啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「春よ来い」

2024-02-03 20:35:15 | その他
 ザクッ ザクッ・・標高1470mにある赤城山の小沼はすっかり結氷し、静かな湖畔はまるで鏡のよう。慣れないアイゼンをつけ、一歩氷上に足を踏みだせば、なんとも心地よい氷の響き。友人は初めてのアイゼンをつけ、子供のようにはしゃぎ(?)飛び跳ねる。どうやら、氷の世界が気に入ったようだ。当日は、異常に暖かく、ここは赤城山なのかと思うほど。雲一つない青空を背に、電波塔のある地蔵岳が、陽に照らされ眩しい。冷たく澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、目指すは小滝の氷瀑。慣れないアイゼンも、時間の経過とともに足に馴染み、自然がおりなす雪道を楽しみながら歩くこと1時間。そこは、地層からしみ出している水が左右に幅広く氷柱をつくっている。昨年に比べると、氷壁もブルーで美しかったけれど、地層からしみ出てきた幾筋もの水が、陽に照らされ、キラキラ輝きながら落ちていく様に、自然の芸術というには、少し大げさかもしれないが、そこに美を感じてしまう。そして、そこで飲む暖かいコーヒーは、格別に美味しい。美しい冬景色を堪能した。
 今日は節分。豆まきです。「福は内、鬼は外」と言いながら豆をまく。家族揃っての豆まきだ。そして、自分の歳の数だけ豆を拾って食べる。歳の数だけ・・・この歳になると、なかなか厳しいものがあるが・・。明日は立春。気候が冬から春に移る。新しい季節に入るので、1年間、無病息災を願い、私も豆をまこうかしら?。

小沼の氷結  友人のYさん・・楽しそうでした。
コメント
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