京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

”昭和”からの脱却?!そしてあかぬける!!

2020-10-15 14:08:54 | 仕事

七五三、結婚式のシーズン、それから春の入卒シーズンになると

よく思う事

最近着物が着たいという若いママたちも多く、とても嬉しく思います。

そして、お母さんやおばあちゃんのの着物を着たいという方も多く、お見せいただくと

昭和20年代ころから平成に代わるまでのお着物が多いように思います。

そうそう、お母様の振袖を着たいという成人式も同じくです。

 

着物というのは形が一緒なので、形の流行はないのですが

柄や色使いには大きな流れのようなものはあります。

 

 

 

先日、お着付けをさせて頂いたこちらのお客様も

お母様のお着物と帯を何点かお持ちくださって相談させて頂きました。

お母様のお好みと、たぶん購入されたお店の好みと年代で

全体にダークな印象のお着物、そして小物も濃い色目のものをたくさんお持ちでした。

七五三のお祝いでお母様もお若いので、着物は一番明るい色目に・・・。

地味なお着物はまだまだ着るチャンスはいっぱいあるので!

 

今回、着物と帯はお母様のお品ですが、そのままのコーディネートでは

”昭和”な感じ・・・。

せっかくだからおしゃれにしたい!!と

ダークな小物の色を一掃して帯〆と帯揚を新しくしていただいたら

パァと印象が明るく素敵になりました。

 

着物の流行は緩やかで、古典的ないい物は今でも十分通用します。

でも、さすがに昭和の時代からもう30年・・・

残念ながら、少し時代を感じさせる部分が

 

そっくりそのままでなく、例えば、今回のように小物一つ変えると

ぐっとあかぬけます。

そしてお母さんの着物でなく自分に似合った着物にもなります

 

最近の傾向として、フォーマルの着物は優しい上品な薄めの色が多くなってきました。

呉服屋からはちょっとつまらないですが、着物初心者の皆さんなら、やっぱり無難。

小物も、それに合わせて、上品な薄めの色にするとあらたまった感じ、上品な感じに

まとまります。

帯揚

 

帯〆

 

伊逹衿

 

それぞれ薄色を並べてみました。

お母さんのタンスの中の小物の色目と少~し違う気がしませんか?

 

お手持ちのお着物を上手に、そしておしゃれに!

ぜひ垢ぬけて着てください。

コーディネートのご相談、喜んで・・承ります

 

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