袴のお嬢さんやお母さま方も、お気の毒でした。

レンタルのお着物はともかく、ご自分のお着物だった皆様

よく点検して、しばらくお召しにならないのであればお手入れに出していただくと安心です。

雨の日はほんとに困ります。

先週も、あわてて草履のカバーを求めてくださるお客様や

着付をさせていただいたお客様も雨コートの用意をお願いしたり・・

こういう時、慌てないためにも雨が降った時のための用意、

ふだんからぜひ準備していただけると嬉しく思います。

 

それから、先日、袴に合わせてお召しになったお着物を

早速お手入れにお預かりして、ほとんど汚れがないと思っていたら

衿の後ろの折った部分に汚れが・・・

衿汚れは、ふつう真後ろでなく首が触るお顔の下あたりのはずなのです。

??

考えてみたところ・・・、原因はヘアスタイルだと思います。

今年、多く見かけたお嬢さんたちのヘアスタイルですが

後ろで一つにまとめたり編み込んだ髪を紐でぐるぐる巻き

金粉を振ったり、水引や髪飾りをつけたスタイル。

元美容師としては、つい目について今年の流行だな~~と見てたのですが・・。

このお着物をお召しになったお嬢さんは着付の後で美容室に行かれ

後で写真を見せていただいたのですが、まさしくこのスタイルでした。

多分、ポニーテールのように一つにまとめるときに、

きれいにまとめるためにスタイリング剤を使うのでしょうね

お着物の衿を抜いた後ろの部分にちょうどすれて、シミになったと思われます。

おしゃれなヘアスタイルが思わぬ落とし穴?

美容師さんは、たぶんそこまで気が回らないのでは?

 

着物の時のヘアスタイル、襟元がすっきりするようなアップスタイル

または、襟につかない程度長さ・・・って昔からよく言いますけれど

今回、改めてなるほどね・・・私自身が思いました。

汚れなど気にしないでおしゃれをとるのもアリかもしれませんが

レンタルならともかく、ご自分のお着物の場合は気を付けたほうがいいかもしれません。

 

そして今年も、着ようと思って出したら、シミが~~

駆け込んでいらっしゃったお客様がいらっしゃって大急ぎでお手入れを承りました。

気が付かないうちに汚れや雨のシミがついていたりする場合もあります。

また、しまうときには気が付かないけれど、しまっている数年の間に

汚れが変化したり浮き出てくることもあります。

 

しみや丸洗い、見積もりも致しますので、どうぞお手入れにお持ちくださいませ。

 

ほんとは、今日のブログのテーマ「春には木綿が着たくなる」

のはずだったのですが

つい、お手入れの話が長くなってしまいました・・・

ので、また今度

 

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