半透明記録

もやもや日記

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幸福なコーヒー時代

2008年03月29日 | もやもや日記



ここ数カ月というもの、インスタントコーヒーからはすっかり足を洗いました。日に4、5杯をがぶがぶと飲んでいた私がです。すがすがしい毎日です。空は青く澄み渡り、スズメはいっそう激しく餌を求めて地面を突きまくっている、春です。さらば、インスタントコーヒーよ! これまでの長き日々よ! ありがとう、これでお別れだ!
しかしコーヒーを断っているというわけではないのです。何と言いましょうか、私はコーヒーをうまく飲めるようになったのかもしれません。

以下、幸福なコーヒー生活への道のり。概略。



*コーヒーは、エスプレッソに限る!

これに尽きます。私は数年前からエスプレッソメーカーを愛用しているのですが、これまでは同時にインスタントコーヒーも利用していました。何と言ってもインスタントは手軽ですからね。
ところが、2月だかに常備していたインスタント粉末が底をつき、それと同時に近所の専門店でエスプレッソ用に細挽きしてもらったコーヒーの袋を開けました。いつもならそこでインスタントを補充するところだったのですが、今回は試験的に完全にエスプレッソへ移行してみようかしらという気になったのです。


*エスプレッソの利点

実際にエスプレッソを毎日の習慣にしてみると、良いことばかりであるということに気がつきました。

まず第一に、インスタントもおいしかったけれども、やはりエスプレッソのほうが私は好きであるということ。

第二に、コーヒーを飲む量が減った。これは、エスプレッソを一日に一杯飲むだけで満足できるようになったということです。量は減ったが、カフェイン中毒はそのままに。飲んだときのあの高揚感。あの高揚感! コーヒー中毒者の告白。
一般にエスプレッソというのは小さなカップに注ぐもののようですが、私のエスプレッソメーカーは一度に二杯分を沸かせますが、それを普通のコーヒーカップ一杯に注ぐのです。それだけ飲めば、もう十分。素晴らしいエスプレッソの効用(高揚)。
K氏が居るときには気を使って「飲むかね?」と聞くと「飲む」とこたえるので、小さなカップに分けていたのですが、どういうわけか彼はしばしばそれを残すのです…。
「なぜ飲まないんだね?」と尋ねてみると、衝撃の返答がありました。

「…苦いから」

「…………………………………!!!」

そんなことがあり、今では心置きなく一人で二杯分を飲んでいます。苦くて飲めない奴は、おととい来やがれ。

第三には、意外と経済的であること。一見インスタントの方が安価であるような気がしますが、それは一日に4、5杯も飲んでいたのでは意味がありません。エスプレッソ粉は単純な単価で比べれば割高ですが、満足感を考えれば相当にお得です。その満足感が一日あたりの使用量を抑えることになったので、結果的にはこちらの方が安上がりであったということになりました。いやー、助かる。

第四に、コーヒーが沸くまでの動作も楽しい。私の使っているのは、BIALETTI の二杯用エスプレッソメーカーです。構造を簡単に説明すると、3段に分かれている最下段に水、中段にコーヒー粉末をセットします。上段には何も入れません。そのまま火にかける。しばらくして下段の水が沸騰すると蒸気となって上段へ上がっていきます。それが中段のコーヒー粉末の間を一気に駆け上がるのです。で、出来上がったコーヒーが上段に溜まる。という仕組みになっています。…まあ、そのありさまを私は実際に見たわけではないのですが、おそらくこのようなことが内部では行われているに違いありません。実にファンタスティックですね。
紙フィルターなどを使わなくてよい簡単なつくり、水洗いで済む簡単な手入れもまた私向きであります。



というわけで、当分はエスプレッソでいこうと思います。あー、うまい。今日もうまい。明日も必ずうまいでしょう。幸福だ!