半透明記録

もやもや日記

自選 世界文学全集

2008年03月03日 | 読書ー雑記

piaaさんが「自分で文学全集をつくるとしたら」という、面白いお題を提供してくださったので、さっそく乗ってみる。

うーむ。私ならどんな全集にするか。
やっぱり、こうなるでしょうね。



*『カンディード』『バビロンの王女』 ヴォルテール
*『悪魔のような女たち』 バルベエ=ドールヴィイ
*『ペンギンの島』 アナトール・フランス
*『類推の山』 ルネ・ドーマル
*『ペドロ・パラモ』 フアン・ルルフォ
*『百年の孤独』 ガルシア=マルケス
*『世界終末戦争』 バルガス・リョサ
*『砂男 他数篇』 ホフマン
*『みずうみ 他数篇』 シュトルム
*『第三の魔弾』 レオ・ペルッツ
*『はてしない物語』 エンデ
*『RUR』 チャペック
*『バラバ』 ラーゲルクヴィスト
*『狂人日記』『故郷』 魯迅
*『黒衣の僧・六号病室』 チェーホフ
*『われら』 ザミャーチン
*『フリオ・フレニトの遍歴』『トラストDE』 エレンブルグ
*『ロシア・ソビエトSF短篇集』
  (ボグダーノフの「技師メンニ」を絶対に入れる)
*『収容所惑星』 A&B・ストルガツキー
*『巨匠とマルガリータ』 ブルガーコフ


シュトルムだけ、やや浮いているでしょうか。しかし、なんとも偏った全集です。誰が揃えるんだろう、こんな偏ったのを…。引き裂かれた私の精神性が如実にうかがえるようなリストですね。
ちゃっかりリストにあげていますが実は、『百年の孤独』だけはまだ読んでいません(去年のうちに読むはずだったのですが;)。でもこれは名作に違いないので、はずせませんでした。いつか読みます。

それにしても、分量にばらつきがあるのが気になるので、もうちょっとアレとコレを足したりしてもよかったかも! と、つい真剣に考えてしまいます。
なんだかほかにもいろいろと忘れているような気がしますが、とりあえずこれだけ揃えれば、いつでもどれだけでも私と語り合えますよ♪ まあ別に私と語り合わなくてもいいのですが、いずれも感動の涙がほとばしり出るような作品ばかりです。あー、興奮。

ちなみに、私が欲しい全集はどういうものかと言えば、「私がまだ読んだことのない小説」を収めているもの。絶版となって久しいような激レア小説を(ロシア、東欧、フランス、南米小説あたりが望ましいですね)、どこかで出してくれないものか。【どうしても読みたい世界文学全集】というリストを作っておこうかな。何かの時に備えて(何の時だ…)。


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6 コメント

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わたしも (manimani)
2008-03-04 04:29:36
こんばんは

piaaさんのお題、わたしも密かに考えていたんですよ~(笑)
でもntmymさんのリストは迫力ありますね~
このなかでは私は「百年の孤独」だけ読んでます(笑)
あちこちで書いてますけど、アレ読んだときは思わず仕事を休んで読んでしまったというですね・・・

リストの他の作品もぜひ読んでみたいです。(「巨匠~」にとりかかってますけど)
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やっぱり! (ntmym)
2008-03-04 21:13:21
manimanisさん、こんばんは!

やはり『百年の孤独』はすごそうですね~。お仕事を休んでしまわれたのですね(^^) 私も多分しばらく世の中からひきこもってから読みたいですね。全力で読みたい!

すごーく偏ってますが、どれもオススメですよ~♪ 特に『巨匠~』などは、私は何度読んでも最高に面白いですね☆ 
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どうも~ (piaa)
2008-03-04 21:52:11
さっそく考えていただいてありがとうございます。
このリスト見ているとやはりシュトルムは浮いているかも(笑)。
私も同じタイトルで記事を書いてみました。意外とかぶっていませんね~。「ペドロ・パラモ」くらいですかね?

私は「百年の孤独」はあえて外しました。20世紀随一かもしれない傑作ですが、ガルシア・マルケスの作品としては3~4番手くらいです。(ってこの感覚、ntmymさんならわかりますよね?)

それと、私実はエンデがすごく苦手です。「はてしない物語」は読んでいないのですが、「モモ」がぜんぜんダメでしたし、先日は古本屋で「鏡のなかの鏡」をずいぶん買おうかどうか悩んだ挙句、一作だけ立ち読みしてみて「やっぱり合わない」と思って買いませんでした。何ででしょうね?
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さっそく (ntmym)
2008-03-04 22:52:13
piaaさんのところを拝見してきました!
たしかに『ペドロ』以外は案外かぶりませんでしたね~。面白い!

しかし、やっぱりシュトルムは浮いてますか; でも私はとても好きなんですよねー、あの澄み切った悲しいような美しさが。うっとり。
『百年』が3、4番手かどうかはまだ私にはなんともいえませんが(いい加減読めよ、とお思いですね? ハハ;)、分量的にはかなり期待大です。『迷宮の将軍』なんかも好きな私。でも短篇もいいんですよねー、この人って。

エンデはテーマや表現に容赦ないところがあるので、たしかに好みは分かれるかもしれませんね。『モモ』と『鏡のなかの鏡』に比べると、『はてしない物語』のほうが私は圧倒的に好きですね。すごーくはまりました。読むたびに号泣。また読みたくなってきた。

ちなみにpiaaさんの全集のなかで私が合わなかったのは、ボルヘス。この人とはどうしてだか、どうしても合わないようで…。何度もチャレンジしてるんですけどねー。不思議…。

ああ~、こういう話題ってついつい饒舌になってしまいます。語り合いたい~!!

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Unknown (piaa)
2008-03-04 23:31:50
いや~、私もシュトルムは好きですが、それを入れちゃうとゴールズワジー「林檎の木」とかマイヤー・フェルスター「アルト・ハイデルベルグ」とか何でもかんでも入れないといけなくなっちゃいそうで…そっちは「永遠の青春小説撰」かなんで別に企画したほうがいいかも。

「百年の孤独」についてですが、「20世紀の中ではナンバーワンの傑作だが、ガルシア・マルケスの作品の中では3~4番手くらい」というのは、そうですね、サッカーでアジアチャンピオンズリーグで優勝した浦和がJリーグでは2位みたいな感じですかね(例えがヘンですか?)。

ボルヘス苦手ですか?確かに独特の堅苦しさはありますよね。まあ好きとかキライとかは感覚的なものだから仕方がないです。合わない作家の作品を無理して読んでもしょうがないし。
それに10年くらいたてば面白くなる事もありますしね。…もっとも逆の場合もありますね。私は以前好きだったブラッドベリがいまはとても苦手です。
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なんとなく (ntmym)
2008-03-05 19:16:18
わかりました(^^) マルケスの例え。

ボルヘスはいまはまだ眠くなるのですが、いつかは読めるかもしれません。だいたい私はストルガツキイだって最初は「文体が合わない…」なんてぬかしてましたからね…; えへへ。

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