啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「神成 古代蓮の里  うるわしき薔薇「バラ図譜」

2022-07-23 15:56:09 | その他
 神成古代蓮は、県内富岡の神成という地域にあり、種類は大賀ハスという名が付いている。千葉県の地下6mより発見された3粒の蓮の実は、大賀一郎氏により、約2000年前のものと鑑定され、そのうちの1粒が発芽し、新潟県十日町に移植され、神成の蓮はここから分根移植したものであると説明されていた。ここには約5000株あり、遊歩道から自由に美しさを愉しめる。蓮は午後には花が閉じてしまうので、やはり午前中が見頃かと思う。埼玉県行田の古代蓮は有名だが、当家からさほど遠くない地域に古代蓮があったとは。神成の蓮は小規模ながら、観賞にはお勧めのポイント。
 うるわしき薔薇
 ルドゥーテ「バラ図譜」、群馬県近代美術館にて開催中。絵を鑑賞しながら「この葉っぱのこの部分なら描けそう」とか「私はこの茎なら描けるかも知れない」・・友人たちは口々に勝手なことを言う。1817年~1824年にかけて出版したバラ図譜は、ルドゥーテの代表作で、史上最も美しい植物図譜のひとつに数えられていると言う。バラは、名前を覚えようという気にもならない程種類がたくさんある。今回は120点の図譜があり、ナポレンオンの妃、ジョゼフィーヌが英仏戦争のさなかに、イギリスから取り寄せたという薔薇の絵も展示されている。バラといえば、見た目も美しく華やかで、花びらの質感そしてそのかぐわしい香りまでもが、200年という空間を超えてなお漂ってくる気がした。

群馬県立近代美術館にて
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