「セツブンソウ」 キンポウゲ科
雪どけの植木鉢に、何やら白いもの・・? あらら~、びっくり、何とセツブンソウが咲いていたのだ。その可愛さと、花びらのはかなさは、言葉に表現できない。それは、非常に心もとなく、触れれば、散ってしまいそう。姿は、カゲロウ(エフェメラ)にたとえられ、エフェメラルプラント(短命植物)の一種と、図鑑に記されていた。
その名のとおり、節分のころ、土から芽を出し、花をつけることからの名。埼玉県、秩父の方から分けていただいた。通常は、2月下旬頃でないと咲かないのだが・・・。日本特有の山野草で、関東地方から以西に分布し、山地の木陰、落葉樹林、特に石灰岩地を好むとされる。当家でも、それらしい土を鉢に詰め、夏の蒸し暑さ、乾燥を避けるよう、植物にとって、居心地の良い場所を選んで、移動して育てているのだが、今年の花の状況からは、非常に危険な状態。数少ない花の中では、茎さえまともに伸ばせないで、やっと咲いているものもある。劣悪な環境の中、エネルギーを最大限使い、土を破って、精一杯広げている一枚一枚の花びらは、実に愛しい。想い出がたくさん詰まった花、私の好きな花、ベスト5。
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