「ハンゲショウ」 ドクダミ科
春が去り、梅雨になり、そしてまた”この日”が来た。季節はめぐり、辺りの風景も大して変わることなく、まるで、何事もなかったかのように、月日が過ぎてゆく。40年程一緒に暮らした歳月は、月並みな言葉だけれど、長いようで短くも思えるのだ。他愛もない日常の暮らしの中に、沢山の幸せが詰まっていたのだと、改めて思う日々。
”今日は、お茶の勉強会で、だいぶ遅くなったけれど、あなたに見せたい花がありました。庭に咲いている花を両手に抱え、少し雨に濡れながら、薄暗い道を歩いて。どうしても、今日でないとだめ。きっと、待っていると思ったから。”
夏至から数えて11日目、7月初めの半夏生の頃に咲くといわれるハンゲショウ。今年は、もうとっくに咲いている。個体の見どころは、白くなった葉。陽に照らされた葉は、半分白く、”半分、化粧”そのもの。地域により、絶滅危惧種に指定されているとのこと。当家では、繁殖力旺盛。この花が咲きだすと、もう夏。
春が去り、梅雨になり、そしてまた”この日”が来た。季節はめぐり、辺りの風景も大して変わることなく、まるで、何事もなかったかのように、月日が過ぎてゆく。40年程一緒に暮らした歳月は、月並みな言葉だけれど、長いようで短くも思えるのだ。他愛もない日常の暮らしの中に、沢山の幸せが詰まっていたのだと、改めて思う日々。
”今日は、お茶の勉強会で、だいぶ遅くなったけれど、あなたに見せたい花がありました。庭に咲いている花を両手に抱え、少し雨に濡れながら、薄暗い道を歩いて。どうしても、今日でないとだめ。きっと、待っていると思ったから。”
夏至から数えて11日目、7月初めの半夏生の頃に咲くといわれるハンゲショウ。今年は、もうとっくに咲いている。個体の見どころは、白くなった葉。陽に照らされた葉は、半分白く、”半分、化粧”そのもの。地域により、絶滅危惧種に指定されているとのこと。当家では、繁殖力旺盛。この花が咲きだすと、もう夏。