半透明記録

もやもや日記

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ドロップアウト イコール ??

2008年03月11日 | もやもや日記



今日の昼頃に判明したのですが、どうやら私は職場では「無能」と評価されているらしいです。はっきりとそう宣告されたわけではありませんが、それと同様の扱いを受けて私は超ショックです。
これまでいくつかの仕事を経験して、その度に去るのを惜しまれていた私はすっかり自分の能力を過大評価していたのかもしれません。仕事もできないのに自信満々って、かなりイタイ奴ではないですか(/o\)ヒエー

もう立ち直れないかも。
しばらく家に引きこもらないとダメそう。
ついでにしばらくヨーロッパへでも行かないと、とても復活できそうにありません。
なんてこった、こんな仕打ちは生まれて初めてだ。


というわけで、何が言いたいのかと申しますと、

友人のみなさま、私は春から 身も心もフリーダム! です!
関西へお越しの際は、どうか声を掛けてくださいませ~~☆


というお知らせでした。



思い返してみると、私は今年が厄年なんだそうです。
そして、前回の厄年は19歳のときだったんだそうです。(Kちゃん情報による)

………19歳。
そう言えば、そのころは大学に落っこって、嫌々通いはじめた予備校をさっそくサボっては、松川沿いで雪のように花びらを散らす桜並木の下で春の日差しに照らされながら、私は川端康成の『掌の小説』を読んでいたのだった。行儀の悪いことにベンチで昼飯を食べながら読んでいて、ピザパンをうっかりページの上に落下させてしまったことまで鮮明に覚えています(愛書家の私にしてただ一度の過ち)。19歳だった。

19歳。……なんというか…そう、最高にフリーダム! だったわ、あの日々は! 予備校をサボって図書館通い(無論、小説を読みに)、ひとりで映画を観まくり、本屋で何時間も本の背表紙を見つめ(そのころの趣味だった)、オマル=ハイヤームの『ルバイヤート』なんかと出会ったのもこの頃だった。ずいぶんと変わることのできた1年だった。が、優等生ぶりっ子の私の正体が根っからの放蕩娘であることが発覚しただけで、両親には心から申し訳なかった。今も。

それにしても、そうか。厄年って、ドロップアウト = フリーダム な年なのね。(厄年に限らずフリーダムだったろーが、お前は! という鋭い突っ込みはこの際置いて下さい)
で、前回の記憶によると厄年というのは「物事はもはや良い方向にしか進み得ない年」とも言えますわ。

こいつは期待が膨らむぜ。クフフ。


というわけで、この春は楽しくなりそうです♪


 *追記*
 むかついて早く帰宅したので、今日から夜は同人誌の作業をしま~す!
 こんなことならもっと早く決断すれば良かった。



あれっ!?

2008年03月10日 | もやもや日記


……ウソ(/o\)
日曜が終わる(あと15分で)……。
なんでこんなことに??


廃人同然の生活を送っていたら、とうとう時間を失ってます; ああ! どうにかしなくては!


というわけで、スミマセン。私、目下「賃労働」に翻弄されていて、正気が目減り中です。ブログの更新も同人誌制作作業も、超オロソカになっています。お許しを!

「賃労働」は労働には違いないけれど、その労働は必ずしも「仕事(ザッへ)に生きる」べき労働とは言えないんじゃないだろうかという年度末特有の疑惑に苛まれています。大事なのは、やるべきことをちゃんとやる。ということだろう。飯をちゃんと食うとか、部屋を片付けるとか…
金儲けは絶対に大事だが、それがすべてではない(しかも私は全く儲かってもない…)。あー、難しい。とにかく、休日くらいは私本来の仕事に当てるべきですね。よし、来週こそはきっとがんばります。


訳の分からないような年度末もあとちょっと。
今日は春のように暖かでした。お花見行きたいなあ。



夢のような光景

2008年03月07日 | 夢の記録

 レインコートに 雨の雫が落ちて
 笑顔を浮かべた君のことが 好きさ
 ラズベリーブルーの草原に出たら くちづけを交わす
 あまりにも強い 風のなかで

   「ダンデライオン」 -- Blankey Jet City




一年前のちょうど今頃に見たあの夢(『緑色の椅子』)のイメージがどこからきたのか、不意に分かった気がしました。

Blankey Jet City の「ダンデライオン」は、私が昔からとても好きな曲のひとつです。 春になったせいか、このところずっと頭の中を流れていました。いい加減な私はしかしこの歌が好きで暗唱はしているものの、詞にはそれほど注意していなかったのですが、少し前のある日突然につながりました。私が見た夢と。

私が見た夢は、それはそれは美しい夢だったのですが、そのイメージがもしもこの歌からもたらされたものだとしたら、それはあまりに面白い。私がうっかりしてやり過ごしている事柄を、夢の世界はさりげなく利用しているのだとしたら、面白いではないですか。私が適当に収納して、どこへやったか忘れてしまったような美しいものごとを、夢がときどき取り出して見せてくれているのだとしたら、私はもう忘れかけた、あるいはすっかり忘れ去った綺麗なものをまたふたたび「今まさにその場にいるように」夢のなかで体験できるということではないですか。

しかも、実体験での美しい出来事のみならず、美しい歌、美しい絵、美しい景色、美しい写真、美しい文章などなど、私が実際に体験していない美しい事柄までもが夢の世界へやってくるのだとしたら。私はそこで「まるでそれを私のことのように」体験できるのだとしたら。

すごい発見をしてしまったかもしれない…。

そう思うとドキドキして、今日はまったく仕事が手につきませんでした。

美しいものをたくさん集めたら、夢はもっと美しくなるだろうか。そうかもしれない。もしうっかりして忘れてしまっても、もう悲しまなくていいような気がする。とは言え実際には、忘れたという段階では悲しみをとっくに通り越しているから、悲しさなどもはや感じないだろうけれど。悲しいのは、忘れてしまいそうなときと、思い出したときだろうか。それを恐れなくてもよいのかもしれない。

過ぎ去ってゆくことを、夢の世界は忘れていないでちゃんと保管しているのかもしれないという仮定は、春の私を震えさす、強烈に美しい仮定だったのでありました。

美しい夢の春、私を忘れないでくれたまえ。




『もやしもん』(第六巻)

2008年03月04日 | 読書日記ー漫画
石川雅之 (講談社)


《あらすじ》
都内のとある農大を舞台にした実学系青春漫画の第六巻。世界を覆う菌たちの働きを学ぶこともできる実用漫画でもある。今回は、遥さんを追ってフランスへと飛んだ沢木一行のその後と、フランス編完結。




しばらく忙しくて書店へ行けなかったのでうっかりしていたら、『もやしもん』の6巻が出ていました。そろそろ出る頃じゃねー? とは思っていたけど、先月の22日に出ていたとは、不覚……! 遅ればせながら買ってきました。

とにかく、私はこの漫画が好きなんですよ。かつては実学至上主義だった私などは農学部に行きたかったのに行けなかったというほろ苦い春の日を思い出したりして、やっぱり実学ってすげーな素晴らしいなと感心してしまうのです。あー、思えば遠くへきたものだ。

それはさておき本題に戻ると、この漫画は4巻あたりでは、やや中だるみか? という雰囲気もあるにはあったのですが、5、6巻は私としては大ヒット! 満塁ホームランでした。うおー、面白い!

この漫画の最大の魅力には「キャラ付けされた菌の可愛さ」というものがあるのですが、菌の可愛さや凄さ(菌の世界はすごいことになってるんですよー)にたいして人物の掘りさげはもうひとつ足りないようなところがあったのが残念なところだったかと思います。これまでは。ところが、ここへきてようやく人間がメインで動き出した(ような気がする。あくまで主観です)。そこが妙に面白かったのです、私は。

今回のお話では、嫌な奴を嫌な奴のままで終わらせなかった石川氏の力量に感服しました。やっぱりこの人はうまいなー。すげーな。

スイッチ・オン。
漫画読みたい病が再発してしまいました。
書店で『もやしもん』購入後にさらに入ったブックオフで『ぶっせん』を見つけて、中途半端に2、3巻を購入(まえのは人にあげてしまったので)。わー、まだまだ読み足りないです。
漫画喫茶に行きたいよう~~! 朝まで読みたいよう~~!
しかし今日はまだ火曜日。……地獄だ!


自選 世界文学全集

2008年03月03日 | 読書ー雑記

piaaさんが「自分で文学全集をつくるとしたら」という、面白いお題を提供してくださったので、さっそく乗ってみる。

うーむ。私ならどんな全集にするか。
やっぱり、こうなるでしょうね。



*『カンディード』『バビロンの王女』 ヴォルテール
*『悪魔のような女たち』 バルベエ=ドールヴィイ
*『ペンギンの島』 アナトール・フランス
*『類推の山』 ルネ・ドーマル
*『ペドロ・パラモ』 フアン・ルルフォ
*『百年の孤独』 ガルシア=マルケス
*『世界終末戦争』 バルガス・リョサ
*『砂男 他数篇』 ホフマン
*『みずうみ 他数篇』 シュトルム
*『第三の魔弾』 レオ・ペルッツ
*『はてしない物語』 エンデ
*『RUR』 チャペック
*『バラバ』 ラーゲルクヴィスト
*『狂人日記』『故郷』 魯迅
*『黒衣の僧・六号病室』 チェーホフ
*『われら』 ザミャーチン
*『フリオ・フレニトの遍歴』『トラストDE』 エレンブルグ
*『ロシア・ソビエトSF短篇集』
  (ボグダーノフの「技師メンニ」を絶対に入れる)
*『収容所惑星』 A&B・ストルガツキー
*『巨匠とマルガリータ』 ブルガーコフ


シュトルムだけ、やや浮いているでしょうか。しかし、なんとも偏った全集です。誰が揃えるんだろう、こんな偏ったのを…。引き裂かれた私の精神性が如実にうかがえるようなリストですね。
ちゃっかりリストにあげていますが実は、『百年の孤独』だけはまだ読んでいません(去年のうちに読むはずだったのですが;)。でもこれは名作に違いないので、はずせませんでした。いつか読みます。

それにしても、分量にばらつきがあるのが気になるので、もうちょっとアレとコレを足したりしてもよかったかも! と、つい真剣に考えてしまいます。
なんだかほかにもいろいろと忘れているような気がしますが、とりあえずこれだけ揃えれば、いつでもどれだけでも私と語り合えますよ♪ まあ別に私と語り合わなくてもいいのですが、いずれも感動の涙がほとばしり出るような作品ばかりです。あー、興奮。

ちなみに、私が欲しい全集はどういうものかと言えば、「私がまだ読んだことのない小説」を収めているもの。絶版となって久しいような激レア小説を(ロシア、東欧、フランス、南米小説あたりが望ましいですね)、どこかで出してくれないものか。【どうしても読みたい世界文学全集】というリストを作っておこうかな。何かの時に備えて(何の時だ…)。


表紙のデザイン案 その1

2008年03月02日 | 同人誌をつくろう!


…なんと申しますか、ほんとうはもっとガッツリとしたデザインにしたかったのですが、今のところそれがどうしてもうまく仕上がらず………。おかしいなー、下絵ではうまくいきそうだったのだがなあ。

「できない!」と転げ回っていても仕方がないので、しかも表紙についてお知らせすると申し上げておりましたので、とりあえずの案をひとつ出しておこうと思います。決定ではないです。ひとつの候補とお考え下さいませ~。


というわけで、以下。



本を見開いた状態と考えてください。
表紙(左) 背表紙(中央) 裏表紙(右)となっております。

それにしても、スミマセン! 白地でちょっと見づらいですね;
 



こちらは枠付き。さらに色を青くしてみました。
背表紙があまりに素っ気ないので、もうちょっとどうにかしたい。




こちらは、中表紙。
もし上のような表紙にするなら、中表紙も統一しようかと思いまして。白黒反転させると、締まった感じがして良いかなと。

というわけで、とりあえずの一案でした。


私としてはもうちょっとガツガツした骨太のデザインにしたいのですがねえ(最初にサンプルとしてお見せしたエレンブルグの『わが回想』みたいに)。もっとびっちりと詰まった感じというか、なんというか。
まあ、この花のものはシンプルで、好き嫌いもあまりないデザインかなーという気もしています。ただ、ロシア風味が薄い…。いや、ロシアにこだわらなくてもいいけど、何かもうちょっと改良できるはずですよね。アドバイスをどうかよろしく!

もうひとつ考えている案としては、やっぱり「雪の結晶」を入れたいと考えているところです(だが、うまくいかない…うぅ)。版画にしようかとも考えましたが、悩み中。うーむ。

まだもう少し時間はあると思うので、ご意見お待ちしております~★
「こんなの全然ダメです」という意見でも良いですから。今のうちに遠慮なくおっしゃってくださいね。私としてももっと良いものにしたいので!





『YUKIDOKE 第一号』 掲載作品発表

2008年03月01日 | 同人誌をつくろう!


同人のみなさま、こんばんは!
しばらく更新していなかったので、「進行状況はどうなっておるのか…」とご心配になられたことと思います。どうもスミマセン。ゆっくりながら、編集を進めているつもりです。しかしぼんやりしていたら、ああっ、もう3月じゃないですか! 雪が解けきってしまうじゃないか; ピッチを上げていきます! もうしばらくお待ちを!! 

さて、本日は、いよいよ出そろった今回の掲載作品リストを大公開いたします。
みなさまからいただいた作品は、以下の通り。
ペンネームをいただいている方もいらっしゃるので、発表はペンネームに統一したほうが良かっただろうかと悩みましたが、本名で出している方もいらっしゃいますので、今回はこちらのブログへお越しの際のハンドルネームで統一させていただいております。あしからず。



【 YUKIDOKE 第一号 作品リスト 】


*詩
 『雪どけ』 雨子三十世さん

*カラーイラストおよび文
 『ゆかりの色にいとしと書きて』 葵さん

*小説1
 『お前さあ』 ねこきむちさん
 『お前は選ばれたのだ』 ねこきむちさん

*シナリオ
 『つるにょうぼう』 くろにゃんこさん

*小説2
 『アジュライト』 こまきさん
 『花曇』 kajiさん

*小説というべきか夢の記録というべきか 「特集_夢」
 ・第一夜 『千のナイフ』 kajiさん
 ・第二夜~第五夜 『鳥町奇譚・水物語』 烏合さん
 ・第六夜~第九夜 『美術学校』 ノトマユミ
 ・第十夜 『サンショウウオ』(漫画) ノトマユミ



今のところの掲載順(仮)に並べてありますが、これから変更があるかもしれません。「ここへ入れてくれ!」というご希望がおありでしたら、どんどんおっしゃってください。あるいは、「もっとこうしよう!」という提案なども、絶賛募集中です。よろしくお願いします!

全部の原稿を揃えてみますと、わりと薄めの冊子になるかもしれません。というのも、私が「小説は2段組」という形式にこだわっているためなのですが、そのあたりはどうでしょう? 詩とシナリオでは1段にするつもりですが、小説も1段にしたほうが良いでしょうか。その方がいいかなあ。いいかもなあ。でもなあ……。と悩み中です。みなさまのご意見はいかがでしょうか?
まあ2段組にすると薄くなると言っても、100ページ超くらいの分量にはなると思うのですが。

私がノロイせいで、あまりはっきりしたイメージが湧かないかもしれませんが、こんな感じで進行中です。出来上がりが楽しみですね~☆


 ***明日は表紙のデザインについてご報告する予定です。
     (上の画像は“仮”です~)