啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ミヤマキンバイ」と「オオバノヨツバムグラ」

2012-07-15 09:02:03 | 高山植物

昨日の夕方のこと。家の前の畑に雄のキジ。10メートル程離れた隣家の田の畦には鴨がボケッとしていた。何となくいい感じ。庭ではカミさんが友人からいただいた「トモエソウ」の花が咲き出した。

「ミヤマキンバイ」はバラ科キジムシロ属の多年草。高山植物。磐梯山の弘法清水付近で満開だった。亜高山から高山帯の砂礫地や登山道脇の草地などに多く見る。草丈は10-20センチほど。鋸歯状のギザギザがある3枚の濃い緑の葉野中に径で2センチ弱の鮮やかな黄色の5弁花が目立つ。花期は7-8月。

この種の草は見分けが難しい。キンバイの名が付くものだけでもシナノキンバイ、キンバイソウ、エゾキンバイ、イワキンバイ・・。キンポウゲからキジムシロ、ヘビイチゴ、ミヤマダイコンソウなど似た花や葉っぱをつけるものが多い。弘法清水の売店の人に確認したから間違いなくミヤマキンバイ。

「オオバノヨツバムグラ」はアカネ科ヤエムグラ属の多年草。茎は角張っており、草丈は15-30センチ。3本の葉脈が目立つ長楕円で長さ2-3センチの葉を4枚輪生する。茎の先から淡い黄緑(白っぽい)色の2-3ミリと小さな花をつけている。先が4裂している。

5年ほど前に会津駒ケ岳に登った際に登山道脇にいっぱい生えていたのを思い出した。磐梯山では鏡沼から沼の平辺りで見られた。クルマバソウの大親分として覚えているが、葉の大きさの割りに花は小さい。

※数日間休みます。
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