啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「サギソウ」

2016-08-14 14:43:17 | 庭の花木
 「サギソウ」  ラン科
 今年もお盆がやってきた。家族で、夫をむかえに行くと、すでにお参りしてくださった方が、いらしたのか、お線香が手向けられ、良い香りがたっていた。
 書物によれば、先祖様は、13日夕方にやって来るという。あたりはほの暗く、迎え火をし、それは、遠くからやって来る先祖様の道しるべ。家の門などで火を焚き、その燃やした煙に乗り、霊が家にもどってくるという。一方、送り火。帰ってきた霊を再び送る為の道しるべ。そして、興味深いのが、棚に乗せるキュウリとナス。キュウリは馬。家に来るときは、馬に乗って早く懐かしい我が家へ、帰る時は、ナスの牛に乗ってゆっくり帰ってください、という意味があるのではないか、と記されていた。他にも、様々な事柄が記されていたが、子供の頃、それらしきことは、親から聞いた記憶があるが、年齢を重ね、今、改めてその行為、一つひとつの意味を考える。
 草花に、毎日水やりをする。これは少しも苦にならないが、鉢から球根を取り出し、土を入れ替え、寒さで凍らないようにし、乾燥を防ぐ・・・こうした植物は、少々苦手。友人からの情報では、鉢植えのサギソウは、葉や茎が枯れるまでそっとしておき、その後、球根を掘り出し、冬に改めて植え替え・・結構手間がかかる作業。そこで、昨年求めたサギソウは、鉢ごと土の中に埋め、凍らないように心掛けた。それが、功を奏したのか、今年も花を咲かせてくれました。弱々しく、今にも倒れそうで、とても勇壮なサギには見えないのだけれど、でも、咲いてくれました。現状のままでは、茎の様子から、来年の花はあやしい。冬には、植え替えをしなければ。

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